「もんたメソッド」でプレゼンしてみれば

もんたメソッドによる筒井報告の映像を見る

(ダウンロードするか、iTunes for mac/winで見てください。)

20日に千葉大学である科目新設をめぐって、関係者向けのプレゼンをおこなってきました。「もんたメソッド」という新しい方法を試してみました。

「もんたメソッド」ってなに? 

往年の歌手のもんたよしのり? 違う。

もんたって、外国語なの? 違う。

正解は、「おもいッきりテレビ」「朝ズバ!」の司会者であるみのもんた大先生です。彼のプレゼン手法をデジタルにしたものです。この手法については、提唱者の説明があるので、詳しくはそれをみてください。

要は、バラエティー番組で多用されている方法です。フリップの中で重要な言葉を隠しておいて、説明に応じてそれを見せるというあの手法です。高度な技術を使っているわけでもないですが、デジタルプレゼンの課題を改善する手法だと思っています。

つまり、Power PointやKeynoteで作ったスライドをそのまま印刷した資料を参加者に配布するのが一般的ですが、これだと以下の欠点があります。

1.参加者は、報告者のプレゼンではなく、資料を見ている。これは、資料を見た方が早く結論がわかるので、その方が便利なためです。

2.文字や図表を詰め込んだプレゼンだとどうしても部屋を暗くしないといけないので、参加者が寝てしまう。

そこで、今年春から、私は「高橋メソッド」という手法を取り入れてみました。このプレゼンの特徴は、「とにかく文字が大きい」ことです。これは部屋を暗くしないでもいいので、好きなのですが、欠点は報告の全体像が見えにくいことです。一スライドに簡潔な内容を盛り込むので、一スライドに対する注目度が高くても、メタ認知的な部分を参加者がとらえられない懸念がある。

そのため、「高橋メソッド」を生かしながらも、もう少し情報を盛り込みながら、メタ認知的な理解がしやすい方法はないかと思案していました。そこで、たまたまあるブログを読んでいたら、このメソッドを紹介していました。

20日に千葉大学の教員向け研修会があり、さっそく試してみました。

でも、かつていたことのある国立大学の研修会の張り詰めた雰囲気で試すのはかなり勇気がいりました。ついでに、アイスブレイクもいろいろ考えていたのですが、さすがにこれは断念。

報告内容は、上記の動画を見てもらえればわかります。ただ、Quick Timeの標準設定だとあまりかっこよくないので、Keynoteだと実際はもう少し動きがきれいです。

私もパソコンの画面を見るのではなく、できるだけ参加者の顔を見ながら、報告しました。最初の報告者が、今や日本語表現法の実践では日本最先端の大島弥生さんで、彼女は実に細かく、かつ体系的なデータをスライドに放り込む几帳面なプレゼンなので、よけいに対照的であった。でも、だからこそ勇気がいりました。

結果は、プレゼン方法自体よりも、内容に対する質問がかなり出たので、まずよしとしたい。終了後、センター長室で何名かと雑談しながら、アイデアを交換していた時に、もんたプレゼンの話にもなり、アイスブレイクとしてもまずまずだったようです。

ただ、このプレゼンの課題は、キーワードを隠すことによって、参加者は、そこに回答を書き込もうとするので、その間視線が離れることです。あまり隠す箇所を増やすと逆効果になることがわかりました。今後もいろいろと試していきたいと思います。

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学長は、スポーツがメチャクチャ好き

 今春、新しく芸術学部の教員が学長になった。芸術論や美学専攻のどちらかという傍流であるが、意外に面白い。赴任したのは私と同じ頃なのだが、彼の学内での知名度はすごい。もちろん、学問的にはそれなりなんだと思うが、それ以上に面白いのが、彼は研究室にはいないで、学内を渡り歩くのが趣味である。特に、食堂周辺には頻繁に顔を出し、教職員はもとより学生と話しているのが日課になっている。

学長就任以前に、彼が言うには、「大学にいる時には、研究室にはいない。むしろ、学内をうろついて誰かと話すことが仕事だ」とのこと。つまり、研究は自宅ですべきで、大学では大学の仕事をせよ、というのだ。私は、学内にいても、あまり研究室外には出ない。室内に学生がいても構わないが、特別の用件がないかぎり、自分の仕事をしているので、彼のようなスタイルはまねできない。

