97歳母の介護をしていると、これからの社会について考えます。
10年後には、市内であっても、多くの地域で高齢化がさらに進み、高齢者だけの世帯もさらに増える。
そのために、行政サービスも飛躍的に増加する。
だとすれば、高齢者だけで住む単独の住宅ではなく、互いに気心が知れた人が集まって住むという動きが広がっていけばいい。
こうした住み方が必要だとすれば、行政が後押しする必要があると思います。今は、原子化の分裂だけが広がっているだけなので。
97歳母の介護をしていると、これからの社会について考えます。
10年後には、市内であっても、多くの地域で高齢化がさらに進み、高齢者だけの世帯もさらに増える。
そのために、行政サービスも飛躍的に増加する。
だとすれば、高齢者だけで住む単独の住宅ではなく、互いに気心が知れた人が集まって住むという動きが広がっていけばいい。
こうした住み方が必要だとすれば、行政が後押しする必要があると思います。今は、原子化の分裂だけが広がっているだけなので。
お盆休み間近。対面イベントができない場合に何ができるのでしょうか?
7月から、夏休みに開催する対面イベントが中止になった場合の問い合わせがたくさんあります。感染者が急増した7月半ばからは、対面イベントが中止になり、オンラインイベントに変えたいという相談が来ます。
楽しみにしていた対面イベントが中心になることは本当に残念ですが、オンラインイベントに置きかえる場合、対面イベントとは違った楽しみを見つけてもらうのが一番いいと思います。
対面イベントの楽しみは、
・現地に行けること
・他のメンバーと接触をともなう交流ができること
だと思います。
オンラインイベントでも、これに近いことができますが、やはり限界があります。
だとしたら、オンラインイベントでは対面イベントと同じ楽しみを求めるのではなく、独自の楽しみを見つけるしかありません。
オンラインでは年齢、体格、経験などがほぼ均等になり、参加者のフラットな参加が可能となります。
特に親しくなくても、画面上は隣り合わせに映ったりします。また、普段は互いに遠くに住んでいるので対面だと会えないですが、オンラインだから会えることもあります。
要は、イベント内容をオンラインで共通体験することは必要にしても、参加者同士の横の交流を楽しんで広げることはオンラインだからこそ可能になります。
対面イベントが中止になって、オンラインイベントになった場合、以下のことを踏まえてもらうとありがたいです。
1.イベント内容を主催者から参加者に伝えることー縦の交流
2.参加者同士のつながりを深める ー横の交流
以上をやればオンラインイベントはきっと楽しい物になります。
もちろん、別日に対面イベントを企画して、オンラインイベント時との違いを確かめ合うのもいいかもしれません。
要は、対面イベントとオンラインイベントのそれぞれの良さを生かしていきましょう。
オンライン配信についての相談は以下からどうぞ。
みなさんは、いい人材を集めたいと思えば、自分から逸材を集めませんか?
私はそれをしないです。
私が2013年から変えてないことの一つは、授業ボランティアの集め方です。
私は先方から授業ボランティアを是非やりたいという方だけを集めます。
なぜ自分から集めないのかというと、それは簡単です。自分から飛び込んできた人の方が意欲が高いからです。
ボランティアメンバーの中に、飛び込んできた人と、こちらが集めた人とが交じるのもあまりいいことではありません。
けれども、私は自分から集めないと言っているにもかかわらず、実は、かつて私から呼びかけたボランティアがいました。逸材だと思ったのですが、やはりうまくいきません。
なので、やはり自分から飛び込んで来られたボランティアメンバーばかりでやってもらっています。
もちろん、見ず知らずのメンバー同士なので、最初は関係を紡いでいく手間はあります。しかし、自分から積極的に授業を創っていくメンバーですから、初対面であっても、見事にチームとして作って行かれます。
傍目からは、教師である私は、チームとしてのボランティア育成のためにかなり尽力するように思われています。でも、実態はあえて何もしないです。チームのことは、メンバーだけで進めた方がいいので、私はメンバーの育成には関与しません。
はい、このように、大変手抜きの教師です。
でも、教師の仕事は、教えることが主眼であるよりも、ボランティア、学生、見学者が自由に振る舞える舞台を創ることに尽力すべきだと思います。
私は周辺業務に徹して、毎回の授業進行に関してはボランティアの方々の意見が最優先されます。なので、私の意見はよく否定されますが、むしろそれくらいが丁度いいと思います。
以上のように、過去9年間の授業ボランティアはいずれも多彩で、素晴らしい方々ばかりでした。
今年の授業をどのように準備するのかは、集まったボランティアの中で話し合いながら決めていただければ充分です。
8月末まで募集しますので、お越しいただければありがたいです。
詳細は、以下をご覧下さい。
【京都の大学の授業を一緒に創りませんか? 9年目の挑戦です!】
皆さんは、大学の授業でゲスト講師をしたことありますか?
