京都北部の高校で大学生が授業をする!            3/9「まるっとーくin綾部」開催

最近、大学生が教育や学びに興味を持ち始めています。NPOや学生団体など高校や大学で、熱の籠もったプロジェクトを展開しています。

その流れの中で、京都の大学生が新しい動き作り出しています。

大学コンソーシアム京都という京都の大学すべてが集まった連合体があります。その高大連携事業として、京都府北部の高校に、大学生を派遣して、高校生と大学生が対話する授業を始めています。

第一弾として、京都府北部にある綾部高校でおこなうことになりました。集まった大学生は、実に多彩。京都大学、京都精華大学、京都産業大学、立命館大学、龍谷大学、京都女子大学、そして、大阪大学、金沢大学の学生達30名です。

土曜日午前2時間の授業を作り上げるために、何度となくリハーサルを繰り返し、またプロジェクト準備のために会議を繰り返しています。一見すると進行が遅いのですが、参加者の同意と情報共有を得ながら進めていることで、結果的に全員の目標意識が明確になります。これが、まさに高校でやりたい授業です。

高大連携授業という範疇で見ていると、高校教員、大学教員、大学コンソーシアム京都職員に加えて、大学生が参加するマルチステークホルダー型の企画です。一大学と一高校との授業はありますが、複数の大学の学生が集まった授業は非常に珍しいと思います。

数年年上の大学生が高校生と、ワークショップ形式で将来の生き方を考える授業です。たぶんいまはやりの哲学カフェみたいなものだと思います。

3月9日土曜午前2時間の授業なんですが、学生およびスタッフ全員は、前日から綾部に泊まり込んで、みっちり準備をおこないます。

以下のブログを見てもらえれば、現在の進行状態がわかります。

まるっとーくin 綾部

しかも、このプロジェクトが一過性に終わらないための仕掛けがあるのですが、それはまた終わってからお伝えします。

明日最終リハーサルをおこない、いよいよ出発です。

私も置いて行かれないように着いていくことにします。

 

 

 

 

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12/7高大連携教育フォーラム開催。グループワークを取り入れた試みをします。

大学コンソーシアム京都が高校や京都市と提携して開催している「高大連携教育フォーラム」にはかなり前から関わっているが、今年10周年記念の大会です。記念にふさわしい試みと言うことで、シンポジウムのディスカッションを単なる発表者と1質問者とのやりとりで終わるのではなく、参加者相互で考える双方向の形式をやってみたいという主催者の強い思いがあり、私がファシリテーターを務めることになりました。

参加者数は150〜200名程度だが、高校教員、大学教職員、教育企業など多彩な参加者が全国から集まる予定です。大人数が、またグループワークに慣れていない参加者がいるだろうなかで、どういう双方向の対話ができるのかは、正直、わかりません。しかし、会場の下見をした中で、なんとか可能な道があるのではないかと思いました。どうなるかはお楽しみに。

第二部「表現技法」分科会では、シンポジウムという形式自体を崩して、参加者のグループワークの中から、新しい発見をしようと思っています。テーマは、私も授業に関わらせていただいている神戸の私立高校の授業が事例です。テーマは、四コマ漫画で自分の強みを表現しようというものです。精華大生も関わってもらったことでかなり面白い展開になってきました。

一般に、高大連携授業といえば、単に大学教員のお仕着せコンテンツを高校に提供するのが多い。しかし、この高校では、私はプロデューサに徹し、高校教員間での連携と大学生の参加とを媒介にして、化学反応を起こそうとしています。高大連携授業の新しい展開を意図しています。

12月7日(金)、キャンパスプラザ京都にお越しください。

なお、例年、参加申し込みが殺到しますのでお早くお申し込みいただけるとありがたいです。

 

■第10回 高大連携教育フォーラム

【開催趣旨】

高大連携教育フォーラムは、全国より高等学校教員、大学教職員、教育系企業の関係者が一堂に会し、高大連携の取り組みにおける「国内動向の情報共有と京都における取り組みの情報発信」を目的に、2003年度より開催され今年で10年目を迎えます。

本年の第10回高大連携教育フォーラムについては、「これからの時代に求められる学力・能力とは?-教育の目標を明確化するために-」をメインテーマに掲げ、開催いたします。
【構成】

2部構成となっております。部分参加も可能です。

第1部については、「中教審答申の理念と新学習指導要領」をテーマにした基調講演、ならびに高校・大学・社会それぞれの現場の立場から話題提供をしていただくシンポジウムを行います。午後からは、基調報告・シンポジウムでの問題提起を受け、Aグループ「キャリア形成」、Bグループ「高大接続」に分かれ、参加者同士で意見交換をしていただきます。

第2部では、「表現技法」「数学」「英語」「理科」の各教科をテーマとし、高大での連続性を備えた接続教育の可能性について高大両者からの事例発表、ならびに意見交換をしていただく分科会を行います。

詳細は下記ならびにチラシ(PDF)をご覧ください。
【お申込み】

お申込みにつきましては、申込用サイト( https://event.consortium.or.jp/kodai10/ )にアクセスいただき、画面の指示に従って申込手続きを進めてください(お使いのブラウザのcookieを「有効」に設定していない場合、お申込みできないことがございますのでご注意ください)。
お申込み期間は10月9日(火)12:00~11月22日(木)17:00とさせていただき、先着順にて承ります。あらかじめご了承ください。

★定員 第1部(基調講演・シンポジウム)-200名 第1部(ディスカッション)-各100名 第2部-各30名

開催概要

第10回高大連携教育フォーラム概要
開催日時 2012年12月7日(金)9:30~17:00 (9:00受付開始)
会場 キャンパスプラザ京都(京都駅前)
構成 2部構成(部分参加も可能です。
申込方法 下記URLよりお申し込みください。先着順となります。
(お使いのブラウザのcookieを「有効」に設定していない場合、お申込みできないことがございますのでご注意ください)
https://event.consortium.or.jp/kodai10/
申込期間 10月9日(火)12:00~11月22日(木)17:00
参加費 京都府内の高等学校・大学関係者  1,000円
上記以外の方(京都府内の企業参加者含む) 2,000円
※当日受付にてお支払いください。
※参加費にはレジュメ・資料集代を含みます。
主催 京都高大連携研究協議会
(京都府教育委員会 京都市教育委員会 京都府私立中学高等学校連合会  京都商工会議所  公益財団法人大学コンソーシアム京都)

