昨日の記事が、鉾立の写真で、今日の写真が宵々山の長刀鉾というのは少し展開が早すぎますが、やはりうれしくなったのでアップします。誕生日が近いものですから。
昨夕は、台風接近中だったので四条烏丸に降りても人通りが少なかったが、台風が過ぎた今日は人出が増えている。それでも、例年の宵々山に比べるとまだ少ない。
午後6時から会議があったので、それ以前に食事を済まそうと思ったのだが、どこも満員か、準備中。そこで、会議場所の祇園近くに行こうと思って、錦市場を歩いていると、老舗の寿司屋が目に入った。市場の喧噪ほど込んでいなかったので入ったら、大正解。
普通のちらし寿司の他にも、江戸前ちらしというのがあって頼んでみた。普通のちらしの場合には、錦糸玉子がまぶしてあり、少し刺身が載っているだけだが、江戸前の方は、錦糸玉子は載っていないが、新鮮な刺身が盛りだくさんに載せてあった。タイ、アジ、イカなどどれも鮮度のいいネタだった。
錦市場は、かつてのような高級食材だけを販売するのではなく、イートインを備えた店が大繁盛している。まさに観光客で賑わう市場になった。その一方で、老舗の店舗、多くの場合、厚いドアがあって入りにくいので、客の入りはもう一つだ。しかし、それでも伝統的な味を守っていて、鯖寿司や穴子寿司なども厚みや大きさがまったく違う。特に今風のサービスではないが、それでも職人さんが満足のいく仕事をしている姿を見ると、京都の老舗の奥深さを感じる。これからは贔屓にしよう。