昨年の振り返りと新年の取り組み

皆様、明けましておめでとうございます。

昨年と異なって、元旦は暖かい日となりました。
年賀状を出すのをやめて五年目となりました。頂いた賀状の中でどうしても返信しないといけない数も
1ケタに減りました。その代わり、ブログで新年のご挨拶をさせていただいています。

今年の取り組みを紹介する前に、まず、昨年度の取り組みについて振り返ります。
昨年の出来事の中でなんといっても、3月11日の東日本大震災が一番衝撃的でした。
地震、津波、原発事故の規模が甚大であったということはもちろんですが、私は、
それで終わらないと思っています。

これまで時間が過去ー現在ー未来と一直線上に進んでいくと考えていた常識が
一瞬にしてそれらを断絶させることとなりましたが、その結果は、
今後もその断絶が続くという警鐘をわれわれに知らせたという気がします。

ただ、関西に住んでいると、被災地との意識の差がかなりあり、これをどう埋めるのかが
大きな課題です。私も課題克服に取り組んでいきたいと思います。

昨年、大学や本務に集中するために、いくつかの活動から離れました。
1.大学コンソーシアムの半年間のインターンシップコーディネータを辞めました
仕事自体は、多くの大学からやってくる意欲的な学生が半年間の中で大きな変容を遂げる現場を
間近で見ることができるのですが、かなりの時間を割くことになるために、辞めました。

2.京都メディアフォーラムの事務局長を辞めました
2004年から月一回ラジオカフェでメディアや文化の最前線の方をお招きした講演会がおこなわれてきていました。
開始直後から私は関わり、ここの三年間は事務局長として、例会企画や運営の責任者となっていましたが、
フォーラム自体を解散しました。

3.学外のいろいろのプロジェクトから離れていきましたが、詳細は省きます。

4.自宅での飲酒を辞めました。
飲酒の習慣を自分で決定できるようになりたいと思い、決意しました。もちろん、外では相変わらず飲んでいますので、ご心配なく。

今年の取り組みは、
1.私単独の授業を自分でプロデュースします。
  これは、本務中の本務なのですが、その授業をできるだけワークショップ型にしています。

2.社会人と一緒に担当する授業をプロデュースします。
   キャリアデザイン、プロジェクト演習、卒業プロジェクトなどの授業を学外の方と一緒に創り上げていきます。

3. 高校ー大学ー(企業)社会というライフコースの中で、教員や社会人の取り組みに注目します。
  このライフコースの主体は、学生や生徒ですが、むしろそこでの教員や企業人の役割を検証していきます。

4.震災プロジェクトに対して継続的に取り組む。
  被災地の高校や学校への取り組みと、京都での取り組みの双方をつなげていきます。

以上のような教育研究上の取り組みにおいては、
コンテンツ自体をよりよく向上させることは大切ですが、
学びを伝える方法論や環境の改善なしには、理解は深まりません。
今年は、後者について、より意識的に取り組んで行きたいと思います。

皆様からのお力添えをいただければと思います。

それでは、皆様のご健勝をお祈りして、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

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