京都産業大学「F工房」の“これまで”と“これから”

明日、京都駅近くのキャンパスプラザで、京都産業大学学生支援GP中間報告会が開催される。

基本的には京都産業大学関係者が報告するのですが、私ともう一人が外部からのコメンテーターという位置づけで登壇する。

私がこのプロジェクトと接点を持ったのが、昨年、映画『Sing for Darfur』の各大学での試写会を開催しているときだった。産大生主体で取り組もうとした試写会だったが、実績のない学生団体では、教室や機材を借りられないし、開催を断念するところだった。しかし、たまたま私の知り合いがF工房の責任者をしていたので、主催をお願いしたいのだった。

詳しい経過を知らずに会場に行ったら、(後で知った)F工房関係者が映画終了後に、感想を出し合うファシリテーションを実践してくれた。そのすばらしさに感激して関係者と親しくなったのだった。そこから、いろいろと関わり、今回のシンポへの参加となった。

京都産業大学は、以前から就職支援が有名な大学だが、そこから教育支援へも広がるときに、F工房が大きな役目を果たしている。その活動が学生支援GPに採択されて一年目の総括としてシンポを開く。

生きのいい大学が、これまでの実績を元にして、教育支援の最前線の事例を提示してくる。

教務のある方は、ぜひおいでください。

2008年度 学生支援GP中間報告会

京都産業大学「F工房」の“これまで”と“これから”

 平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」に採択された取組の中間報告と、今後の取組についての報告会を下記のとおり開催いたします。

 本学「F工房」初年度の取組として、他部署との連携プログラムを中心に報告し、学内外のファシリテータと交流しながらファシリテーションの意義と有効性を共有していただくことを目的とします。

 ぜひ、ご参加いただきますようお願いいたします。

日時 2009年3月23日(月)

15:00〜17:00

場所 京都産業大学 5号館 5301教室

2008年度 学生支援GP中間報告会 京都産業大学「F工房」の“これまで”と“これから”

内容

これまで

学生支援GP「京産大発ファシリテータマインドの風」概要とこれまでの活動報告

(鬼塚哲郎教授)

高大連携プログラムへのかかわり

(橋本正美ファシリテータ、附属高校担当者、学生ファシリテータ)

教育寮とのかかわり

(北村広美ファシリテータ、学生部担当者、学生ファシリテータ)

これから

「F工房」の事業を推進するために

ファシリテーションの視点から

招聘ファシリテータの視点から

マネジメントの視点から 

対称

学内外問わず 定員200名(先着200名で締切らせていただきます)

申し込み方法

入場無料・事前申込

申込締切日 2009年3月19日(木)

E-mail による申込

参加申込書をご記入の上、お送りください。

E-mail ksu-pbl-sympo@star.kyoto-su.ac.jp

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2/28ファシリテーショングラフィックス研究会開催

アイデアをビジュアルにまとめて、創造的な気づきを促進したり、メンバー間の

やりとりを共有する方法として、ファシリテーショングラフィックがあります。

この研究会を知り合いと始めます。

私も、実はあまり得意ではないので、これを機会に習得しようと思います。

ご興味のある方は、是非ご参加を。

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  <<○●ファシリテーショングラフィックス研究会 第二回 ●○ >>

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日々話し合いの場で活用できるファシリテーショングラフィックスを一緒に学びませんか?

会議や話しを「見える化」することで、より有意義な対話を進めることができます。

この研究会では、ファシリテーショングラフィックスにどのような効果があるのかを探求し、

学びに来ている一人一人が、そのスキルを高めながら、ともに実践活用の方法について

研究していきます。

◆第二回研究会の主な内容◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆                             ◆

◆ FGの基本:ペンの持ち方 字の書き方 色づかい 空間配置◆ 

◆       イラスト入れ方 話しの引き出し方等     ◆

◆ FGの実演と観察                    ◆

◆ グループでのFG実習                  ◆

◆ FGに求められるスキルの確認と、利用技術の研究     ◆

◆                             ◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

★日時 2月28日(日)13時〜17時

※終了後1時間程度の茶話会を実施します。ぜひご参加ください。(実費)

