2007年大文字五山送り火ー妙法点火直後ー

昨年のお盆前には、不注意から足を骨折して活動が鈍りました。しかし、今年は猛暑にもかかわらず、意外に元気です。

今年も送り火を迎えることができました。自宅近くの広場では、8月16日午後7時過ぎから大文字五山の一つ「妙法」の「妙」が正面に見えるので、多くの住民が集まってきました。今年は点火直後の模様を録画できました。送り火付近は暗闇の世界なのですが、なんとか取れました。点火直後の住民の興奮が伝わると思います。

点火直後の模様をYoutubeにアップしました。

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時給780円でもやりがいのある職場

先月の話だが、たまたま出会った学生が自己紹介する中でバイトについて語っていた。そこには大手ファーストフードチェーン店のバイト教育の極致がある。

時給は780円なんですけど、とてもやりがいがあるバイトをしています。高校時代から五年間務めていますが、辞めたいとは思いません。もっとも社員になると大変そうだから就職するつもりはないです。でも、ある知り合いはある店に長年勤めていた後、引っ越ししたらまた近くの店で働きました。店が変わっても、すぐにでも働けるようになっているので、一度バイトを経験したら、困らないようになっているのです。。。。

最初は、簡単な自己紹介だけのつもりなのだが、チェーン店の人事政策の秘密について私は矢継ぎ早に質問してしまった。多くの質問は、給料が安いのにどうして働きがいがあるのか、という点に集約される。

彼女はいろいろ説明してくれたが、要するに、バイトが提案した企画を社員は一生懸命実現しようと努力するし、働くにつれてやる気を引き出す工夫がされており、それにしたがってより責任のある仕事を任せようとしているのである。さらに、バイトの一人が業務全体を見渡して、業務の効率化や改善方法を提案する担当者にもなるとのこと。

システムは肥大化すると、ますます人間的な要素をなおざりにしがちである。その中でも、大組織でありながらも働きがいがあるということは仕事の原点であって、それを最低賃金に近いバイト料で実現可能にしているのだから、チェーン店恐るべしである。今度じっくり話を聞いてみようと思う。

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言葉のない紙芝居をめざす

ヤッサンの話を聞く

(ダウンロードするか、iTunes for mac/winで見てください。)

本日、ラジオカフェで紙芝居のヤッサンこと安野侑志(ゆうし)さんが講演した。30分間は紙芝居の実演で、残り時間は紙芝居の歴史や新しい動きの説明であった。

通常だと、時間が来たら講演を始めてもらうのだが、ヤッサンの場合には、まず付近を呼び込みすることからはじまった。やっさんが拍子木を打ち鳴らしならし、弟子が旗を持って、何名かの子供がその後をついていく、という現在では失われた光景がはじまった。呼び込みの効果があり、通りがかりの学生も講演会に参加してきた。

出し物は昔懐かしい黄金バットなどの紙芝居と、その途中には駄菓子の販売もおこなわれた。私も駄菓子を購入したが、型抜きは見事失敗した。参加していた小学生は何枚も成功していた。

ヤッサンは、京都国際マンガミュージアムの中で、毎日講演しておられるのだが、伝統的な題材と共に、紙芝居を発展させようという気持ちが大変旺盛である。「言葉のない紙芝居」というカウントダウンではじまる四コマ紙芝居を始めながら、言語の超えたメディアとしての役割を展望している。

彼は、おざなりな教訓だけを並べる教育紙芝居は、子供の意欲を損なうということを語った。そうではなく、むしろ、大人と子供の関係を見直す機会を紙芝居を通じて実現したいのだ。彼は、伝統だけに固執する単職人ではなく、学術的な背景を持ったクリエータとしての役割を担っている人材である。多くの弟子に囲まれて、新しい紙芝居の世界を創造する先駆者である。

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企業インターンは、まず電話アポ取りから

現在担当しているインターンシップは、人材・情報サービス企業インテリジェンスオフィスという会社である。与えられた課題は、京都の社長インタビューとその発信を年末までに完了することである。インターン生三名がめざましい活躍で頑張っている。

昨夜の会議に遅れて部屋に入ったのだが、すこし変な風景だった。インターン生の一人が、ホワイトボードマーカーを耳に充ててなにやら話している。他の人はその話に聞き入っている。しばらくして状況を理解したが、社長にインタビューするためには、会社に電話して、アポイントを取らないといけないので、その練習をしているのであった。

インターン生の一人が話し終わった後、その長所短所についてみんなで話し合った。落ち着いて話していたとか、説明がわかりにくかったとか、粘りがよかったとか、一人に対して次々に意見を言っていた。学生が見知らぬ会社に電話でインタビューの許可を取ることは普通はない体験なので、慣れるために練習しているのであった。インターン生三名が終わった後、社員の一人も試してみた。それぞれは個性を出していたが、実際にはアポを取るところまで行かなかった。

