市民メディアと大学入試がどういう関係があるのだろうか。普通はあまりない。けれど、私には不思議につながりがある。
一昨年の集会途中に、ある受験生からメールが送られてきた。「大学を受験しようかどうか迷っている」という内容だ。シンポジウム途中だったので、一時退出して本人と連絡をして、夜8時以後に電話してゆっくり相談しようと言って、切った。
シンポが終わり、懇親会も終了して、ホテルに戻って電話した。専門学校か、大学かの進路を迷っているということだったと思う。私は、基本的にはそれは本人が決断すべきことなので、最終判断は任せるにしても、大学は大学としての意味があるので、それを考えてほしい。大学といっても、他大学も含めてしっかり考えてほしい、など一時間以上も電話したと思う。
結果的に、この学生は精華大に入学した。もちろん、精華大に来てくれればいいと思ったが、選択してくれたのはうれしかった。でも、それ以上に学生として自分の目標を立てているのがうれしい。
昨日、ある知り合いからメールがあった。息子が精華大学を受験するのだが、どうだろうか、という問い合わせだった。基本的には、本人が受験したいと思うならば、是非トライしてほしい、と答えた。本人の意志がわからないので、どうなるかは未定だが、この集会期間中に入試の話が飛び込んでくるのは、きっとこの集会が伸び盛りであることと切り離せないと思っている。
研究活動中も、入試業務に関わることができたことをうれしく思う。みなさんの将来は大きく広がっている。その可能性に乾杯。