でも、もっと面白いのは彼の趣味である。お世辞にもスポーツマンタイプの体型ではないのだが、彼はスポーツ観戦が異常に好きである。特に、サッカーは並の専門家よりも詳しい。彼のごひいきは、京都サンガに所属していた松井選手である。彼は、今フランス一部リーグに所属して活躍している。学長は、フランス語が堪能なので、チームのWebやブログはすべて見ているとのこと。ここまで見る専門家も日本では少ないはずだ。ただ、そこまで好きなのにもかかわらず、不思議に彼の周辺にはサッカー専門家がいなかったそうだ。

6月末にJリーグの元監督が大学の授業に来られた時は、学長就任の翌日であった。授業前夜に学内関係者と一緒に食事をするという話を聞きつけて、忙しい中でも駆けつけてくれた。この時を幸いと「私には質問が百あります。その答えを是非聞きたい」ということで、次々に質問を始める。他の客もいたのだが、口が挟めないほど真剣な質問に、元監督も半分あきれながらも、彼の熱意に応えてくれた。翌日元監督が学内を去る直前に、忙しい合間を縫って挨拶しに来てくれた。「いやー、昨日は他の人がいっぱい質問するから、私はほとんど質問できなかった」という学長の言葉を聞いて、一同、「違う違う。あなたの質問だけで、誰も質問できなかった」と返答した。本人には自覚がなかったようだが、ほほえましい。

昨日、九月卒業式があった。留年生や九月入学生が卒業するための式である。そこでは、学長が挨拶するのだが、やはり話題はスポーツ。ただ、今度はサッカーではなく、ラグビーだった。スクラムハーフの全日本代表の村田選手の話だった。彼は現在30歳代後半だが、まだ現役で頑張っている。その彼が27歳の時に、次のようなコメントをしたのが印象に残っているとのこと。村田選手は、どういう選手になりたいかと聞かれて、「私は、記録を残す選手ではなく、記憶に残る選手になりたい」と答えた。

記録とは、外見だけであるが、記憶というのは人々の心の中に残ることである。そういう含蓄の深いコメントを引用しながら、卒業生に、「精華大学にいた(場合によれば、四年以上いた場合もあるが、)という記録ではなく、記憶に残してほしい」と訴えた。私が今年九月卒業式に出たのは、今年初めて九月卒業生を送り出したからであるが、学長のこういうコメントは面白いと思った。でも、この学長は、並大抵のスポーツファンではない。人文学部と芸術系学部しかないにもかかわらず、ユニークなタイプが学長になったものだ。少し違った角度から大学を見られるのはむしろいいかもしれない。

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京都でも若者が熱いー「SOBORO」の挑戦ー

 横浜イベント終了後、京都勢は戻ってすぐに、韓国インターネットメディア代表呉連鎬(オーヨンホ)を交えたイベントを企画した。

ラジオカフェの太田航平さんが主催しているソーシャルデザインカフェ「SOBORO」が今回のイベントを企画した。会場は、現在京都文化博物館となっている元日銀京都支店の建物である。彼が中心となって、その前にカフェを開いている。三条通りは、町家や歴史的近代建築に囲まれた地域であるが、そこには今、若者の文化が集まり、とても可能性を秘めた動きが輩出している。

そんな建物の中で、Oh My News代表の呉連鎬さんをパネリストに迎えたシンポジウムが開かれた。他のパネリストは、バイリンガルメディアにこだわり、独自の鋭い視点で日本やアジアのアートシーンを世界に発信するREALTOKYO / ART iT発行人兼編集長の小崎哲哉さん、京都を代表する市民メディアであり、日本初のNPO放送局として市民メディア界を牽引する『京都三条ラジオカフェ』の福井文雄さんと一緒に、拡大する市民メディアの現状と今後の在り方について議論した。全体で90名くらいの参加があった。