アポ取りはなかなか難しい。ついでにコーディネータの私も試してみた。すると意外にうまくと話せて、社長のインタビュー取りに成功した。まあ、まぐれだったのだが、相手の会社の状況がイメージできれば、かなり自信を持って説明ができる。

来週は、京都の有名和菓子の「おたべ」を想定して練習をする予定だ。う〜ん、私はあまりイメージがわかないので、及び腰だ。少し調べてみよう。

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台風をものともしないファシリテーション講習会

 日にちが前後しているのだが、先週土曜日に大阪に講習会に出かけた。土曜日といえば、大型台風が九州に上陸し、夜には関西も暴風圏に入る予定になっていた時である。土曜日朝に事務局からメールが来て、午前11時に警報が出れば講習会は中止だとのこと。会場が大阪なので、少し躊躇していったので、五分ほど開始時刻に遅れて到着した。

狭い部屋に60名ほどがぎっしりと着席し、既に自己紹介が始まっている。遅れていったバツの悪さと共に、参加者の熱心さに圧倒された。別に、特定のつながりのある講習会ではないが、それにしても熱気が溢れている。ファシリテーションは、まさにブレイク寸前の状態なのだと思う。

初心者コースと経験者コースに別れてワークをおこなった。私は後者に参加して、テーマはプロジェクトマネージメントの作り方とそれをお互いに批判しあうという企画である。三つの想定事例として、

  1. 争いの絶えない子供集団を和解させる気づきのワーク
  2. 車内マナーの悪化を懸念した近隣住民がマナー改善のためのワークをおこなう
  3. 月曜日朝に楽しく職場に行けるためのワーク

であった。

私は、他の二名と一緒に職場問題に取り組んだ。私は、企業職場のことを知らないので、他の参加者から実態を話してもらいながら、プロジェクトを組んだ。けれども、大失敗だったと思う。三名の意気が合わなかったこともあるが、具体的な事例に固執するあまり、全体の設計がまったくうまくいかなかった。これまでの講習会の中で、最悪のできだった。

でも、他のグループでも、著名な書籍を書いている参加者が入っていたにもかかわらず、うまく行かなかったようだった。いかにプログラムデザインが難しいのかを改めて実感した。経験者の不満に励まされながらも、自分の弱点が浮き彫りになったと思う。

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祇園祭宵々山に出かける

 昨日の記事が、鉾立の写真で、今日の写真が宵々山の長刀鉾というのは少し展開が早すぎますが、やはりうれしくなったのでアップします。誕生日が近いものですから。

昨夕は、台風接近中だったので四条烏丸に降りても人通りが少なかったが、台風が過ぎた今日は人出が増えている。それでも、例年の宵々山に比べるとまだ少ない。

午後6時から会議があったので、それ以前に食事を済まそうと思ったのだが、どこも満員か、準備中。そこで、会議場所の祇園近くに行こうと思って、錦市場を歩いていると、老舗の寿司屋が目に入った。市場の喧噪ほど込んでいなかったので入ったら、大正解。

普通のちらし寿司の他にも、江戸前ちらしというのがあって頼んでみた。普通のちらしの場合には、錦糸玉子がまぶしてあり、少し刺身が載っているだけだが、江戸前の方は、錦糸玉子は載っていないが、新鮮な刺身が盛りだくさんに載せてあった。タイ、アジ、イカなどどれも鮮度のいいネタだった。

錦市場は、かつてのような高級食材だけを販売するのではなく、イートインを備えた店が大繁盛している。まさに観光客で賑わう市場になった。その一方で、老舗の店舗、多くの場合、厚いドアがあって入りにくいので、客の入りはもう一つだ。しかし、それでも伝統的な味を守っていて、鯖寿司や穴子寿司なども厚みや大きさがまったく違う。特に今風のサービスではないが、それでも職人さんが満足のいく仕事をしている姿を見ると、京都の老舗の奥深さを感じる。これからは贔屓にしよう。

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祇園祭の鉾立が始まったー長刀鉾ー

少し遅い記事ながらも、今週水曜日に四条烏丸を通ったら、長刀鉾の鉾立が始まっていた。いよいよ京都の夏の風物詩が始まる。

実は、1998年に長刀鉾の前を歩いたことがある。知り合いの息子が稚児の脇を務める禿(かむろ)になった関係で、知り合いの一人として祇園祭の内側にいた。祭の様々な儀式にも列席し、稚児たちの側で祭を観察できた。7月17日の巡行の日には、裃(かみしも)を着て、鉾の前を歩いた。

交通遮断になった四条通を歩くのは滅多にない。いい天気の中なので、舗装道路の照り返しがきつかったが、それを感じるよりも、車のない大通りを歩く気持ちよさに酔いしれた。