そいや、もそも大学の授業を参観したことありますか?
実際には、大学の授業は、受講生以外入れないです。
あるいは、単発のゲスト講師で教えることはあっても、15回すべては無理です。
このように、結果的に、大学の授業は、一般社会人が入れません。
私は、大学が社会の中にありながら、大学が社会と断絶している現状を変えたいと思っています。
そこで、2013年から、大学の授業をオープンにして、15回いつでも授業ボランティアや見学者を受け入れてきました。
今年も後期の授業で授業ボランティアを募集しますよ〜〜〜〜
授業ボランティアとは、教員と一緒に授業を創って、15回の授業を実施する方々です。
授業ボランティアの実労働は、毎週の授業と打ち合わせと準備だけです。最初の数回は初めての体験なので忙しいですが、途中から一気に楽になります。楽になるのは、学生が自律的に学び始めている証拠です。
過去7年間で、のべ50名の授業ボランティアと、のべ1000名以上の見学者も来て、学生の学びの同伴者として取り組んで来ました。
■どんな方がボランティアに向くでしょうか?
以下を肯定的に受け止められる方がありがたいです。
・15回最後まで一緒に授業を創れる
・無報酬であっても、一緒に授業を創ることに意義を見いだす
・学生の学びの同伴者となれる
・他のボランティア、学生、見学者と協力できる
ありがたいことに、ボランティアであっても、途中断念者ほとんどおられません(これは画期的です1)。最後まで一緒に取り組んでいただきました。
・過去の授業動画や書籍
2013年前期授業で初めて授業公開と授業ボランティアを導入したのですが、その時の動画が以下です。
2015年に授業関係者と以下の書籍を出版しました。
筒井洋一他編著『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業―新たな協働空間は学生をどう変えるのか』(東信堂、2015年)
http://amzn.to/2lW3w2T
10月の授業開始に向けて、授業ボランティアを募集します。
迷っている方もお尋ね頂ければありがたいです。
■授業大学・授業名
大谷大学「大学の学びを知る」
グループワークや学びの入門
日程:10月6日(木)から15回(年末年始休講)
時間:午後14時40分〜16時10分
■授業形式
大谷大 15回中8回以上は対面授業ですが、オンライン授業も実施します。
■授業ボランティアの参加形態
ボランティアは教室に来てもらえるとありがたいですが、オンラインでも可能です。
ボランティア募集は、8月末までです。以後、集まった方と準備します。
備考:オンライン授業見学者は、追って募集します。
私が非常勤講師を務める大谷大学の授業において、
教員と一緒に授業を創る授業ボランティア(複数名)を募集します。
大学としては、15回中半分は対面授業であれば構わないとのことですので、オンライン授業ボランティアも可能です。
授業ボランティアと一緒に創る授業は2013年から続けていますが、教師一人で授業を作らないため、コロナ禍でもまったく困らなかったです。
しかし、私の授業の特徴は、これだけではありません。
私の授業は学外から募集した授業ボランティアが中心になって、授業を進めています。
そこには、学外からやってきた授業見学者(追って募集)も来ています。
過去7年間で、のべ50名の授業ボランティアと、のべ900名以上の見学者も来て、学生の学びの同伴者として取り組んで来ました。
■どんな方がボランティアに向くでしょうか?