登壇者・テーマ

第1部【講演・シンポジウム・ディスカッション】9:30~15:00(定員200名)
講演
9:30~10:30
テーマ 中教審答申の理念と新学習指導要領
講演者 安彦 忠彦(神奈川大学特別招聘教授・名古屋大学名誉教授)
概要 平成20年の中教審答申の理念ないし趣旨と、それによる小・中・高校の学習指導要領の改訂とを対比しながら、全学校段階でめざされた理念を核にして、主に高校段階の改訂学習指導要領の基本的特徴を明示し、合わせて大学との接続・連携に関連する問題について、現時点における国の今後の施策の方向を概略して述べ、シンポジウムのための情報提供とする。
シンポジウム
10:30~11:30

展開・まとめ
11:40~12:30

パネリスト 笠谷 卓生(近畿高等学校進路指導連絡協議会事務局長・京都府立鴨沂高等学校進路指導部長)
椋本 洋(大学コンソーシアム京都 高大連携推進室/立命館大学 理工学部講師)
今村 亮(特定非営利活動法人NPOカタリバ カタリ場事業部 事業部長)
コーディネーター 内村 浩(大学コンソーシアム京都 高大連携推進室長/京都工芸繊維大学 アドミッションセンター教授)
ディスカッション
13:30~15:00
Aグループ
【キャリア形成】
定員100名
テーマ 高大連携をふまえたキャリア形成教育
報告者(提案者) 遠山 秀史(京都府教育委員会 高校教育課 指導主事)
コーディネーター 中村 博幸(大学コンソーシアム京都 高大連携推進室/京都文教大学 臨床心理学部教授)
コーディネーター 浜畑 芳紀(大学コンソーシアム京都 高大連携推進室/立命館大学 教育開発推進機構教授)
概要 教育の場における“キャリア”ということばの使われ方は、キャリア指導、キャリア教育、キャリア形成の様に変化している。キャリア指導は、就職の為の資格取得やマナー・ルール等のスキル育成が中心であった。キャリア教育は、適性テストや自己分析をふまえて将来の進路について考える教育であった。そしてキャリア形成は、リテラシー(PISA)やキー・コンピテンシー(OECD)を意識して、ジェネリック・スキルの育成に焦点があてられている。しかし、これらの用語の意味は、個々の教員や高校・大学、各々でも認識が異なるといえる。そこで本分科会では、論点を整理した上で、参加者が小グループに分かれて議論を行う形の展開をはかりたい。
Bグループ
【高大接続】
定員100名
テーマ 高大接続の新展開
報告者 鈴木  誠(北海道大学 高等教育推進機構・高等教育研究部/大学院 理学院教授)
コーディネーター 山本以和子(大学コンソーシアム京都高大連携推進室/京都工芸繊維大学アドミッションセンター准教授)
ファシリテーター 筒井 洋一(大学コンソーシアム京都高大連携推進室/京都精華大学 人文学部教授)
概要 激しく変化し、予測不可能な社会における大学機能の再構築が求められている。6月の文部科学省「大学改革実行プラン」では、グローバル化対応、主体的に行動できる人材育成を目指した大学教育への質的転換のために、大学入試についても学ぶ意欲や力を測るような現在の機能からの転換を掲げている。そのために高校教育と入試そして大学教育をどのようにつなげ、しくみを構築すればいいのか。まずは、このテーマについて北海道大学の鈴木先生からフィンランドの大学入学資格試験事例についてご発表いただく。本ディスカッションでは、既存システムに囚われずに日本以外の事例も視野に入れた発表者の問題提起を受けて、参加者同志の話し合いを行い、問題提起を聞くだけでなく、参加者自らがより身近な解決策を模索することを目的にしている。
第2部(分科会)15:30~17:00(定員各30名)
第1分科会
【表現技法】
定員30名
テーマ 高大連携授業「自己を表現することで強みを伸ばす」
報告者 兼
コーディネーター
筒井 洋一(大学コンソーシアム京都 高大連携推進室/京都精華大学 人文学部教授)
報告者 大木 誠一(神戸国際大学附属高等学校 教諭)
概要 これまで本分科会では、広い意味での表現力の育成について、教科・専門にとらわれない高校・大学教員の報告を中心に展開してきた。
本年は、それをさらに前進させるために、発表者である高校教員と大学教員が共同で高校の授業を企画し、それを素材にして、参加者同士でよりよい問題解決を図る。
事例としては、神戸国際大学附属高校2年生(アスリート中心)のホームルームを取り上げる。生徒は、四コママンガで活動歴をビジュアル化し、それを第三者にプレゼンテーションするものである。
分科会参加者には、アスリートにとらわれるのではなく、むしろ生徒一般が自身の強みをどのように表現すればいいのかについて考えてもらう機会となる予定である。
第2分科会
【数学】
定員30名
テーマ 数学を活用して思考・判断・表現する力をつける
報告者 松浦 清恵(京都市立堀川高等学校 教諭)
報告者 川添 充(大阪府立大学 高等教育推進機構 教授)
コーディネーター 古池 強志(京都市教育委員会 指導主事)
概要 さまざまな課題の解決にむけて、数学を積極的に活用して思考・判断・表現する力を身に付けることは、現代社会を生き抜いて行く上でも重要なこととされている。
そのような能力や態度を養うことを目標の一つに揚げている高等学校新学習指導要領のもとでの高等学校現場の取組や課題、また、数学を思考ツールとして用いる力を身につけるための大学での授業実践などを報告し、発達段階を考慮した数学での言語活動の充実、数学を積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度の育成、そしてその視点から高大連携の可能性などについて考える。
第3分科会
【英語】
定員30名
テーマ 英語教育における効果的な高大連携を考える
報告者 東谷 保裕(立命館宇治高等学校 教頭(国際教育担当))
報告者 山岡 憲史(立命館大学 教育開発推進機構教授)
コーディネーター 今川 佳紀(立命館宇治高等学校 外国語科主任)
概要 立命館宇治中学校・高等学校では、生徒の英語力や教員の指導力の伸長を目的として立命館大学の様々な学部と連携している。例えば、教育開発推進機構と協同して、よりコミュニカティブな文法指導を目的とした教材(問題集)の開発や、英語教育をより効果的に行うために不可欠であるCan do listの作成を行った。また、文学部と連携して、本校英語教員の指導技術の向上を目的とした研究授業を実施したり、英語教員志望の大学生をインターンシップ生として本校で受け入れ、学生の英語指導技術向上につながるよう指導を行ったりした。分科会ではこのような高大連携の具体例を紹介させていただき、より効果的で実りある高大連携の在り方について議論を深めたい。
第4分科会
【理科】
定員30名
テーマ SPPによる高大連携講座の実践 ~高校生や大学生TAが体験し考えたこと~
報告者 谷口 謙作(京都府立莵道高等学校 教諭)
報告者 京都工芸繊維大学 大学院 工芸科学研究科生2名
コーディネーター 遠山 秀史(京都府教育委員会 高校教育課 指導主事)
概要 京都府立莵道高等学校は、平成19年度(2007年度)から文部科学省のSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)を活用して、京都工芸繊維大学の老田准教授との高大連携講座を実施している。テーマは「水表面の不思議(表面張力のしくみや界面活性剤の働き)」で、普通科理系2年生対象の3回連続講座。1回目は大学研究室での実験、2回目は高校実験室での実験、3回目はその実験内容と結果と考察を班ごとにまとめて発表・質疑応答を行う。3回の講座の中で高校生が体験したこと、大学生が体験したこと、その体験を通して高校生や大学生や教員が何に気付いてどのような成長があったかについても報告を行う。