その時、撮影してもらった写真があるのだが、見つかったらアップするが、とりあえずは、鉾立の写真を。

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Live Earth余話

 昨夜、コンサート終了後、アンコールを催促する観客から別れて、すぐに東京に向かう。東京では早朝から、学会10周年記念出版編集会議が三時間の予定が四時間半に大幅に延長されて、先ほど帰宅した。

コンサート会場から興奮冷めやらぬまま、会場を後にしたのだが、一日経つと少し冷静になる。入場整理券をもらおうと並んでいると、主催者側には知った顔と何度も出くわした。「事前に言ってくれたら、手配したのに」というありがたい申し出をたくさん頂いた。私がこうした仕掛け人とつながりがありつつも、結果的に事前に情報が入らなかったのは、様々な事情で「シークレットライブ」的なものとせざるを得なかったからとのこと。世界同時イベントを実現させる難しさを感じた。

今回のコンサートが、単なる有名ミュージシャンのコンサートではなく、より大きな目標である地球気候変動問題の啓発とどのようにつながったのだろうか。他会場の模様はまったく知らないし、日本では東京会場がメインであり、京都・東寺はサテライト的な位置づけであったことはわかる。

もし可能ならば、世界同時性を感じられる趣向があればうれしかった。個々のミュージシャンは、コンサートの趣旨について語った上で楽曲を披露した。でも、世界イベントの主催者である、ゴア元副大統領が何らかのメッセージを聴衆に届けてくれたら、観客は、東寺だけでなく、世界の多くの会場とのシンクロ觀を感じることができたと思う。映像でのシンクロが不可能ならば、せめてパンフレットにゴアさんのメッセージがほしかった。

会場内でのNGOや主催者の活動は素晴らしかったし、東寺側も全力で取り組んでいたこともよくわかった。けれども、彼らの活動の素晴らしさを世界に結びつけるのは、ゴアさんたちではなく、実は参加者側なのだということは肝に銘じておかなくてはならない。

コンサートの模様は、朝日新聞京都新聞でも報道されている。私も運良くプレスの側にいることができたので、このアングルで見ていた。

BS hivisionでは、7月28日(土) 後8:00〜0:30から再放送がおこなわれる。どこでこの放送が見られるのだろうか。探さないといけない。

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東寺本堂に鳩が君臨すーLive Earth YMOコンサートー

雨も降らず、涼しい夜で、まさにライブ日和だった。

コンサートのトリを飾るYMOが本堂に現れた。高橋幸宏を真ん中に、左に坂本龍一、右に細野晴臣が控える。彼らの後ろには本尊がライトに垂らされて浮かび上がる。

もはや彼らは人民服ではなく、真っ黒の上下で、三曲を演奏した。その音楽には、観客は絶叫するわけでもなく、かといって瞑想するわけでもない。体の揺れ方が、縦揺れでもなく、また横揺れでもない。電子的な揺れをかもし出す。

私は、彼らが世界に飛び出した時期(1970年代後半から80年代前半)の自分を思い出す。彼らの活躍と自分のどん底とが対比され、ただただ涙が出てきた。幸いに細野さんのすぐ側で見られたので、彼らじっと三人を凝視できた。

すると、二曲目から、本堂屋根に鳩が飛んできて、止まった。大音響がうるさいだろうにと思いながらも、最後までじっと鎮座していた。三曲終了後、彼らが挨拶に出た後も、鳩はそのまま鎮座していた。コンサート終了後も帰らない観客を見渡していた。

観客の鳴りやまぬアンコールの拍手を聞きながら、私は夜行バスに乗るために、会場を後にした。初めての生YMO。そして、自分の人生の成功を祝って、まだまだできることはある。

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ライブ・アース(東寺)に行けることになりました

 やったー。『不都合な真実』制作者のアル・ゴア元副大統領とトップミュージシャンが集まって、気候変動問題を考える世界五大陸同時イベント「Live Earth」に行けることになりました。ブログに書いたりして後悔を打ち明けていると、助けてくれる人はいるもので、見事チケットゲットです。

京都では、東寺で開催され、Yellow Magic Orchestra(YMO), UA, Bonnie Pink, Rip Slymなどが出演します。中でもYMOは、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の三人で結成して、1980年代には世界に向けて電子音楽旋風を巻き起こした。その後、坂本龍一はアカデミー賞を受賞するなど三名共に現役で大活躍しています。

1993年に一度コンサートを開催後、今回が13年ぶりのコンサートと言うことで楽しみです。そういえば、私も一度も行ってなかった。彼ら三人に大瀧詠一が揃うと、1970年代日本の音楽シーンを代表すると言っても過言ではない。

7月7日当日は、コンサート終了後夜行バスで移動して、東京で仕事のハシゴなんですが、そんなこと言ってられない。では。

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