一概には言えないですが、
・15回最後まで一緒に授業を創れる(途中辞退者はほとんどおられません。)
・無報酬であっても、大学で一緒に授業を創ることに意義を見いだす
・学生と一緒に学ぶことができる
・他のボランティア、学生、見学者と協力できる
ありがたいことに、ボランティアであっても、途中で断念する方はほとんどおられません。最後まで一緒に取り組んでいただきました。
・過去の授業動画や書籍
2013年前期授業で初めて授業公開と授業ボランティアを導入したのですが、その時の動画が以下です。
2015年に授業関係者と以下の書籍を出版しました。
筒井洋一他編著『CT(授業協力者)と共に創る劇場型授業―新たな協働空間は学生をどう変えるのか』(東信堂、2015年)
対面授業の時にも、オンラインからボランティアが入ることも可能です。
そこで、授業ボランティアにオンラインで参加する方々を募集します。
授業開始は10月6日からなので、まずは希望者が集まって話し合いましょう。実際にボランティアをするかどうか決断できない方もまずはご相談下さい。
では、お待ちしています。
■大谷大学「大学の学びを知る」(一年生向け)
グループワークや学びの入門
日程:10月6日(水)から15回(年末年始など休講)
時間:午後14時40分〜16時10分
■授業形式
大谷大 15回中8回以上は対面授業ですが、オンライン授業
も実施します。
ボランティアは教室に来てもらっても、オンライ
ンからでも可能です
備考:オンライン授業見学者は、追って募集します。
オンライン配信は遠隔地の方々も参加できて参加者が一同に介します。参加者の顔、顔が写り、各地から来られる素晴らしい機会です。
2016年1月からZoomを使っている私にとってもそれは本当に衝撃的な体験でした。私は早くからそれに慣れ親しんでいました。
オンライン配信当初は、すべての参加者がオンラインだけの、いわゆる「完全オンライン」の参加でしたが、そのうちに、対面参加者何名かとオンライン参加者何名とかが一緒に参加する、いわゆる「ハイブリッド配信」も始まってきました。
参加者全員の顔が並んでいると、すべての参加者が対等に話しているように思えます。
しかし、それは幻想です!
対面参加者同士の話しはテレビ会議ツールなしで話せますが、オンライン参加者には聞こえないことも多いです。対面参加者同士だけで話しが盛り上がると、オンライン参加者がまったく置き去りにされてしまいます。オンライン参加者は孤独なんです。
会場にいる主催者や講師は、会場参加者だけを考えて、オンライン参加者をまったく無視することもあります。しかもこういう場合であっても、「対面もオンラインもみなさんお互いに対等ですよ」と誤解されていることも多いです。
正直に言いますが、
対面参加者とオンライン参加者とが対等に参加することはできません。
ただし、できるだけ対等にすることは可能です。
しかし、そのためには、技術的なサポートが必要です。
オンライン参加者を置き去りにしない技術的サポート(大規模な場合)をするためには、経費が必須です。
しかし、小規模な場合には、誰でもできるようになります。
どうしても置き去りになりやすいオンライン参加者の孤独感をどのようになくすのかを是非考えてください、必要ならば、いつでもご相談下さい。
完全オンラインでもハイブリッドでも、オンライン配信によって、距離の離れた方々と自由におはなしできればこれほど素晴らしいことはありません。
オンライン配信サポートは以下です。
https://tsutsui-learning-lab.com/
6月4日は、京都府歴彩館で開催されたハイブリッド学会の配信サポートでした。
500名会場なので、舞台袖と調整室とが離れているので、ケーブル敷設に手間がかかると思ったら、会場カメラが優れていたので、講演、シンポ、学会業務を含めると、カメラを10ポーズとスライド1カメを切り換えました。
3名サポートなので、Zoom、Youtube、マイクなどを分担したので、スムーズに進行しました。
カメラ切り換え10ポーズは圧巻でした。舞台袖との打ち合わせもインカムでやれたので、本番を邪魔することなく裏方で打ち合わせできました。
一般に高齢化してくると、視力と歩行がネックになりますが、さらに聴力も気になります。
私の母の場合、96歳になっても裸眼で新聞を読んでいるし、歩行もできますので、むしろ問題は聴力の確保です。父が存命の時には、小ぶりのセルフメイドタイプを好んでいたので、高めの補聴器を買っていました。健康な時にはその方がよかったですが、紛失が頻繁になってくると、それがかえってやっかいです。
紛失した時の母の落胆ぶりは本当につらそうですし、高額であるがゆえに、私にももったいなさが沸いてきます。
本人の努力でなくさないことを求めるのは酷なので、なくさない工夫をしようと思いました。
ずばりGPS付補聴器です!