★会場:(株)リリオールセミナールーム

★アクセス:リリオール・セミナールーム「メリクリオキオト207号」

京都駅より徒歩8分、地下鉄「九条」駅より徒歩3分地下鉄九条駅より九条通りを西へ。

新町通りにある「京都第一ホテル」隣。1Fは日光社 カーディーラーです。

http://www.kyoto-1-hotel.jp/access.html

(事前に会場をお調べの上お越しください。地図は第一ホテルまでの地図です)

★参加費 一般1000円 学生500円

★ 参加定員:15名程度

★申込方法:

MAIL→info@homes-vi.com(担当:萩原)

件名に「ファシグラ研究会参加」

・連絡先(PCアドレス、携帯番号)

・所属(会社名、団体名、学校名等)

■□前回実施内容のリンク紹介■□━━━━━━━━━━

ちゅみさん(前回参加者)のブログ良くまとまってます

http://d.hatena.ne.jp/Chumi/20090921

ホームズビーの公式ブログも前回の様子を載せています

http://omusubian.blog62.fc2.com/blog-entry-171.html

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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恵文社Xガケ書房 店長対談(ラジオカフェ)をアップしました

昨月曜日夜、京都メディアフォーラム1月例会で、「恵文社Xガケ書房 店長対談」が実現しました。京都市左京区にある、小さいながらも熱狂的なファンが多いこの二店の店長が対談したのは、雑誌対談をのぞけば、初のリアル対談とのこと。今回が初企画というのは、実に不思議な気がするが、掘り出し物企画を実現した喜びで一杯だ。

対談では、二人の店長が、文字を扱う仕事らしく、実に含蓄のある言葉を次々発していた。私は、司会をしながら、twitterで彼らの言葉を発信していた。当日は、twitterの他に、ライブストリーミングで対談を発信していた。これは、両店長さんの承諾をいただいたが、当初は音声がうまく入らず、外付けカメラから、iPhoneに切り替えて、最後は、司会席に置いていたMac Book Airでストリーミングしていた。その模様が以下である。

iPhoneでのストリーミング動画

Mac Book Airでストリーミング

簡単な道具でここまでできてしまうのが驚きだが、やはり音声がよくない。そこで、同時に録画していたデータを以下にアップした。二人の店長さんに最終確認をお願いしたが、恵文社店長は、スティッカムで流してくれているので、いいのだろう思う。stickam側の事情で一ファイルあたりの要領制限があったので、約二時間の対談を六ファイルに分割した。

以下からお楽しみください。

対談1.

対談2.

対談3.

対談4.

対談5.

対談6.

では、反響をお待ちしています。

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あの「恵文社×ガケ書房の店長」が対談する!

出版業界や小規模書店が不況の中で、業績が悪化している中で、京都の小さな書店が非常に元気だ。

二年前から、恵文社の店長さんのお話しを伺いたいと思っていた。もう一人の仲間が店長さんにゲスト講師をお願いしてもらった。すると、なんと向こうから「ガケ書房の店長との対談はいかが?」という逆提案があり、あれよあれよという間に夢の対談が実現した。

1月18日(月)午後7時に

ラジオカフェに集合ですよ!

申込が殺到すると思うので、お早めにお申し込みを。詳細は、以下です。

■第54回 京都メディアフォーラム■

http://kyoto-media-forum.seesaa.net/

◆テーマ『恵文社×ガケ書房  本と本屋の未来を語ろう』

「あそこには、いつもワクワクする本が待っている」。

そう思わせてくれる本屋さん、あなたにはいくつありますか?

京都市左京区にある『恵文社一乗寺店』と『ガケ書房』。

この2つの本屋さんは、言ってみれば本のセレクトショップ。

昔からあった「町の本屋さん」がどんどんなくなっていき、電車で読書をする人も見かけなくなったなかで、

恵文社一乗寺店とガケ書房はいつも多くのお客さんでにぎわっています。

そのヒミツはなんなのでしょう?

今回は、店長2人をお招きして

どのような思いで本屋を創り上げているのか、や

お店に置く本を選ぶときに心がけていること、

やっぱり本屋って(本って)面白い!

