10/9 大谷大学・京都工芸繊維大学第二回授業 自分を知る

大谷大学第二回のテーマ:自分を可視化する
 話さないでバースデーラインを作れるか。学生だけでなく、見学の子供さんも一緒になって並びました。世代が違う人との協働です。
 自分を可視化するために、20答法という「自分は〜です」を20文作ってみました。10分間で20文を作ることは少し難しかったかも。
 それを元に、他の人と話して、自分が思っていることと、他の人と話してわかることを体験しました。
 結果的には、ジョハリの窓の「自分がしらないけど、他の人が知っている秘密の窓」がどこまで広げられるかを意図しました。
 知らない自分を知るという可視化を体験しました。
  この可視化をどのように次の授業に生かしていくのかが次の課題です。

京都工繊大第二回のテーマ:お互いの違いから学ぶ
 価値観カードを5枚ずつ配って、自分の価値観がそろうまでカードをやりとりする。5名のカードを前にして、私が以前からやっているトリプルインタビューで、話し手、聞き手、書き手を交代しながら話す。10分間というかなり長い時間だったので、話しが止まってしまったところもあったが、自分が選んだカードがあるので、過去を振り返ったかなり具体的な振り返りとなった。
その後、自分の価値観を一言で表現する言葉を出すことで終了した。

 今回、見学者がいなかったのですが、受講生の半分以上が振り返り会に残ってくれて、1時間近く話していました。

相手の話を聞く時には、何が必要かという点が興味深かったです。

モジュール1の第5週は、モジュールの振り返りなので、第4週でいったん終わります。第4週に第1〜3週をまとめた構成になりますが、そこがボランティアの皆さんの腕の見せ所です。
 
第三週に向けて、ボランティアの皆さんの話が始まっています。

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10/9 大谷大学第2回授業終了

大谷大学の授業終わりました。来週以後、いや、最後に学生チームが取り組む課題について、課題の設定やテーマ時代について話し合う。

与えられた課題ではなく、課題自体を設定し、それに向けた改善案を考えるという当たり前の方法だが、学生の抱えている問題と社会に貢献できる課題とは何なのかを授業で実践していきます。

教師やゲストが考えた課題で進めれば簡単ですが、ゼロから創り出す授業をボランティアと一緒に考えています。

まだ手探りながら、素晴らしい議論をしています。

そのメンバーの写真がようやく撮れました。
それぞれお子さん連れで、私も母親連れで参加しました。

いつもならば、学生のグループワークに母親も入ってもらえるのですが、要の補聴器の電池切れのため断念。聴力の落ちた人をどのようにグループワークに入れるのかが課題です。

細部を見ながら全体を見る。見える物ではなく、見えない物を見る能力が鍛えられました。

最後は、子供さんがカフェから飲み物を運んでくれて、追い込みの仕事を仕上げました。

10/9では、今から工繊大へ。

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【授業直後の振り返り会が学生を変容させる】

教員の仕事として、授業を担当することなっているので、授業時間開始から終了までに精一杯するものという気持がある。

でも、もし授業の中で、学生の変容を促進しようと思えば、むしろ、授業前と後が効果的だ。

本日は、授業後の話し。

授業は、10分程度の休憩をはさんで別の授業になる。しかし、2限(10時40分〜)終了後と、5限(4時20分〜)、6限(5時50分〜)だと後の授業がないため、工夫できる。

振り返りの効果が高いので、授業最後に振り返りシートなどでコメントを書いてもらうことは多い。でも、それはあくまでも個人の思いだけであって、他の人はどうかはわからない。

6年前から、私の授業では、授業終了後に、教員、授業ボランティア、見学者、それに学生有志を交えた振り返り会を開催している。学生はバイトなどの用事があるので、残れる学生だけの参加となる。

参加者から本日気づいたことを順番に話してもらうだけだが、これによって、他の学生が思っていることがわかり、学生以外の方の意見も知ることができる。場合によれば、見学者から学生へ、学生から他の方へと質問も出る。

このとき、学生が考える機会を増やすことが必要なので、ボランティアや教員が、学生に、いわゆる正解を言うのではなく、問いには問いで返すことが重要だ。

正解を言わない代わりに、異なる人々が一同に会している中で学生が何かを考える場というのは、私が考える「町歩きしながら考える授業」をイメージしている。

ここに集まって来る学生は、その後の授業で大きく変容する。

つまり、授業とは授業内よりも、その前後を生かすことが大きな飛躍となる。

これがわかったのが6年前だった。

30年間大学で授業してきた身としてはなんとも遅すぎたが、それでも継続する楽しさは、学生、ボランティア、見学者からの頂き物だ。

60歳過ぎても、楽しく生きられています。

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10/6 大谷大学授業ボランティア西村さんの感想

2019.10.2

「町歩きするような授業」by 筒井 洋一先生
を目指して、大谷大学での授業ボランティア開始。

今週の第2時はニシムラ担当回。
テーマは『自分を可視化する』

昨日の夢を語るフェスタで
ヒントをたくさんもらいました。

授業組み立てます。

「大学の学びを知る」
10/9(水) 10:40-12:10
@大谷大学 慶聞(きょうもん)館4階 K402教室

🤩見学者募集🤩
授業後の振り返りタイム(約30分)もあります。
その際のちょこっとおやつご持参いただけると、学生とニシムラが喜びます。
見学ご希望の方はお知らせください。

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10/20工繊大第三回授業Zoom中継します!