そこでは、メディアの信頼性の問題、バイリンガルであること、メディアとしての立場と読者の意見についてかなり厳しい議論が交わされた。企画に関わった私自身、Oh My Newsの主張をそのまま是認するわけではないので、パネリストおよびフロアとの激しいやりとりは歓迎すべきことであった。

シンポ前には、主催者独自で市民記者入門ワークショップを開催して、記事の書き方、ビデオ映像のコマ割の仕方、ラジオ番組の作り方の三コースに分かれて、専門家からアドバイスを受けながら体験した。私も、記事の書き方コースに参加して、ほめられながらも、言葉の使い方が悪い点を指摘された。「論文みたいな記事ですね」という専門家からのコメントは、ほめ言葉なのだろうか? まあ、専門家のアドバイスを受けること自体が目的なので、直されてむしろ光栄なくらいです。亘先生ありがとうございました。

このイベントの模様は、ここで見られます。立派な建物でしょう。

シンポジウム終了後、パネリストを交えて、夕食となった。当初、大人だけだと思っていたのだが、ボランティアで関わっていた学生や若者が次々来るわ来るわ。二十人はいたなあ。パネリストを除けば、大人は二名。

ラジオカフェの福井さんに、「いったい誰が払うの?」と聞いても、彼は無言。話題の中で、Oh My Newsの方が精華大の学生や調査演習という授業方式に興味を持たれて、精華大をいやに褒める。特に、福井さんが異常に褒める。これはまずいなあ、と思いながらも、支払いの段になって、福井さんが見事に受け止めてくれた。さすがに悪いので、私も若干の寄付をしたが、福井さんの厚情に感謝です。

この間、怪我をして、出張も重なり財政的に苦しい私には、はらはらさせる時間だった。最後に、太田さんが、横浜と京都イベントの打ち上げをしようとのこと。ついでに、ゼミの打ち上げも兼ねようと思う。その代わり、打ち上げ同日は、忙しく働きますので。

お金は別にしても、オーヨンホさんが若者と話し合って、かなりうれしかったようた。「京都はなぜこんなに若者がたくさん関わっているのか」という驚きは、他都市ではそうではなかったということでもある。京都で若者が多い理由ははっきりしている。主催者が太田さんみたいな二十代の若者が中心で、そのつながりで集まっているからだ。私や他の人ではとても無理。

ということで、太田さんや他の若者が中心になって、年配者がそれに関わるとちょうどいい案配になる。こうしたことがごく自然にできるのが京都のよさだろう。

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市民メディアは、ブレイクスルーを始めた

第四回市民メディア交流集会が終わった。参加者数が5百名を越えたそうだ。昨年の熊本・山江村では、選挙投票日当日だったので、メディア関係者などのキャンセルが入って2百名程度だったと思う(数は不確か)。それに比べて、一気に参加者が伸びた。

もちろん、横浜という大都市で開催したことと、現地実行委員会の実力があった、町中にある横浜開港記念館やZAIMなどの歴史的建造物を会場にしたことなどいろいろ好条件が揃っていた。けれども、そうした地理的条件や現地の主体的条件は別に、市民メディアに対する社会的な関心が飛躍的に高まったことが参加増の要因ではないかと思う。

第一回が名古屋(2004年)で、同年第二回が鳥取、昨年は第三回が山江村と続き、今回の横浜に至っている。私自身は第二回大会から参加しているが、第一回までは市民メディアに対してあまり親近感を持ってなかった。多くは偏見なのだが、いくつかの理由があった。第一は、マスメディアを批判することに重点を置きすぎていること、第二は市民メディアといっても、主としてケーブルテレビ、FM、自作ビデオなど必ずしも新しいメディアツールを対象にしていないこと、最後は市民による発信に力点がある結果、受け手側への配慮が足りないことである。

もちろん、こうした弱点は今日もなお継続されているが、そうした弱点を指摘するよりも、新しい動きを集め始めた現在の時代は前向きに評価すべきと思う。このように評価を変えたのは、まずは自分自身が新しいツールで発信し始めたことが大きいし、自分自身にもこうした弱点があるので、それを自ら克服することから始めたいということだ。評論家的にこうした動きを論評するよりも、自らその中に入って、疑問があれば自らの実践を提示しながら問題提起していきたい。