いろいろ捜しましたが、こういう製品はなかなか見つからない。ケアマネさんに相談して見つけてくれたのがこれです。
母はセルフメイドでないので装着が慣れないのですが、必ずストラップを服に付けてくれるので耳から補聴器がはずれてもなくしません。これだけでも大きな前進ですが、ストラップが外れていた場合でもGPSで捜索可能です。何度かそれで居場所がわかりました。
昨日紹介した、靴に付けるGPS付の見守りツールとこの補聴器があればなんとか捕捉可能です。
「どこにいるかわからない」
これほど恐ろしい事態はありません。それをふせげるだけで、どれだけ安心感を得られるかわかりません。
母の介護を通じて、私が介護される立場になった時にこうしてほしいと思うことが沸いてきます。それを少しでも実現していきたいと思っていますが、これは5年前から始めた対面授業の中にオンライン授業を実現したこととよく似ています。
「いつでも、どこでも、誰とでも学ぶ」という理想の実現のためには対面授業は窮屈です。その矛盾を見つめるよりも、対面授業の改善に奔走することがいかに馬鹿げているのかがわかれば、私が大学の授業だけでなく、オンライン配信サポートに乗り出すことも当然の帰結です
。https://tsutsui-learning-lab.com/
介護することで、オンライン配信サポートの仕事が一層面白くなり、それが大学の授業改革へもつながっていきます。
現場にいる自分と、越境する自分が友に時代を生きていまる感覚を大切にしたいです。
タイトルがいかにもな感じですが、コロナ禍の広がりの中で、学校が休校になった2020年3月初めに立ち上げて、現在まで2年以上も毎日続けています。午後8時半〜9時の30分間の「夜会」と呼んでいます。たまに用事で出られないときがありますが、それ以外は私がいます。私は毎日いるので、いつでもお越し下さい、というだけで、特段の目的もなくぶらっときてもらっています。
開設当初は、私がZoomのホスト経験があったので、どうすれば自分の周りの人と一緒にオンラインセミナーを立ち上げるのかという目的で来られた方が多かったです。別の機会に、Zoomオンランコイン講座(有料)を解説していたこともあり、その延長線上で尋ねられる方もおられました。それはそれで楽しかったですし、わからない場合には、参加者と一緒にあれこれと思案していました。
一年経った2021年には参加者もぐっと減り、一抹のさみしさを感じていました。継続するのか、辞めるのか、いろいろ考えましたが、そのまま継続しました。ただ、ここからの展開が面白いのですが、参加者がじり貧になって寂しくなることを変えてみようと思いました。自分が寂しいのに続ける必要もないですから。
そこで、「夜会」を開く意味を自分の生活リズムに合わせました。つまり、コロナ前までは、この時間は外出して居酒屋での宴会途中でした。ですが、今では外出してもこの時間までに戻ってきて「夜会」を迎えています。変更してもまったく困ることがありません。
夜会で話すテーマはまったく決めていませんが、来られた方との間で自然にテーマが決まります。よく来てくれる方であっても、初めての方であっても、私は特に困らなくなりました。互いの反応の中でテーマは自ずから決まってきますから。
もちろん、最初から相談や依頼が来ることもありますが、それも楽しいです。30分間のとりとめもない雑談の中から時々ずしんと重い何かが生まれます。ここが一番の魅力です。
これがいつ起こるのか、またいつもの日常を楽しむのかはそれぞれですが、来ていただく中で創り上げる物なのでしょう。目的は決めず、一日の終わりに30分間雑談する習慣を今後も楽しみにしています。
教師が一方的に説明する授業が多いので、それを改善するためには、学生が考える、つまり「問いを作ること」が重要だとよく言われます。
「問いを作ること」は、学生が能動的に学習するといわれるので、あちこちで奨励されています。実は、私も以前はそう思ってきました。
でも、それを繰り返すと、話を聞く前に、事前に問いを考えたり、問い作りに集中して、話しを聞かなかったりして事例ができてきました。一部の理解力の足りない学生だとその可能性があるとも言われますが、私は違うと思います。
学生が自分で問いを作ることはいいにしても、その前に必ず相手の話をしっかりと聞くことを入れるべきだと思います。
話をしっかりと聞けば、それに賛成するかどうかにかかわらず、尋ねたくなります。
傾聴、傾聴、傾聴
ここを抜かさないでやっていくべきだと思います。