……そんなお話をたっぷりお聞きします。

お気に入りの本屋さんがたくさんある人も、そうでない人も。

今年どんな本を読もうかな、と迷っている人も。

2人のわくわくするお話に、ぜひ耳を傾けてみてください。

■ゲスト

堀部 篤史さん(恵文社一乗寺店店長)

 プロフィール

1977年、京都生まれ。店長業務のほかに各媒体での執筆やイベント企画でも活躍。

著書に『本を開いて、あの頃へ』(ミルブックス)など。

恵文社一乗寺店 http://www.keibunsha-books.com/

山下 賢二さん(ガケ書房店長)

 プロフィール

1972年京都生まれ。編集者・印刷業・古書店勤務などを経て、2004年に『ガケ書房』創業。

「書評を目指さない書評」(京都民報社)と「談笑の為の断章」(京マグ)を連載中。

ガケ書房    http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/

■コーディネーター

大岩 央(PHP研究所『PHPスペシャル』編集部)

筒井 洋一(京都精華大学教授)

■日時:2010年1月18日(月) 19:00〜21:00

(18:30〜受付開始)※18:50までに会場にお集り下さい。

■場所:京都三条ラジオカフェ

(〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町角1928ビル1F)

■参加費:例会 一般1,000円 学生500円(1ドリンク付)

例会後、懇親会を企画しております。

会費は参加費とは別途必要となります。

奮ってご参加下さい。

参加費:一般2,000円 学生1,000円(飲食代)

※定員30名(先着順)

定員に達し次第締切らせて頂きますのでご了承下さい。

参加お申し込みは、以下の申し込みフォームに明記の上、

「京都メディアフォーラム」事務局までメールにてお願い致します。

メール確認後参加受付のメールを事務局より、

配信させて頂きます。

「京都メディアフォーラム」事務局:mf@radiocafe.jp

■申し込みフォーム

※メール件名=参加申し込み(お名前○○○○○)

○お名前(ふりがな):

○ご所属:

○懇親会へのご参加:参加/不参加

○メールアドレス:

○メディアフォーラムを何を通してお知りになりましたか?:

(例:xxさんの紹介、○○のメールマガジンなど)

BLOG  http://kyoto-media-forum.seesaa.net/

■主催:京都メディアフォーラム

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わかものが社会を作る

ひさしぶりに年末年始に仕事がなかったので、ゆっくり寝て、ゆっくり遊んでいる。

昨夜は、二年前の山形国際ドキュメンタリー祭で知り合った武井杉作と出会った。青春18切符で9時間かけて京都にやってきた。二日の京都市内は異常な混雑なので、北部の店に行った。夕方には空いていたお好み屋さんは7時にはしまっていた。そこで、行きつけのスコッチーバーに行った。ここは、狭いが、マスターの個性が光っている。年末年始も、いつも通り開けているというありがたいお店だ。しかも食べ物が異常にうまい。scotish morning breakfastは、ソーセージ、ベーコン、目玉焼き、グレービーソースの豆、ポテトが入っている。完全に原価割れだそうな。他の注文もしてあげよう。

ニンニクアレルギーの杉作とは、ニンニクがないかと食べ物をより分けながら、じっくり話した。器用で、はちゃめちゃで、瞬間ネタはいいけど、もうすこし持続性のある時間を大切にした表現が大切だと思った。やはり山形の原点を再認識してほしいね。

本日は、再度、墓参りに行った後、楽しみにしていた日本酒立ち飲み屋の新年樽酒会に顔を出した。すると、昨夜の店の店員がいた。さらに、そこに昨夜の客もいた。二つの店は、互いにつながっているとのこと。いい酒を出す日本酒の立ち飲み屋と、料理もおいしいスコッチバーとはおたがいに共鳴するところがあるのだろう。遅ればせながら、私もそこにつながったのだった。

昨年(一昨年のこと)の目標は、才能のある若者との出会いを大切にすることであった。今年は、それをさらに進めて、より若者の中に入り、具体的な形にすることを目標にする。どういう形になるかはまだわからないが、それを目標にしていきたい。なぜ若者にこだわるのかは簡単だ。私の知り合いで上の世代がそろそろ定年にかかってきたため、今後、仕事上で遊んでくれる知り合いがますます減少してくるだろう。そこで、遊んでくれる知り合いを増やすためには、付き合う世代を下げる必要があるためだ。今後、彼らが社会を作り替えていくだろうし、その動きを促進したいと思うからだ。

昨年は、以上のようなことを書いた。今年もこれを推し進めていくことに変わりはない。確かに昨年は、一昨年と比べて、若者と一緒に活動する機会はかなり増えた。この方向性は間違っていない。でも、もう少し足りない気がしている。組織を作って一緒に活動することもいいし、より密接につながることもいい。でも、世代を超えた橋渡しをしているという実感がない。とすれば、橋渡しをする意味をより具体的にすることが目標になるのだろうか。

「何と」「何を」「どのように」橋渡しするのか?