いずれにしても、今、市民メディアはブレイクし始めている。その直前の状況から現場にいることは、かけがえのないものと思う。この感覚は、1994年秋からインターネットに関わり初めて、1995年秋からインターネットが大ブレイクした時、また1995年阪神淡路大震災以後の一気に爆発したボランティア・NPOの動きをとらえて1998年にNPO学会設立を迎えた時期、同時期に大学生のインターンシップ・プログラムが広がった時期に自ら関わった時と同じ感覚だ(1993年富山大学における言語表現科目新設やe-learningの動きはここでは言わない)。

人にはいろいろのタイプがいる。前後の分別もなくとにかく前に行こうとするタイプ、その直後からついて行くタイプ、最終的に専門的な見地から包括しようとするタイプ、いずれにもかかわらず傍観しているタイプ。それぞれの生き方がある。その中で、私は、「前後の分別なく、とにかく前に行こうというタイプ」なんだと思う。これまでがそうだった。ただ、市民メディアに関しては、私の出足が若干遅かったので、以前と少し違うかも知らない。でも、今ならばまだ取り返せる。他人への批判ではなく、自らの批判として自らの活動と研究を考えながら前進していきたいと思う。

時間と空間と共有できた喜びと、今後の展開を期待して。

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市民メディア交流集会と大学入試

市民メディアと大学入試がどういう関係があるのだろうか。普通はあまりない。けれど、私には不思議につながりがある。

一昨年の集会途中に、ある受験生からメールが送られてきた。「大学を受験しようかどうか迷っている」という内容だ。シンポジウム途中だったので、一時退出して本人と連絡をして、夜8時以後に電話してゆっくり相談しようと言って、切った。

シンポが終わり、懇親会も終了して、ホテルに戻って電話した。専門学校か、大学かの進路を迷っているということだったと思う。私は、基本的にはそれは本人が決断すべきことなので、最終判断は任せるにしても、大学は大学としての意味があるので、それを考えてほしい。大学といっても、他大学も含めてしっかり考えてほしい、など一時間以上も電話したと思う。

結果的に、この学生は精華大に入学した。もちろん、精華大に来てくれればいいと思ったが、選択してくれたのはうれしかった。でも、それ以上に学生として自分の目標を立てているのがうれしい。

昨日、ある知り合いからメールがあった。息子が精華大学を受験するのだが、どうだろうか、という問い合わせだった。基本的には、本人が受験したいと思うならば、是非トライしてほしい、と答えた。本人の意志がわからないので、どうなるかは未定だが、この集会期間中に入試の話が飛び込んでくるのは、きっとこの集会が伸び盛りであることと切り離せないと思っている。

研究活動中も、入試業務に関わることができたことをうれしく思う。みなさんの将来は大きく広がっている。その可能性に乾杯。

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市民メディアのウイングを広げる

筒井を含めた全報告を見る(7分)

市民メディア交流集会最初のセッション「大学における市民メディアの取り組み」で報告した。

各大学の取り組みの現状を話しながら、市民と大学とがメディアを通じてどのように接点を持つのかを議論した。

私は、「ラジオカフェ主催『メディアフォーラム』の若者化計画」と題して、具体的な素材はラジオカフェでのワークショップを取り上げたが、論点はそこではない。つまり、市民メディアの取り組みがこれまでのマスメディアと異なった功績はありながらも、今後は市民メディアとしての発信機能を強調するよりも、むしろコンテンツがより広い市民に波及効果を及ぼすことを考えるべきであることを訴えた。

市民が発信する点は、発信側としては新奇性があっても、受け取る側は必ずしもそうではない。受け手側が接するメディアは、マスメディアやこれまでの市民メディアにとどまらず、より新しいツール(ブログ、掲示板、動画共有サイトなど)によってより新しいテーマを受け取ろうとする。こうした現状をただ切り捨てるのではなく、そこにどのような意味があるのかを考えるべきだということである。

フロアーの関心は、もう一歩という感じだった。途中マシントラブルがあったにしても、まだこうした議論はしにくいのかもしれない。

私の報告資料は、ここにある。

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9月12日韓国「Oh My News」代表が上京記念したイベント(案内)