情報交換会(兼 京都高大連携研究協議会発足10周年記念レセプション)

情報交換会
会場 リーガロイヤルホテル京都(堀川通塩小路下る) 2階 愛宕の間
参加費 2000円(第1部・第2部の参加費とは別途必要)
※当日受付にてお支払いください。
定員 60名(先着順・定員に達し次第受付終了)
※第1部・第2部いずれかに参加される方のみ参加できます。情報交換会のみの参加はできません。

その他

本フォーラムの主催団体である京都高大連携研究協議会は、京都の産・官・学(全ての公立・私立高等学校および全大学・短期大学)が一堂に会し、個別高校・大学間の<個と個の連携>ではなく、組織と組織による<面と面での連携>によって京都独自の高大連携を実現することを目的に2003年5月に発足し、様々な角度から研究・開発に取り組んでいます。

構成団体は、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府私立中学高等学校連合会、京都商工会議所、公益財団法人大学コンソーシアム京都の5団体です。

お問い合わせ

京都高大連携研究協議会事務局(大学コンソーシアム京都 高大連携事業部)
電話: 075-353-9153 ファックス: 075-353-9101

 

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プロジェクト提案を中心とした学生参加型授業を始めます

後期から始めて担当する「情報メディア論」ですが、理論や現状解説型の講義形式ではなく、ワークショップ型の授業に全面的に刷新します。

受講生は、アイデアの発想法と、チーム・ビルディングを学びながら、自ら決めたプロジェクトの企画提案を三回行います。第一回第二回を企画提案の試行とし、第三回を最終プレゼンとして発表します。

プロジェクトの企画に対するアドバイスやコメントなどでの参加を歓迎しますので、ぜひお越しください。

以下が15週のシラバスで、その次には初回のシラバスを掲載します。

15週のシラバス

情報メディア論

12.10.01

授業の概要及び目的

1.コンセプト設計に必要な発想法を学ぶ

2.チームとしてのメンバー間の連携の必要性について学ぶ

3.アイデアの発散、収束、プロトタイプの作成というフレームワーク

4.最終的には、フェイスブックページを通じたプロトタイプを完成する

到達目標

(1)コンセプトとターゲット

(2) 常識にとらわれない柔軟な発想ができること

(3) ファイスブックの活用ができること

(4)グループでの話し合いに慣れることができる

評価方法・評価基準

出席 30%、課題 20%、プレゼン 40%

履修条件・留意点及び受講生に対する要望(予習・復習等)

1.ファイスブックの利用が必須である。

2.小集団による議論に参加すること。

3.午後1時には着席していること

4. 欠席過多や最終プレゼンに参加しない場合、単位修得できない。

授業計画

  1. 9/24ガイダンス

■発想法とチーム・ビルディング

2.     10/01 トレーニング1.

3.     10/08 トレーニング2.

■プロジェクト1.     ホップ

4.    10/15 テーマ・コンセプトの設定

5.    10/22 コンセプト・ターゲットの設定

6.    10/29 発表と振り返り アセスメント

■プロジェクト2.     ステップ

7.    11/05 テーマ・コンセプトの設定

8.     11/12 コンセプト・ターゲットの設定

9.     11/19発表と振り返り アセスメント

■Facebookページの活用   ジャンプ

10.    11/26 Facebookページの解説(ゲスト予定)

11.    12/03 テーマ・コンセプトの設定

12.    12/10コンセプト・ターゲットの設定

13.    12/17 発表準備   アセスメント

■グループプレゼンテーション

14.    1/07プレゼン1

15.    1/14 プレゼン2、振り返り アセスメント

初回のシラバス

発想法とチーム・ビルディング

10.01

ゴール:プロジェクトのコンセプト設計に必要な柔軟な発想を学ぶ

チームの一体感を高める

 

新しいシラバスの説明                 10分

ゴールとルール

チーム分け(5名1チーム)              5分

知り合いや同性ばかりで組まない

チーム毎に自己紹介(パーソナリティ、得意なこと)   5分

アイスブレイク                   10分

振り返り                      5分

チームビルディング                 10分

チーム名、役割決定、連絡先の交換、

発想法の事例

1.「大きなかぶ」                 15分

2.水平思考  借金と娘

途中、役割毎の説明(筒井)

チーム・マネージメントのルール

1.全員の名前と特徴を覚える

2.チーム内で役割を作る。ただし、役割は固定しない。

3.活発な意見交換が行われること

チームで議論をするときには、役割の違いがあっても、全員議論に参加します。役割が決まっているから、それに専念し、議論に参加しないということがないように。

 

チーム内の役割

・ マネージャー(Manager : M)

メンバー全員が三回連続で出席するように働きかける。事前事後に、チームとしての目標確認、工程管理(いつ、何をするのか)をメンバーにメールする。教員や全員を統括する学生との連絡(メールが主)を行う。チームの議論のまとめを、書記からメールを受けたら、それを教員とプロデューサに伝える。チーム代表者会議に参加して、授業の進め方をチームに伝える。