が明確になれば、前進したという気がする。それをより確かなものにしていこう。

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昨年の振り返りをしました

喪中ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。

数年前から賀状を送っていなかったので、送られてくる賀状もかなり減ってきたし、今年の喪中でさらに減るだろう。もちろん、その反面、メールでの挨拶はかなり増えてきた。メールだと返信が容易なので、新年早々につながりが深まるメリットがある。

元旦にさっそく墓参りしてきました、タクシーで出かけたのですが、寒かった。でも、元旦からお参りに来られる方とも出会い、みなさんの温かい気持ちに触れた気がした。

さて、今年の抱負を書く以前に、昨年の振り返りをしたい。

  • 1月

父が転院して、新しい生活を始めたが、以前とまったく違って、リハビリにも対人関係においても、実に積極的になった。これまでになかったような笑顔をいつも振りまき、歩行訓練、漢字テスト、音楽、習字などにもいつも関わり始めた。転院して一番の懸念がなくなったのが大きい。病院関係者に感謝。半ばに、学科講演会にリクルートエージェント・フェローの海老原嗣生さんに来ていただいた。マンガで連絡され、単行本化されていた『エンゼルバンク』のモデルだが、とても気さくで、精華大のリラックスした部分ととても相性がよさそうだ。彼にも企業関係者を呼んでいただいて、就職課主催の東京イベント「北山からの熱い風」に初参加した。100名以上の企業関係者が集まり、学生もとても熱心にプレゼンしていたのが印象的だった。コンピュータ教育の学会であるCIEC副会長を務めてから、大会準備や会議で出張が増えてきた。

  • 2月

橋本久仁彦さんのミニカウンセリングに参加し、かぜのすけさんと一緒に15分間のミニカン初体験。これまで難点だった、聴くことがこの時は嘘のように解消し、まさに彼女の側で話しを聴いていることができた。これは感激だった。金沢での地方入試監督に行き、北陸も心理的にかなり近くなった気がした。向こうはどうあれ、こちらは忘却へ。

  • 3月

毎月、ラジオカフェで開催している、京都メディアフォーラム例会で、NHK経営委員の野間光輪子さんに来ていただいたことは非常に大きな転機だった。メディアと市民を考える具体的な素材が京都で生まれたのだった。玉利康延さんがいよいよ京都に拠点を構えるとのことで、訪問した。彼のセンスの良さと思想とが重なり合いながら展開していく活動がとても興味深い。公立高校の授業で、「自己表現力セミナー」が終わった。これまで数年間準備してきた授業だが、無事終了した。学生ボランティアと高校教員のレベルの高さが成功の秘訣だった。

  • 4月

実家に戻ることを決意し、改装を始める。いよいよばたばたしてきた。新年度が始まると毎年待ち望んでいる『自己表現力の教室』の増刷が17刷りを記録した。これで5万部達成した。9年目の快挙だ。続いて、龍谷大学松浦さと子さんプロデュースの助成金報告書「コミュニティー放送における市民の情報発信支援」が発刊された。市民メディアの現状を京都を事例に取り上げた。また、東北大学出版会から「大学における「学びの転換」と言語・思考・表現」も発刊された。私は、第一報告をおこなった。『ヒューマンスキル教育研究』という雑誌に、「ゲスト・スピーカーの体験談から何を学び取るか」を執筆した。これはかなり評判が良かった。大阪上町台地のまちづくり集団が編纂した『地域を活かすつながりのデザイン』にも一章執筆した。