講演会は、韓国のインターネットメディア「Oh My News」代表が京都にやってきます。このメディアは、韓国の民主化運動に大きな影響を与え、現大統領就任後最初の記者会見をしたことで有名になりました。先月28日に、が開始され、かなり大きな注目を浴びています。編集長は、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんです。

Yahoo/ソフトバンクが韓国本社と日本支社に億単位の資金提供したことでも話題を集めています。このメディアの特徴は、専属記者以外に、一般市民から募集した 「市民記者」が多様な記事を載せるという制度を取っていることです。現在千名近くの記者が登録されているそうです。

Oh My News日本版準備ブログ時点で、ブログとマスメディアの関係についてかなりぎくしゃくした状態が続いています。私自身は、このメディアがどのように発展するのはまだ未知数だと思っています。そこで、代表が京都に来て、宣伝の機会を与えたいと思っていますが、受け入れ側の一員としては、そうした宣伝とは別に、講演会前に、市民記者育成ワークショップを開催して、そこで学生や市民が情報発信のきっかけをつかんでくれればいいと考えています。

市民メディアの第一線で活躍する講師陣がそれぞれのメディアの有効な使い方や情報の扱い方を教えると

同時に、発信する楽しさ・伝える難しさを感じていただき、つくり手としての意識の向上をはかります。

もちろん、このワークショップは、Oh My News日本版の市民 記者を集めるためのものではありません。それとは別に、学生のみなさんがメディアを使った発信者となって もらうための体験と交流の場です。

 

今回のイベントには、私のゼミ生も何名かが関わっています。後期からはじまるゼミ前にこうした学外での体験をすることは重要です。かれらがどこまで頑張るかに注目しています。

参加を希望される場合には、ワークショップおよび講演会ともに、お名前、ご所属、電話番号、E-mailアドレスを添えて、直接、申し込んでいただくことになります。

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1.『市民メディアって何?

        〜市民がつくるメディアの今と未来〜』

 2006年9月12日(火) open 18:00 / start

18:30

 http://www.soboro.jp/news/event/index.html

2.同時開催!『市民メディアワークショップ』

 2006年9月12日(火) open 15:15 / start

15:30

 ※要事前申込(9/10締め切り)

 http://www.soboro.jp/news/event/workshop.html

会場:京都文化博物館別館ホール(京都・三条高倉角)

料金:トークのみ:1,000円

   ワークショップ+トーク:1,800円

   ※小学生以下無料

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◇soboro DIALOGUE Vol.02のお知らせ

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『市民メディアって何?

        〜市民がつくるメディアの今と未来〜』

日時:2006年9月12日(火) open 18:00 /

start 18:30

会場:京都文化博物館別館ホール

料金:1,000円 ※小学生以下無料 ご予約受付中!!

◇ゲスト

・呉連鎬 [オ・ヨンホ]

 オーマイニュース・インターナショナル株式会社

 代表取締役社長

・小崎哲哉

 REALTOKYO / ART iT 発行人兼編集長

・福井文雄

 京都三条ラジオカフェ / メディア全国交流協議会準備会

◇通訳

・田中康文 

 オーマイニュース編集局・市民記者組織本部長

◇進行

・太田航平 

 Social Design Partners 代表

http://www.soboro.jp/news/event/index.html

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「市民メディア」という言葉を聞いた事がありますか?

国内でも、特に阪神・淡路大震災以降、今後のメディアの

在り方や市民社会形成に向けた大きな力として注目され、

各地で市民による情報発信の取組が始まっています。また、

ここ数年は、インターネット環境の整備によって誰もが手

軽にメディアをつくることができるようになり、8月末には

韓国で影響力を強めている市民記者投稿型のニュースサイ

ト『オーマイニュース』の日本版が創刊されるなど、その

在り方も新たな段階を迎えています。

2回目となるsoboro DIALOGUEでは、9月8日〜

10日に横浜で

開催される『第4回市民メディア全国交流集会(通称:市民

メディアサミット06)』参加後の『オーマイニュース』代

表オ・ヨンホ氏と、和英バイリンガルのカルチャーウェブ

マガジン『REALTOKYO』/季刊アート雑誌『ART iT』

発行人

兼編集長の小崎哲哉氏、また京都を代表する市民メディア

『京都三条ラジオカフェ』および9月に発足する『市民メデ

ィア全国交流協議会』準備会の福井文雄氏を迎え「市民メ

ディアの今と未来」をじっくり考えてみたいと思います。

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トークゲスト プロフィール&関連リンク

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呉連鎬(お・よんほ)