・ 司会者(Facilitater: F)

授業での、チーム内での意見を引き出し、議論しやすい雰囲気を作る。

・ 書記(Secretary: S)

チーム内の議論を書き留め、その日のうちに、全員に連絡(メール)。議論が脱線しそうになったら、すばやくそれを修正する。毎回の議論のまとめは、教員と学生プロデューサに連絡(メール)する

・ IT担当(Information Technology :IT)

全員がフェイスブックに登録するように促し、ファイスブックページの作り方を教えるようにする。まったく使ったことがなければ、誰かに聞くか、ネットで調べること。まずグループメンバーと教員・プロデューサとフレンド申請すること。その時、必ずメッセージを事前に送ってほしい。でないと、誰なのかがわからないので。

・ 参考文献・情報提供担当(Reference : R)

テーマに関する文献や情報を集め、それを持参して、チームに提供する。学生全体の統括を行うプロデューサーを置く。チームのマネージャーは、プロデューサと毎週連絡を取ってください。

プロデューサーは、誰?

 

チーム代表者会議

 

日時:毎週月曜4限

場所:流渓館207号室(筒井研究室)

マネージャーが月曜4限に空いていれば、是非出席のこと。

無理ならば、次のいずれかで出席のこと。

・それ以外の誰かが月曜4限出席

・マネージャーが月曜12時半から1時まで(C-103で食事持ち込み可)

 

 

 

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神戸の私立高校の授業を見学して、とても感激した!

先日、神戸のある私立高校の授業を見学に行ってきました。

この高校は、スポーツで有名な学校す。高二のホームルームに行ったのですが、クラスのほぼ全員が野球、サッカーなどの部員で、しかも、かなりのメンバーが国体に出られるくらいのスポーツ能力の高い男子生徒です。

私の知り合いの教員がこのクラスの担任で、授業見学をお願いしました。

ホームルームで、12月末に、自分の強みを四コママンガにしたものを口頭発表することを目標にしています。

この授業以外にも、高三の英語の授業は若手の女性教員がやっていますが、夏休みにしたことを英語の三つの単語で語るという授業でした。将来は素ポート選手になりたいと思っても、英語を勉強したいという生徒はあまりいません。でも、本当に片言の英語を題材にしていますが、実にいろいろとコメントをしてきます。授業を邪魔するのではなく、授業や教員に絡んでいこうという気持ちが生徒にあるのがわかります。もっとも中には、女性教員には答えるのが難しい質問も出ますが、手際よく答えていく女性教員が実に見事でした。

もう一人の教員は、一年生の社会を担当する男性教員でした。週四回、社会の授業があるのも珍しいですが、一学期は、なんとアサーションがテーマでした。相手のことを配慮しながら、自分の気持ちや考えを相手に伝える手法を教えながら授業しています。生徒から一学期の授業で習った単語が出てきますので、それが二学期の授業のベースになって生徒に浸透しているのがわかります。

二学期の最初の授業は、IQとEQの違いから授業が始まりました。解説後、心の知能指数を計るEQレベルを計測するテストをしました。次回にその結果がフィードバックされるのでしょう。高二のホームルームには、英語教員と社会教員も出席していて、その時に実施した「本当の私」という心理テストをこの授業でも実施していました。他の授業との連携やよいところをすぐに取り入れるということが互いにごく普通にできる教員間の連携が出来上がっています

初めて見た人はこれが社会の授業かととまどうかもしれませんが、人間関係の基礎をつけることが必須だということが授業設計の中に入れながら授業している私からすれば、非常に大切なことをされていると思いました。(以前に、「最後に他クラスと共通テストがあるのですが、講義型の授業よりも、この授業の方が成績はいい」とおっしゃっていたのが印象的でした。)

英語、社会など異なる分野の高校教員が互いの授業に自由に見学に生きて、互いの授業の教育改善をおこなっていることに驚きました。私も別の高校でも一緒に取り組んでいますが、それはなかなか難しいです。さらに驚くのが、ここの生徒です。他の高校の授業ならば、教員が何か質問しても生徒から何も反応がないですが、この高校では長期的に生徒にグループワークに慣れさせ、自分の意見を発言するという風土を作り出しています。それがうまく継承されているクラスとそうでないクラスの違いがあるそうですが、見学させていただいた三つのクラスのどれもが継承されているのがすぐにわかります。

この社会の先生は、元運動部の顧問で全国大会出場を目指していたそれ一食だったそうです。しかし、6年前に人事異動があり、今度は授業に力を入れようということで、教科書を使わず、講義をしない授業を実践しています。

小学校時代からグループワークになじみ、人と違うアイデアや貢献の大切さを身につけ、中高時代の講義型中心の授業には嫌悪を覚えながら、京都の私立大学に入学して、サッカー部に入った。このサッカー部は、部員自身が練習メニューや戦略を自ら組み立ていた珍しいクラブだったそうです。

授業では、どちらからというといじられ役をやりながら、生徒が動き出す、考え出すことを楽しいことと受け止めて、実践していることに感激しました。

私は、いくつもの高校の授業に関わっていますが、一名の教員ではなく、相互の信頼感の中で数名の教員が互いに連携しながら授業を変えている高校は非常に珍しい。ここは教育改善では知られていない高校です。

私はこの十年ほど取り組んでいるファシリテーションを教育の中で浸透させようという私の意図と同じ方向で取り組む高校があることに大変勇気づけられました。

岩手県の県立高校で取り組んだ高校生の夢創造ワークショップにせよ、キャリアデザインにせよ、グループワーク概論にせよ、同じです。

いや、岩手県立高校やグループワーク概論で始めだした、大学生が大学や高校の授業を支援し、授業者になるという試みが大学教育の新しい動きとなるように取り組みたいと思います。ですから、この高校の授業にもさっそく大学生も参加してもらっています。

さあ、どうなるか楽しみが増えてきました。

お世話になった高校と共に、大学生にも期待したいと思います。

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今夏から、岩手県の高校で、精華大の授業を実施します!