  • 5月

学内での新しい取り組みとして、ワークショップ科目の授業の多くで、受講生自身が書いたブログがスタートした。十数科目の授業でブログが一気にスタートしたのは、受講生とともに、サポートスタッフのおかげである。授業プロセス自身を見せることで、大学教育への関心を高めたい。連休中に引越を済ませて、いよいよ同居生活が始まった。それは順調にスタートしたのだが、父の転院先が突然決まることになり、その対応に追われた。ヒヤヒヤの転院だった。ITライターの大谷和利さんと連休中にあったが、コンピュータだけでなく、ガジェットなどへのこだわりを間近で見ることが出来た。

  • 6月

大学教育学会でラウンドテーブルを主催し、個人発表した。ラウンドテーブルでは、二年目になった「授業方法としてのワークショップ」の中で、授業のフレームワークについてファシリテーションの手法を使って参加者と学んでいった。個人発表は、公立高校の実践を高校教員と一緒に発表したが、これが実にすごい反響があった。元都立高校校長先生が「大学の先生が無償でこんなことを手伝ってくれるなんて考えられない」と言って褒めてくれた。司会者の学会重鎮も驚いていた。今年度のインターンシップも始まった。昨年以上にインテリジェンスオフィスを希望する学生が多いのがうれしかった。精華大の授業に湘南乃風の若旦那がゲストで登場してくれた。音楽の話しがメインではなく、彼自身が取り組んでいる子供の難病支援活動が中心だった。終了後は、受講生と一緒にバーベキューで乾杯した。ロボットコミュニケーションズの井上邦彦さんから電話があり、「Sing for Darfur」関西の大学先行上映会への協力依頼をされたので、引き受けた。これが面白い展開をすることになる。


  • 7月

「Sing for Darfur」配給元プラスヘッズにも訪問し、先方の意欲を確認して、よけいにやる気になる。精華大を皮切りに、京都外大、龍谷大、京大、阪大などで次々と上映会を開催した。各大学の上映実行委員会に集まった学生が実に才能があり、魅力的なタイプなのがうれしかった。いいコンテンツにはいい人財が集まると言うことだろう。

  • 8月

生まれて初めてラジオパーソナリティーを務める。うまいとは言えないが、回を重ねる毎に楽しくなってくるのがよかった。愛媛大学でPCカンファレンスが開催された。副会長として準備してきた一つの山がやってきた。個人発表「SNSを活用した産学連携授業の実践と成果」をしたのだが、実に評判だった。何十年振りかの家族旅行をする。多治見のギャラリー「百草」と富山五箇山の民宿「勇助」に行った。オーナーとは以前からの知りあいだったが、友情を暖めた。実は、私のブログを読んで、インテリジェンスオフィスの社員さんも勇助に泊まったことを知る。彼も学生時代に紹介されて泊まって以来、二度目だったそうな。不思議な縁だった。この民宿のオーナーも含めたかつてのつながりを北日本新聞「越中讃歌」に「懐かしい記憶」と題して書いた。みなさんよく読んでくれていたようです。

  • 9月

最後の病院ではかなり衰弱していた父がなくなった。父の遺言に従ってその後のことを進めていくことにした。恐怖、恐れ、不安がない交ぜになったままで進めたが、徐々に進んでいくことができた。父の介護から解放された安堵もあっただろう。東京メディフェスにも行った。昨年の京都とは違って、焦点を絞った企画がよかったと思う。

  • 10月

上映会は、六館堂、立命館、同志社大、京産大と続く。夏休み終盤から、広告表現技法の授業では、コカコーラ協賛の「いろはす・エコ・イベント」に加わることになった。ペットボトルを握りつぶしたものを素材にして、象やゴリラを作った。それらが東京国際映画祭のオープニング会場に展示され多数の注目の的になった。その後、上野動物園にも展示されることになった。また、前期最後の授業終了後に偶然に生まれた谷中せんべいプロジェクトから、受講生がhcubeにインターンに行き、谷中と京都の大学生との取り組みに参加することになった。京都で開催されたNHK経営委員と語る会に参加したが、そこでも野間さんが大活躍をされたのを見た。彼女の厳しい視線と暖かい眼差しとが参加者の好感を呼び、議事進行においても斬新な試みをして大成功となった。