1964年韓国・谷城郡生まれ。88年に延世大学国文科卒後、

韓国月刊誌『マル』に記者として入社し、95〜97年ワシン

トン特派員。1999年まで取材部長。米国リージェント大学

ジャーナリズム修士。西江大学博士課程修了。2000年オー

マイニュースを創設。2006年6月現在、約100人の社

員と42

000人の市民記者(英語版は91カ国1000人の市民記者)を

有する。著書に『朝鮮の虐殺』『オーマイニュースの挑戦』

(太田出版)など。

[Link]

オーマイニュース  http://www.ohmynews.com/

日本版       http://www.ohmynews.co.jp/

インターナショナル http://english.ohmynews.com/

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小崎哲哉(おざき・てつや)

1955年東京生まれ。和英バイリンガルのカルチャーウェブ

マガジン『REALTOKYO』、同じく季刊アート雑誌『ART iT』

発行人兼編集長。6人の「先見人」が寄稿するウェブサイ

ト『先見日記』の編集長も務める。企画制作作品にCD-ROM

ブック『マルチメディア歌舞伎』、写真集『百年の愚行』

などがある。

[Link]

REALTOKYO  http://www.realtokyo.co.jp/

ART iT   http://www.art-it.jp/

先見日記  http://diary.nttdata.co.jp/

百年の愚行 http://www.thinktheearth.net/jp/book/

――――――――――――――――――――――――――

福井文雄(ふくい・ふみお)

1980年代から“市民とメディア”に関する活動を展開。医

師団体に16年間勤務した後、雑誌の編集、広報担当主幹を

勤める。1996年にマルチメディア系制作会社を設立。マス

メディアにおける日本初の市民番組発信組織[KBS京都アク

セスクラブ]事務局長を務めた後、日本初のNPO放送局

[京都

三条ラジオカフェ]に従事。

[Link]

京都三条ラジオカフェ http://radiocafe.jp/

市民メディアサミット http://alternative-media.jp/

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トークご予約受付中!

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1.お名前

2.ご所属(会社・団体・学校名等)

3.電話番号(ご連絡可能な時間帯もご記入ください)

4.E-mailアドレス(FAXでの連絡をご希望の方は、FAX番号)

をご記入の上、

E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください。

受付順に良いお席を確保し、ご連絡させていただきます。

soboro DIALOGUE トーク予約受付

e-mail: dialogue@soboro.jp fax: 075-256-8054

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◇soboro DIALOGUE Vol.02 関連ワークショップ

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『市民メディアワークショップ』

日時:2006年9月12日(火) open 15:15 /

start 15:30

会場:京都文化博物館別館ホール

料金:1,800円(トーク入場券付) ※小学生以下無料

soboro DIALOGUE のテーマにちなんで、市民メディアの第

一線で活躍する講師陣による新聞・映像・ラジオの「市民

メディアワークショップ」を開催します。それぞれのメデ

ィアの有効な使い方や情報の扱い方を学ぶと同時に、発信

する楽しさ・伝える難しさを感じていただき、つくり手と

しての意識の向上をはかります。

各定員15名(要事前申込/未経験者歓迎!)

http://www.soboro.jp/news/event/workshop.html

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NEWS PAPER WORKSHOP

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〜取材して記事を書いてみよう!〜

自らが情報発信者となるために、取材の仕方、ものの見方、

人に伝えるための書き方を具体例を元に学びます。

講師:亘英太郎(わたり・えいたろう)