昨年、岩手県住田町を拠点として、釜石市や大槌町での震災ボランティア活動には京都精華大からも教員や学生が関わってきました。震災への関わりをより強く、継続的にするために、この一年間、現地とのやりとりを繰り返してきました。

それが結実して、8月20日〜24日まで岩手県立高校三校(遠野緑峰高校、住田高校、釜石高校)に京都精華大の学生が訪問し、大学で行われている授業を大学生が高校生に向けて実践します。授業内容は、高校別に異なりますので、それを成功させようと、大学生は現在準備に追われております。

また、このプロジェクトに対して興味を持つ高校生も参加します。関西の高校生が岩手県の高校生に向けて授業をするという中から、高校生の新しい可能性も広げることができます。プロジェクトの詳細については、以下の資料を参照ください。

私自身は、このプロジェクトの初めから関わっていますので、これが実現することに感動を覚えています。現地での新しい広がりを思考しつつ、今後も継続するように基盤を固めたいと思います。

以下が、プロジェクトの詳細です。

京都精華大学人文学部震災復興教育プログラム
高校生の将来を大学生と創るワークショップ授業
—岩手県立高校での民話、デジタルストーリーテリング、まんが—

プログラム概要:
京都精華大学人文学部では、今夏8月20日〜24日の一週間、震災復興策の一環として、震災被災地および周辺地域にある岩手県立高校三校(遠野緑峰高校、住田高校、釜石高校)と提携して、京都精華大学の授業を現地でおこなう。これは、京都精華大学の大学生が、現地で授業をおこなうことで、被災地の高校生が地域資源を再発見して、故郷への誇りを取り戻し、同時に、高校生の将来の夢を3分間のムービーにして多くの人に夢の大切さを訴えるというものである。震災復興と若者の未来の夢を語るに当たって、最新のデジタル機器であるiPadを利用し,撮影した画像を,制作者自身が録音した語りでつなげていくデジタルストーリーテリングという手法を活用する。この授業は、今後5年間継続予定であり、震災復興と高校生への継続的な支援に取り組む予定である。
この授業をおこなうに当たって、iPadや通信機器メーカーとの協賛をえて、高校・大学・企業とがタイアップして、創発的な成果を実現する予定である。

これまでの経過:
京都精華大学では、昨年3月11日東日本大震災で被災した地域や人々への支援をおこなってきた。震災支援NPOの支援を受けながら、大学生や教員が岩手県釜石市大槌町大船渡市の仮設住宅での談話室での傾聴ボランティアをおこなった。ボランティアは、深刻な被災をした現地の人々の話を聞き、子供と遊び、共に交わる中で、京都では体験できない貴重な経験をした。そこで見聞きした話題は、日常生活のささいな話しがありつつも、やがて打ち解けてくるにしたがって、震災当時の被災体験を聴くこともあった。また、遊びにやってくる子供達とも積み木をしたり、お絵かきしたり、ボール遊びをしたりしていたが、ふとしたことをきっかけにして、震災当時の体験がフラッシュバックすることもあった。その現場に遭遇したボランティアは、子供達の気持ちをただ受け止めることしかできなかった。

被災地復興に今後必要なこと:
被災地の復旧・復興のために、政府・自治体・企業はもちろん、多くの団体、NPO、市民などの協力が必要である。しかし、京都精華大学としての支援策は、人文学部や芸術系学部である特徴を活かすような形が望ましい。そこでは、町を物理的に再建・新設ことではなく、むしろ被災者の気持ちを癒し、勇気づけ、未来への希望へという心の復興を支援することが大切である。その中で、精華大学としては、今後の継続的な復興への関わりを続けていくためには、どこに尽力すればいいのかを議論した。その結果、主として教育分野において、小学生から高校生までの生徒の中でも、進学や就職という、これまでの人生の中で、最も大きな選択を迫られている高校生を支援することに決定した。小学生や中学生の大半は地域の学校に進学する。しかし、高校生は、進学や就職かの選択を迫られると共に、遠隔地への移動を迫られ、大きな環境の変化の中で、新しい人生を歩むこととなるが、必ずしも有効な支援策が講じられているとはいいがたい。
人生上の大きな決定を求められる高校生には、進路に関する適切な情報提供よりも、むしろかれらの相談相手が必要である。相談相手というと、普通は、高校教員であったり、親であったりするが、若者の揺れ動く感情に適切に寄り添うためには、高校生よりも少し上の世代の大学生の存在が重要である。
すなわち、教師や親といった何十年も離れた大人のアドバイスは有効であるが、同時に、数年上の先輩である大学生の存在は、高校生にとっては、自らの視点に近い人生のロールモデルとして貴重である。しかしながら、被災地周辺には大学がなく、こうした接触ができないでいる。そこで、京都精華大学人文学部では、大学生にとっては夏休み期間中であり、高校生にとっては二学期の授業期間(8月18日から二学期が開始される)に開催することで、一週間で三校の授業をするために滞在することが可能となった。また、一度交流した高校生とは、その後もテレビ会議やソーシャルメディアを通じたり、また、岩手県立高校の修学旅行先が京都であることから、夏の授業数ヶ月後(11月末〜12月初め)には、大学生のいる京都で再会することが可能である。このように被災地での授業プロジェクトにとどまらず、テレビ会議やソーシャルメディアという情報ツールを活用したり、京都での再会といった多様な交流手段を通じて、継続的な交流が可能になる。

高校における授業展開:
京都精華大学人文学部では、昨秋から被災地の高校との間で、当大学との共同授業の実施可能性について高校を訪問して協議してきたが、昨秋、三高校(遠野緑峰高校、住田高校、釜石高校)との授業を実施することで合意した。8月20日〜24日の一週間に、大学生30名が三高校を移動しながら、それぞれ異なるテーマの授業をおこなう。
1.岩手県立遠野緑峰高校ー民話朗読・伝承マップワークショップー
遠野市は、柳田国男の『遠野物語』以来、日本民話のふるさととされ、民俗研究の拠点となってきた。しかし、21世紀の今日、地域の伝統文化はその継承者の不足に直面し、語り部の養成を行政が行うことさえ珍しくない。伝承保存を企画して2010年1月に制定された(遠野遺産99認定制度)はそのようなとりくみの一端であったが、東北大震災の影響を受け、いまだ伝承マップの活用もままならない状況である。
この授業では、地元の高校生とともに地元学方式での学びも取り入れながら、遠野遺産99の伝承地を訪れ、あわせて史跡にまつわる口碑(オシラサマ、河童淵、ザシキワラシ・・・など)を現代語に翻訳した台本を作り、『新遠野物語』の朗読公演を興行する。また、高校生たちとの交流をとおして、被災地の現状を把握し、いま遠野の地で物語を語ることの意味について考える。学生は、こうした公演やマップ作りを担当すると共に、その様子を撮影し、インターネットに公開することで、授業プロジェクトの成果を広げることをめざす。

