日にちが前後しているのだが、先週土曜日に大阪に講習会に出かけた。土曜日といえば、大型台風が九州に上陸し、夜には関西も暴風圏に入る予定になっていた時である。土曜日朝に事務局からメールが来て、午前11時に警報が出れば講習会は中止だとのこと。会場が大阪なので、少し躊躇していったので、五分ほど開始時刻に遅れて到着した。
狭い部屋に60名ほどがぎっしりと着席し、既に自己紹介が始まっている。遅れていったバツの悪さと共に、参加者の熱心さに圧倒された。別に、特定のつながりのある講習会ではないが、それにしても熱気が溢れている。ファシリテーションは、まさにブレイク寸前の状態なのだと思う。
初心者コースと経験者コースに別れてワークをおこなった。私は後者に参加して、テーマはプロジェクトマネージメントの作り方とそれをお互いに批判しあうという企画である。三つの想定事例として、
- 争いの絶えない子供集団を和解させる気づきのワーク
- 車内マナーの悪化を懸念した近隣住民がマナー改善のためのワークをおこなう
- 月曜日朝に楽しく職場に行けるためのワーク
であった。
私は、他の二名と一緒に職場問題に取り組んだ。私は、企業職場のことを知らないので、他の参加者から実態を話してもらいながら、プロジェクトを組んだ。けれども、大失敗だったと思う。三名の意気が合わなかったこともあるが、具体的な事例に固執するあまり、全体の設計がまったくうまくいかなかった。これまでの講習会の中で、最悪のできだった。
でも、他のグループでも、著名な書籍を書いている参加者が入っていたにもかかわらず、うまく行かなかったようだった。いかにプログラムデザインが難しいのかを改めて実感した。経験者の不満に励まされながらも、自分の弱点が浮き彫りになったと思う。