奈良産業大学情報学部教授、元毎日新聞論説副委員長

1965年から毎日新聞記者。司法(裁判)や事件、行政担当

の社会部記者を経て、社会部デスク、社会部長、編集局次

長などを歴任。1994年からは論説副委員長として毎日新聞

の社説や「余録」などのコラムを担当した。

http://www.io.nara-su.ac.jp/gakubu/staff/watari.html

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VIDEO WORKSHOP

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〜映像で伝えてみよう!〜

実際の撮影を通して、人に伝えるための撮影の仕方や、

視点の置き方などを学びます。

講師:加藤文崇(かとう・ふみたか)

les contes代表

『コネクタテレビ』テクニカルディレクター

国内唯一のアート・ドキュメンタリープロダクション

[ufer!]に所属し、制作を行う。また、NPO法人recipが制

作し、ケーブルウエスト、ジェイコム関西にて放送中の番

組「コネクタテレビ」のテクニカルディレクターを担当。

http://www.ufer.co.jp/

http://www.recip.jp/

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RADIO WORKSHOP

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〜“詩”を用いて、ラジオ番組を制作してみよう!〜

番組構成やそれぞれの役割、インタビューやこれに対する

答え方などを学びます。

講師:松浦哲郎(まつうら・てつお)

『京都三条ラジオカフェ』ディレクター

1976年石川県金沢市生まれ。京都大学卒業後、カナダで2年

間、映像制作を学ぶ。東京の映像プロダクション勤務など

を経て現職。「市民とメディア」をテーマに幅広い研究活

動にも参加。2005年秋の『AMARCアジア・太平洋地域』結成

大会で、東アジア代表として理事に就任。

http://radiocafe.jp/

__________________________

ワークショップ参加申し込み受付中!

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9月10日(日)までに、

1.お名前

2.ご所属(会社・団体・学校名等)

3.電話番号(ご連絡可能な時間帯もご記入ください)

4.E-mailアドレス(FAXでの連絡をご希望の方は、FAX番号)

をご記入の上、

E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください。

担当者より受付順にご連絡させていただきます。

なお、定員に達した時点で、お申し込み受付を終了させて

いただきますので、ご了承ください。

soboro DIALOGUE ワークショップ受付

e-mail: workshop@soboro.jp fax: 075-256-8054

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□PROGRAM / TIME TABLE

15:15 ワークショップ受付(要事前申込)

15:30-18:00 WORKSHOP『市民メディアワークショップ』

18:00 トーク会場 open

18:30-20:45 DIALOGUE

      『市民メディアって何?

       〜市民がつくるメディアの今と未来〜』

21:00 close

□会場交通アクセス

地下鉄「烏丸御池駅」5番出口から三条通りを東へ徒歩3分

京阪「三条駅」6番出口から三条通りを西へ徒歩15分

http://www.bunpaku.or.jp/info_access.html

□お問い合わせ

Social Design Cafe soboro

tel: 075-256-8044(担当:北川)

e-mail: dialogue@soboro.jp http://www.soboro.jp

□主催

Social Design Partners

□共催

三条御幸町メディアフォーラム

□協力

立命館大学津田ゼミ

京都精華大学筒井ゼミ

立命館大学コリア研究センター

(特活)地域環境デザイン研究所ecotone

les contes / レ・コンテ

(特活)ユースビジョン

visu

sync-

(特活)きょうとNPOセンター

国際青年環境NGO SAGE

(特活)Waterscape

BeGood Cafe Kyoto

京都精華大学「shin-bi」

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市民メディアサミット横浜大会(9/8〜)

 様々な映像、音声、文字発信する市民、ケーブルテレビ、コミュニティーFM、ビデオジャーナリストなどが参加する市民メディアサミット横浜大会がいよいよ8日から横浜開港記念館で開催される。昨年は、熊本県山江村という超過疎村落で開催されたのに対し、今回は異人館や港が有名な横浜で開催される。

横浜の現地実行委員は、昨年、横浜トリエンナーレを担ってきたため、大規模イベントにも、またWebやデザインでの表現にせよ、アートな雰囲気満載である。精華大からは、今回は私だけでなく、学生も多数参加する。大会ボランティアに応募すると、参加費五千円が免除されるという特典がある上に、一般参加者も希望すれば、シーツ代250円だけで泊まれる場所も確保してくれている。遠方からの参加者にはありがたい措置である。事務局からのアナウンスでは、当日は、一般参加者以外にも、ボランティアも含めて学生が百名以上参加するそうで、かなりの希望になりそうだ。