2.岩手県立住田高校 —高校生が夢を語るiPadによる
デジタルストーリーテリング—
住田高校は、被災地から離れた山間部にあるが、沿岸部からの生徒も通学しているので被災者を抱えている高校である。当初、高校生に被災当時の過去を語ってもらい、体験を掘り起こそうと考えたが、そのことは生徒にとっては時期尚早という場合もあり慎重は配慮が必要である。けれども、被災の有無にかかわらず、生徒はやがて高校を卒業し、進学したり、就職したりして、新しい人生を歩む選択を迫られる。住田高校では、全校生徒135名すべてをこの授業に参加させ、全学的な取り組みとして意欲的な体制を整える予定である。
授業においては、(大学教員ではなく、)大学生が高校生に対して、自らの未来を語り、デジタルストーリーテリングの実例を紹介しながら、教えていく。大学生の例を踏まえて、高校生が自身の未来を語るストーリーを創り、最新の情報機器であるiPadを使って、そのストーリーを新しいデジタル世界での転換へと変換する。これによって、高校生の未来の可能性を開いていく。

3.岩手県立釜石高校 —地元の素材からマンガを制作する—
釜石市は、沿岸部にあり、市内の重要部分が津波の被害を被っている。幸いより高地にある高校は、直接的な被害を受けることはなかったが、高校生のかなりの部分が被災者となっているため、現在でも仮設住宅から通学している生徒も多い。
釜石高校は進学校であるとともに、美術教育にも尽力しているため、芸術志望の高校生が多い。かれらの多くは、漫画家志望が多いために、マンガ学部の学生が中心になって、高校生にマンガ制作講座をおこなう。マンガ学部生のなかでも、既にマンガ雑誌編集部が付いている学生や同人誌その他でもプロレベルの能力を持っている学生もいる。
かれらの経験を実習形式で高校生に伝えることで、高校生がより高度な描写技術を身につけると共に、マンガやアートの可能性について話し合うことが可能となる。

以下は、授業シラバス:
1)遠野緑峰高校シラバス
地元高校生と行く『遠野物語』の旅-歩く、語る、つくる
<講師>堤邦彦・恩地典雄(京都精華大学人文学部)
<開講形態>4~7月の事前学習5コマ、
8月20日から24日までの現地集中授業(4泊5日程度)8コマ、
9~11月の事後学習2コマ
<授業の概要及び目的>
東北大震災は地域社会に対しても未曾有の打撃を与えたが、地域と周りの人々の努力により懸命な復興活動が積み重ねられている。岩手県遠野地方もそのような地域のひとつである。
遠野の地は、柳田国男の『遠野物語』以来、日本民話のふるさととされ、民俗研究の拠点となってきた。しかし、21世紀の今日、地域の伝統文化はその継承者の不足に直面し、語り部の養成を行政が行うことさえ珍しくない。伝承保存を企画して2010年1月に制定された(遠野遺産99認定制度)はそのようなとりくみの一端であったが、東北大震災の影響を受け、いまだ伝承マップの活用もままならない状況である。
この授業では、地元の高校生(県立遠野緑峰高校)とともに地元学方式での学びも取り入れながら、(遠野遺産99)の伝承地を訪れ、あわせて史跡にまつわる口碑(オシラサマ、河童淵、ザシキワラシ・・・など)を現代語に翻訳した台本を作り、『新遠野物語』の朗読公演を興行する。また、高校生たちとの交流をとおして、被災地の現状を把握し、いま遠野の地で物語を語ることの意味について考える。
受講生にはそれぞれの関心領域(歩く、語る、つくる)についての能力を伸ばすことを期待し、地元高校生には地域への愛着を深めることを通して、遠野に活力をもたらす人材への成長を期待する。

2)住田高校シラバス
テーマ:「未来の自分を語る」
ー住田高校生と精華大生のデジタルストーリーテリングー

<主旨>岩手の高校生が京都の大学生と授業中で初めて出会う。テーマは、未来の自分を語る。大学生が高校生に向けて呼びかける中で、どのような未来が見えるのか?
それをiPadなどの情報機材を使った写真と文字を素材にして、スライドショーを作る。それを全員の前で発表して互いの未来を感じあうことで、高校生の将来の新しい可能性を発見する。

<講師> 筒井 洋一(京都精華大学人文学部)

1.ガイダンス デジタルストーリーテリングとは
2.グループ分け 機器操作の習得と、テーマについての設定
3.グループ毎に調査地に出発するか、学校でゲストへのインタビューをおこなう
4.スライドショーの編集
5.グループ発表   制作意図をプレゼンし、作品を発表
6.ゲストや教員からの講評

3)岩手県立釜石高校シラバス  —地元の生活からマンガを制作する—

<講師> おがわさとし(京都精華大学マンガ学部)

<主旨>マンガは、雑誌やネットに氾濫しているエンターテインメントの作品だけではない。むしろ、震災という大災害に見舞われた高校生の生活の中からテーマや素材を発見することができる。社会に存在する課題と向き合う中で、新しいエンターテインメントとしてのマンガを制作することを実習形式で学んで行く。

1. 高校生の興味関心からテーマの選択、決定
2. ネームの作成
3. ネームの完成
4. 大学生や教員からの講評
5. 作品発表

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第8回ファシグラ研究会~ファシグラ学び合い編~

一部の人しか話さない会議、空中戦の会議、アイディアが出ない会議。
そんな会議を変えたい方へおすすめです!
文字とイラストを使って会議をスキッと見える化できる
ファシリテーション・グラフィックス(FG)で
ミーティングを楽しくて生産性のあるものにしませんか?
ファシグラをモノにすれば、あなたの会議は変わります!!

今回のファシグラ研究会は、これまでとは違うアプローチでファシグラを探求する場にしたいと考えています。
「これまでとは違うアプローチ」とは、「スタッフも含めた研究会の参加者同士で教え合い学び合う」という視点でプログラムを進行することにチャレンジするということです。
もちろんファシグラをガンガン活用してもらいますので、スキルアップにもつながりますよ。
ファシグラを活用している人もファシグラを知らない人もどんな方の参加も歓迎です。
会場は、ゆったりとした環境で学びの場が深まる京都精華大学です。
一日を通してファシグラを探求しながらファシグラ実践力を楽しく向上させましょう!