  • 11月

ある府下の府立高校で、高校一年生向けのキャリア選択の授業を実践した。ファシリテーションの手法を使って、生徒に自らの希望と大学や社会との結びつきを考えてもらった。最後は全員で大声で叫んだ。終了後、好感を持ってくれた生徒がわざわざ話しに来てくれた。もっと大学に結びつけてあげよう。月刊「日本語」に「初年次教育における日本語表現法」という記事を書いた。この文章の勢いに押されて研究会にやって来た学者もいたそうで、光栄の至りだった。

  • 12月

卒論の締め切り後には教員は恐ろしい労働を強いられる。この月一杯は本当に息が切れそうだった。高大連携教育フォーラム表現部会のコーディネーターを務めており、講師との打合せや当日にファシリテーションの手法を導入する実験をした。フューチャーサーチの研修会準備に関わり、香取一昭さんや大川恒さんと知りあい、主催者のHome’s viの嘉村さんたちとも接点を持つことが出来た。時間と場を要するワークショップなので、会場が抜群だったようだ。これをきっかけにワールドカフェの組織ともつながった。「クリエイティブの可能性」の授業では、宝酒造さんとの共同プロジェクトをおこなったが、受講生のレベルの高さと熱意が会社を動かしたのだった。父の遺骨を納める納骨式を済ませた。これで一息つける。昨年から活動を始めた「まちづくり100人委員会」から生まれた「京都わかもの100人委員会」の設立総会を開催した。当初、参加者が極端に少ないことが危ぶまれたが、主催者の人脈の広さが幸いして、盛況となった。彼らの周りには、実に能力と意欲の高い若者がたくさんいる。インターンシップ受け入れ先の忘年会に招待されたのだが、インターン生が就活のために参加者が極端に少なく残念だった。直接の責任は学生にあるのだが、より広く見ると、今の異常な就活事情がある。歯車を元に戻すことを考えないと大変なことになる。最後の最後まで忙しかった。なんとか年を越せたことで安堵する。二年前の山形国際ドキュメンタリー祭で河原上映会をした杉作、ちひろにも会ったな。彼ら二人が年末に一緒に登場したイベントがあった。ちひろちゃんはその直前まで3ヶ月間韓国を歩き回っていたグループを撮影していたのだった。帰国後直ぐに電話があり、このイベントのことを教えてくれた。楽しかったつながりはその後も続く。

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もう少しすると、一息つける

12月に入って、卒論締め切り、査読、出張、会議と怒濤のラッシュだった。この間、いろいろ楽しいこともたくさんあったのだけと、書けないままだった。来週になれば落ち着くので、その時に書こう。

こういう内容のブログを書いていると、これはブログではなく、Twitterで書いた方がぴったり来る。そういう区分けがわかってきたのだが、ブログ、SNS,

twitterなどで分散して書く習慣になかなかついていっていない。その気持ちの調節が今後の課題だ。

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納骨式を済ませました

秋になくなった父の遺骨の終の棲家を探していたのだが、本日、ようやく式を済ませた。父の遺言をできるだけ叶えようとすると、いろいろ苦労もあったが、親族が協力して今日に行き着いた。もちろん、遺言のこともあったが、それを次の世代に活かすための努力だと思えば、新たな意欲が沸いてくる。新しい出発の時なのだから。

お経を聞いていると、体中が洗われるように感じ、寒さの中でもとても勇気が沸いた。きっと父がお経を通じてわれわれに恵みを与えてくれているのだと思う。こういう心地よい雰囲気を感じるために、来られるとすれば、とても幸せなことだと思う。

まずは、一段落。

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高校生一年生のキャリア選択ーある府立高校での実践ー

ここ数年の自分のスタンスは、大学という場を横に広げることと、縦をつなぐことである。

前者は、本務校の大学だけでなく他大学や他の団体・企業などへと広がることであり、後者は、高校ー大学ー社会をつなぐことである。今日は、その中の縦のつながりの中での高校での実践を紹介しよう。

大学コンソーシアム京都の事業として、高校の授業に大学教員が支援するという事業がある。業者が介在した出前講義でも、系列校での授業でもない、入試とは離れた、高校と大学との教育連携を進めようとしている。そこで、高校側が比較的時間の都合がしやすい土曜日を使って「土曜セミナー」をし始めている。