私も二つの分科会で発表・企画する。一つは、大学における市民メディアの意義であり、もう一つは横浜ポートサイドステーションを例にしたポッドキャスティングである。前者では、6,7大学での現状報告がされるが、私の報告は、「ラジオカフェ主催『メディアフォーラム』の若者化計画」である。いかにも受けねらいのタイトルだが、内容は私の意見とそれを示す映像を流す。

後者は、横浜関係者とそれ以外の参加者とのジョイント企画が少ないと思ったので、私の方から実行委員長の和田昌樹さんに呼びかけた。そこでは、横浜の事例を紹介しつつ、全国にもポッドキャスティングを波及させることを意図している。

ラジオカフェも、会場での撮影をおこなうようで、ビデオ共有サイトであるYouTubeのマッシュアップを独自開発したHighTubeというシステムを使って、大会の模様を動画で配信するとのこと。私や学生も何かの発信方法を考えたい。

既に精華大の学生は、6日には横浜入りしている。当日は、横浜観光で鋭気を癒してから、翌日からボランティアスタッフとして働くことになっている。

当日の模様はまた、追ってお知らせする。

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プロジェクト型授業を展開する意義

筒井の報告前半(11分)を聞く

筒井の報告後半(14分)を聞く

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研究会では、ピア学習、ワークショップ、プログラム型など、座学ではない授業方式を展開しているメンバーが報告した。他の報告者の説明は省くが、私はプロジェクト型に分類される授業方式である。ただ、総じてこれらの報告に対して、専門家の反応はよくなかった。これらの授業と従来の授業との落差にとまどいがあり、また、それらと自分の授業との距離感を感じて、反応しにくかったのだろう。

私の報告に対する参加者の反応も同じであった。私の報告テーマは、「授業方式の多様化と大学教員の位置」であった。全体の概要は、8月のシンポジウムでの報告と6月大学教育学会個人報告を重ねて、それら二つの報告に共通する私の意図を最初に語った。けれども、報告前段で、なぜ大学教員がこうした授業を展開し、新しい専門分野を開拓するのかについて語った点は反応がよかった。ここだけでも理解してもらえただけでも満足である。今はまだ機が熟していない。

報告資料は、ここにある。

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杖代わりのキャリーバッグを買った

 骨折状態に慣れてきたので生活が楽になってきた。扇風機で足を乾燥させているおかげで順調です。

できるだけ歩かない方が楽なので、自宅から動かないようにしている。ただ、かなり以前に決まっていた研究会での報告はキャンセルできなかったので出かけることにした。ペイはないが、今、言うべき事であるからだ。

もっとも、会場までの往復には、電車での乗り降り以外は、できるだけ歩かない方法を考えた。愛用の赤色ハードパックシェル(既に赤色は販売されていないようだ。ますます希少価値!)を肩に担いでパソコンを入れるのは足に負担がかかりすぎる。かといって、松葉杖で、パソコンを持つのもつらい。

そこで、杖代わりになって、かつ衝撃からパソコンを守る構造になっているキャリー・バッグが必要になる。キャリー・バッグは、価格も安くなり、大人気だが、ほとんどの製品はパソコンを守る構造になっていない。近くの店にはたくさんの種類があったが、該当製品がなく、結局、百貨店に行った(その時にきんし丼を食べた)。

予想に反して、意外に数が少ない。「こんなに少ないならば、あきらめて元の店で買うしかないなあ」と思って、最後のコーナーであるビジネス向けコーナーに行ったら、奇跡的に一つだけ気に入った。色が黒だったのは残念だが、小型で、衝撃緩和構造で、車輪が四輪で、ハンドルの出し入れも容易であった。別の色の在庫があるかと聞いたら、日数がかかるとのこと。現品限りだったのだが、あきらめて買った。でも、これを買ったおかげで左足にあまり負担をかけずに歩けるようになった。もっとも、階段ではケンケン跳びを多用して歩数を省略したのだが、準備は整った。

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