今回は、参加者のみなさんと共に当日の「プログラム」と「場」を作っていく予定ですので、参加費も低く設定しました。ということで、「当日のお菓子の差し入れ大歓迎!!」なんてことも・・・(^^)
てなことで、みなさんのご参加をお待ちしております。

※ お手数ですが、ペンをご用意ください。(6~8色セット。サインペンタイプ)
☆研究会推奨ペン☆
プロッキー8色セット(細字丸芯+極細)
play color 12色セット
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
☆ご参加を希望される方は、お手数ですがfacebook上で参加表明をしたうえでこのwebフォームからお申し込みください☆

日 時: 2012年3月18日(日)10時~17時
場 所: 京都精華大学 黎明館 L001号教室
参加費: 学生500円、社会人1,000円 
定 員: 20人
主 催: 場とつながりラボ home’s vi
申し込み期限:3月16日(金)24時
※定員に達し次第申し込みを打ち切らせていただく場合がございますのでご了承ください。
☆アクセス:京都市営地下鉄烏丸線国際会館駅前バス停 
京都バス2乗り場より(40番)で約8分(9時26分、9時38分 国際会館駅発)
      叡山電鉄で約17分
      9時30分 出町柳駅発

☆昼食のご案内
※当日は日曜日なので学食が開いていません。また、近くにあるレストランも十分なキャパがありませんので、昼食持参をおすすめします。
☆研究会後に懇親会を予定しております。御参加いただける方は、申し込みフォームの懇親会欄を参加と入れて申し込みをしてください。
☆前回の様子が知りたい方はここからどうぞ

☆参加申し込み
facebook上で参加表明をしたうえでこのwebフォームからお申し込みください

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昨年の振り返りと新年の取り組み

皆様、明けましておめでとうございます。

昨年と異なって、元旦は暖かい日となりました。
年賀状を出すのをやめて五年目となりました。頂いた賀状の中でどうしても返信しないといけない数も
1ケタに減りました。その代わり、ブログで新年のご挨拶をさせていただいています。

今年の取り組みを紹介する前に、まず、昨年度の取り組みについて振り返ります。
昨年の出来事の中でなんといっても、3月11日の東日本大震災が一番衝撃的でした。
地震、津波、原発事故の規模が甚大であったということはもちろんですが、私は、
それで終わらないと思っています。

これまで時間が過去ー現在ー未来と一直線上に進んでいくと考えていた常識が
一瞬にしてそれらを断絶させることとなりましたが、その結果は、
今後もその断絶が続くという警鐘をわれわれに知らせたという気がします。

ただ、関西に住んでいると、被災地との意識の差がかなりあり、これをどう埋めるのかが
大きな課題です。私も課題克服に取り組んでいきたいと思います。

昨年、大学や本務に集中するために、いくつかの活動から離れました。
1.大学コンソーシアムの半年間のインターンシップコーディネータを辞めました
仕事自体は、多くの大学からやってくる意欲的な学生が半年間の中で大きな変容を遂げる現場を
間近で見ることができるのですが、かなりの時間を割くことになるために、辞めました。

2.京都メディアフォーラムの事務局長を辞めました
2004年から月一回ラジオカフェでメディアや文化の最前線の方をお招きした講演会がおこなわれてきていました。
開始直後から私は関わり、ここの三年間は事務局長として、例会企画や運営の責任者となっていましたが、
フォーラム自体を解散しました。

3.学外のいろいろのプロジェクトから離れていきましたが、詳細は省きます。

4.自宅での飲酒を辞めました。
飲酒の習慣を自分で決定できるようになりたいと思い、決意しました。もちろん、外では相変わらず飲んでいますので、ご心配なく。

今年の取り組みは、
1.私単独の授業を自分でプロデュースします。
  これは、本務中の本務なのですが、その授業をできるだけワークショップ型にしています。

2.社会人と一緒に担当する授業をプロデュースします。
   キャリアデザイン、プロジェクト演習、卒業プロジェクトなどの授業を学外の方と一緒に創り上げていきます。

3. 高校ー大学ー(企業)社会というライフコースの中で、教員や社会人の取り組みに注目します。
  このライフコースの主体は、学生や生徒ですが、むしろそこでの教員や企業人の役割を検証していきます。

4.震災プロジェクトに対して継続的に取り組む。
  被災地の高校や学校への取り組みと、京都での取り組みの双方をつなげていきます。

以上のような教育研究上の取り組みにおいては、
コンテンツ自体をよりよく向上させることは大切ですが、
学びを伝える方法論や環境の改善なしには、理解は深まりません。
今年は、後者について、より意識的に取り組んで行きたいと思います。

皆様からのお力添えをいただければと思います。

それでは、皆様のご健勝をお祈りして、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

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東北への風 ―岩手と福島の被災地から―

日程  2011年11月02日(水) 〜 2011年11月03日(木)
      14:00 〜 17:00
会場   京都精華大学 春秋館1F S-101
      キャンパスマップ

■11月2日(水)「被災地を体験して ―岩手からの報告―」
1. 14:00~15:00 岸野亮哉さん講演会 「被災地域で見たこと、聞いたこと、感じたこと」

東日本大震災の被災地域を16回訪れ、最近は遺体安置所でのお参りや現地で知り合った方々のもとを訪ね歩いている岸野亮哉さんが、体験をもとに現地の様子を報告します。

講師: 岸野 亮哉(僧侶、写真家)

【講師プロフィール】
1974年生まれ。僧侶、写真家。京都精華大学の近く(岩倉幡枝町)で生まれ育つ。
1997年3月、大谷大学文学部仏教学科卒業。その後、大阪市内のコマーシャルスタジオのアシスタントを経てフリーに。「宗教は戦争の原因か?」を主な題材として海外紛争地域の取材を行っている。日本写真家協会会員。
実家は浄土宗西山(せいざん)禅林寺派の専修寺(せんしゅうじ・岩倉幡枝町)。現在、副住職。

2. 15:00~17:00 岩手震災ボランティア体験報告会

夏休みに一週間、岩手県三陸地方(釜石、大槌、大船渡)の仮設住宅内にある談話室「お茶っこサロン」で高齢者や子供達の話を聞く傾聴ボランティアをしてきた学生が、被災者や全国の学生と出会った体験を報告します。