ある府下の高校が申し出に対して、快く受け入れてくれた。先生方から高校一年生の現状についてお話を聞いたのだが、高校の文系・理系を選択することがかなり難しい中学生がいるとのことで、高校ではそうした進路選択の取り組みをし始めているそうだ。ただ、高校の先生も手探りの状態のようで、大学教員との連携について非常に積極的に取り組んでもらっている。

大学側は、高校と大学は対等であり、大学側の意図を押しつけないことを伝えた。まず、高校側が必要と思っていることから始めようということである。その上で、授業の中に、大学生を参加させて、彼らの話を中心に授業を組み立てる機会を作って欲しいと要望した。

そうした話し合いの後、9月と10月に一度ずつ授業をさせてもらった。9月のテーマは、高校時代の学びについてなので、もう一人の大学教員が理系の学生を、私が文系の学生を推薦した。後者の学生は、理系の学生だが、文系の職種に就職が決まったという意味で文系とした。それぞれに教員が推薦した学生同士が実は、高校時代の親友であり、相互に励まし合ったいたことがわかった。実に奇遇な出会いだが、利発な学生は相互に惹かれ合うということなのだろう。

一人は、障害のある学生だが、それを感じさせない非常に前向きな生き方を生徒に伝えた。もう一人の学生も高校時代の生活から自分の学びについて語った。その後、教員も話しをしたのだが、やはり学生の話は実にインパクトがあった。

11月は、私が主として進行した。 60分間で、進路選択について何が出来るかと考えた。そこで、

  1. 大学の授業は、意欲的な授業がたくさんある。自己宣伝を含めて、他大学の学生がうらやましがる授業が精華大にはある。もちろん、他大学にもある。
  2. 仲間との連携が大学の授業では必要なことを訴えた上で、ワークショップで仲間との結束を高まるワークをした。
  3. 自分の得意を見つけ出すという、セルフエスティームを高めるワークを。
  4. 大学コンソーシアム京都の単位互換授業のタイトルから、自分の取りたい授業を選んでもらうワーク。
  5. 自分が将来なりたい人間像を書き出した。
  6. そして、一人ではそれを叫ぶのは恥ずかしいので、全員で一斉に、京都市内の大学に向けて叫んだ。

1時間では忙しすぎたのだが、一つの達成感を感じるためにはどうしても必要だった。

結果は、生徒の反応はなかなかよかった。授業終了後に、応接室で先生と話し合っていたら、生徒がわざわざ尋ねてきてくれた。あまりにも面白そうな生徒だったので、特別企画を実施することにした。高校側も喜んでもらえたので、これは是非実現していきたい。

三学期にも授業に伺うことになったので、高校二年生に向けての予定を決めてまた仕込みをおこなうことになる。

私は高校現場とまったく接点なく生きてきたのだが、意欲的な高校や先生がたくさんおられることを知って大変勇気づけられたのだった。

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今度は上野動物園に「いろはす」がやって来た

東京国際映画祭のエントランスに飾られた、ペットボトルで作った像やゴリラのエコアートが、11月7日から23日まで上野動物園に展示されている。「ペットボトルでエコ・アートプロジェクト」の一環で、今回は精華大の授業に参加している学生が多数制作に携わっている。

上野動物園の開設によれば、

ペットボトルで「エコ・アートプロジェクト」

 └─2009/10/23

 温暖化によって絶滅の危機にあるスバールバルライチョウの飼育や展示、クマたちの丘の壁面緑化などを通じて、上野動物園は地球環境保護の大切さを来園者に伝えています。

 地球環境の悪化によって住む場所を失いつつある野生動物。そうした動物に関心をもっていただくために、ペットボトルで作った動物作品を園内に展示します。題して、「エコ・アートプロジェクト」!

日時 2009年11月7日(土)〜11月23日(月・祝)

場所 上野動物園東園のゴリラ舎とゾウ舎

協賛 日本コカ・コーラ株式会社

(2009年10月23日)

授業から派生したプロジェクトがどんどん広がっている。

華大コカコーラのサイトには、それぞれアナウンスが掲載されている。

京都から東京まで学生が出かけて制作のために、上野動物園に行っているとのこと。素晴らしい。

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