前回の投稿では、授業ボランティアの多様性についてお伝えしました。今回は、この授業がなぜ「特別な学びの場」となるのか、その魅力の一端をお話しします。
大学の授業と言えば、教師に対して学生は「先生」と呼ぶのが普通です。でも、その学生に対して、教師が本当に先生らしい仕事をしていれば別ですが、なんとなく「先生」と呼ぶのが習わしとなっています。
この授業で私が大切にしているのは、「フラットな関係」です。そういう関係であっても、「先生」と呼ぶのが当たり前になっています。私は授業ボランティアの皆さんと、上下関係なく、同じ目線で授業を創っていきたいと考えています。そのため、私を「先生」と呼ぶ必要はありません。互いに「〇〇さん」と呼び合い、率直な意見交換を通じて、より良い授業を一緒に作り上げていきましょう。
フラットな関係を創る際に、互いに「さん」づけで呼び合うのは、互いの上下関係を意識することなく、関係を創る基本です。「「先生」と呼びながらままフラットな関係をめざすのはどこかおかしい。
一般に、授業には「先生」という頂点がいるのが普通ですが、むしろ教師がいなくても、スムーズに動くような授業が生まれてほしいと思って10年以上やってきましたが、それは可能だと実感しています。そういう経験をもう一年続ければと思います。
でも、「先生」がいないことは、チームとしての授業ボランティアの皆さんがどのように動くのか問われます。最初はギクシャクしても、徐々にうまく行きます。なんと言っても、授業ボランティアの力量が高いので、何も心配していません。ボランティア個人の力量ではなく、チームとしてのボランティアの力量が問われますし、それを体験する場だと思います。
その他にも、いろいろありますが、非常に大切なことをまず最初にお伝えしました。
形式にとらわれず、皆さんの経験やアイデアを存分に発揮できる環境を整えています。学生の成長を支えながら、あなた自身の知的好奇心も満たせる、そんな場所です。
興味のある方は、ぜひ一度、筒井(ytsutsui@gmail.com)までご連絡ください。まずはオンラインでお話しするだけでも歓迎です!