■11月3日(木・祝) 
1.14:00~15:30シンポジウム

福島における原発事故放射性物資の測定と除染について ~現地での実際の測定裏話、秘話、奮戦記~

ベクレルって何?シーベルトてどんな単位?セシウムってどんな物質?など、放射性物質の基礎知識の説明から汚染現場での実態について、本学教授の山田國廣が解説します。
スライド・パネル写真等の展示や、実際の測定器での実演も行います。

講師: 山田 國廣(京都精華大学 人文学部 総合人文学科 教授)
主催: 京都精華大学 人文学部 教職員・学生有志
参加費: 無料(予約不要)

2. 15:30~17:00 福島の農作物を食べてみよう ~あなたは福島の農作物を食べれますか?~

講師: 槌田 劭(元・京都精華大学 人文学部 教授/使い捨て時代を考える会 相談役)
主催: 京都精華大学 人文学部 教職員・学生有志
参加費: 無料(予約不要)

■写真・まんがパネル展
 期間中、被災地で撮影した写真や学生が描いたマンガを展示します。

問い合わせ先:
京都精華大学 人文学部 板倉研究室
京都市左京区岩倉木野町137
TEL:075-702-5227
sizenita*kyoto-seika.ac.jp(*を@に変えてください)

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京都精華大学教員有志による東日本震災ボランティア説明会

京都精華大学学生のみなさんへ

東日本震災ボランティア説明会
を以下の日程で開催いたします。
これは、教員有志の企画です。

日時:第一回 7月12日(火)午後6時
        《東北への風》イベント内での告知
   第二回 7月15日(金) 昼休み
   第三回 7月21日(木) 昼休み
     ~都合のつく日時に参加してください~

場所:本館1階ラウンジ
 
 東日本震災の被災地支援のためのボランティアを募集します。
教員有志が国際協力NGO「パルシック」と岩手県立大学ボランティアセンターのプロジェクトの主旨に賛同して、説明会を開催します。
 関心のある学生は、説明会にお越しください。
 このプロジェクトの担当者は、以下の教員です。必要に応じてメール等で問い合わせをしてください。

     教員 細川弘明(人文学部)
     教員 筒井洋一(人文学部)   
     教員 恩地典雄(人文学部)  
     教員 おがわさとし(マンガ学部)

<行き先・予定月日・ボランティアの内容>

 ボランティア先は、以下の2つの行き先から選べます。

1. 宮城県石巻市
国際協力NGO「パルシック」の主催プロジェクトです。
日  程:6月から12月までのあいだのどこか1週間
作業内容:物資配布、炊き出し、被災者の状況調査、カフェの運営など
定  員: 同時期に最大5名
滞在費用:1日1000円X8日(食費、宿泊費)

2. 岩手県気仙郡住田町 「いわてGINGA-NET」
 岩手県立大学ボランティアセンター主催のプロジェクトです。
日  程:9月7日〜13日(7日間)
作業内容:仮設住宅でのサロン活動、子ども向けの学習支援、遊び支援
     など
定  員:20名
滞在費用:15,000円程度(現地食事代、入浴費、宿泊費、現地交通費)

 2つの行き先とも、費用としては上記以外に、現地までの交通費(2~3万円)が必要になる場合があります。
これについては、大学からの補助や教員有志によるカンパ等で賄えないか検討中ですが、
一部については負担が必要になる場合があります。詳しい話は説明会で述べます。

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5月28・29日「キャリアデザイン」合宿要項

■合宿の目的
「普段の講義では行えないような時間の制約を受けないプログラムを行ったり、
教室ではない非日常の空間の中で生まれる体験、会話を通して
より深い学び・気づきを得ることを目的としています。」

■合宿の3つのゴール
・自分を知る
・社会を知る
・人生について考える

 日時  :5月28日(土)午後1時〜29日昼まで
 場所  :町家スタジオ
       〒602-8233 京都市上京区葭屋町通中立売上る福大明神町128
       
 集合時間:5月28日(土)午後1時(厳守)
 準備物 :洗面セット、タオル、石けん(銭湯に行きます)、ノートパソコン(持参可能な方)。
 参加費 :千円(寝具代)。食事、交通費、銭湯代は私費で。
 連絡先 :080-4011-1591(筒井)
 参加者 :受講生の有志とそれ以外の方も可能。申込期限5月25日。
 備考  :「VPI職業興味検査」テストを受講することで職業への適性がわかります。

【合宿申込方法】
筒井宛個人メールまでご連絡を。
件名:就活合宿申込み
本文:
大学名、学年、氏名、PCメール、携帯メール、電話
を明記ください。

3、当日の進行
Day1
13:00〜 集合@町屋スタジオ
13:30〜 合宿についての説明
13:50〜 これまでの授業の振り返り
14:10〜 嘘つき自己紹介
14:30〜 相互インタビュー
15:30〜休憩
15:40〜VPIテスト
16:20〜自分についてわかったことを発表
16:40〜休憩
–ここまでが自分を知る
16:50〜フィールドワーク
1.外に出て、世の中にどんな仕事があるのか探してくる(60min)
2.模造紙に見つけた仕事を書き、それぞれの繋がりや関連する仕事を書いていく(20min)
3.それぞれの仕事をしている会社名を書いてみる(20min)
4.各自、自分が気になる仕事をしている会社を1つ決めて調べてみる(事業内容、経営理念、
  売上、商品、ライバル、採用人数、募集職種 etc)(30min)
5.自分が調べた会社について発表(30min)

19:30〜 夕食
20;00~ワールドカフェ
「 みんなにとっていい会社とは?」
–ここまでが社会を知る
21:00〜スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを観る
感想を共有
21:30〜銭湯へ
23:00〜ディスカッション(OST形式)
みんなで話してみたいことは?
Day1終了

Day2
09:00〜昨日の学び、気づきを共有
09:30〜ランディ・パウシュの「最後の授業」を観る
10:00〜グループディスカッションの練習
11:00〜内省
11:30〜二日間の振り返り
12:00 終了
–ここまでが人生について考える
Day2終了

【タスク】
パソコン持参可能な方は連絡ください。
   以下の「最後の授業」を見ておくこと。そこでのお勧め回を選んでください。

ランディ・パウシュの「最後の授業」
事前にすべて見ておくこと。



以後、全部で9ビデオあり。

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