早くも大学の授業をZoom中継するかも!

工繊大の授業ボランティアが海外出張の予定が入りそう。

その時にもし彼が担当するとなると、これは、Zoom中継しかないなあ。

当初、Zoom中継は、来年1月学生のグループ発表の予定だったけど、こんなに早く、しかも、海外から授業を進行するというとてつもないことができてしまうとすれば、これはすごいこと。

もちろん、私は教室にいて、それをサポートするし、事前打ち合わせもみっちりするので、仮に海外からの通信ができなくなっても、困らないようにします。

でも、これができるとまた新しいフェーズに入る。

ただ、昨日、教室のスピーカーとつなげたら、うまく音声が入らなかったので、ちょっと心配。でも、Zoom中継の体験が味方してくれます。これを克服する方法も思いついた。

はい、
教室内の閉じ込められた学び(Learn in closed society)から、
町歩きのような学び(Learn in open society)
をめざしていきます。

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10/2大谷大学・京都工芸繊維大学授業

【ボランティア中心の授業。二大学で見学者を交えて実施! 学びたい気持を開くことができるのか?】

授業初回は、本当に不安だと思います。

受講生が何名でどんな受講生なのか、どんな気持で受講しているか、準備していた授業内容でいいのかなど。

そこに、これまで大学で授業したことがない学外からの授業ボランティアが授業を進めていくのですから、ボランティア自身はかなり不安です。

教員である私は、毎回のことなので、うまくいかなくて普通だ、後で取り返せると思っています。

結果的には、いずれの大学でもボランティアの活躍によって、実にスムーズに発信しました。すごいです!

2,30名程度の受講生だと、学生が匿名の存在から一人の学生として認知することが容易です。

学生自身の気持が授業に向かうためにはいくつかのポイントがありますが、それと受講生の意識とは無関係です。

一つの大学の受講生はやらされ感満載で来ますし、もう一つの大学では、意欲満点でやって来ます。後者は珍しいですが、これは、この授業前任者の努力と共に、そうした大学の授業風土のおかげです。

いずれの大学も15週の枠組みとゴールはだいたい同じですが、毎回の進行は大きく異なります。そこが醍醐味です。

教員と違ったボランティアの授業の特徴は、
1.学生目線を大切にしている
2.学生の感情を授業に向けようとしている
3.他のボランティアなどとの連携を考えている
4.改善の気持ちが強い
5.学生全員を視野に入れている
6.授業のゴールを意識している
などでしょう。

私の授業では、授業直後にボランティア、見学者、学生有志で振り返り会を開きます。初回はあまり来ないのですが、一つの大学ではなんと9名もやって来ました。うれしい悲鳴です。

ボランティアの一人が、
「あそこまでやる気がある学生ならば、もう彼らに授業やってもらったらどうだろうか」
と言っていました。

授業をやってもらうかどうかよりも、学生の意欲をどのように生かすのかを考えましょう。

いずれの大学のボランティアの方!
本当に素晴らしいです!

写真撮り忘れ、すいません。

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【授業直後の振り返り会が学生を変容させる】

教員の仕事として、授業を担当することなっているので、授業時間開始から終了までに精一杯するものという気持がある。

でも、もし授業の中で、学生の変容を促進しようと思えば、むしろ、授業前と後が効果的だ。

本日は、授業後の話し。

授業は、10分程度の休憩をはさんで別の授業になる。しかし、2限(10時40分〜)終了後と、5限(4時20分〜)、6限(5時50分〜)だと後の授業がないため、工夫できる。

振り返りの効果が高いので、授業最後に振り返りシートなどでコメントを書いてもらうことは多い。でも、それはあくまでも個人の思いだけであって、他の人はどうかはわからない。

6年前から、私の授業では、授業終了後に、教員、授業ボランティア、見学者、それに学生有志を交えた振り返り会を開催している。学生はバイトなどの用事があるので、残れる学生だけの参加となる。

参加者から本日気づいたことを順番に話してもらうだけだが、これによって、他の学生が思っていることがわかり、学生以外の方の意見も知ることができる。場合によれば、見学者から学生へ、学生から他の方へと質問も出る。

このとき、学生が考える機会を増やすことが必要なので、ボランティアや教員が、学生に、いわゆる正解を言うのではなく、問いには問いで返すことが重要だ。

正解を言わない代わりに、異なる人々が一同に会している中で学生が何かを考える場というのは、私が考える「町歩きしながら考える授業」をイメージしている。

ここに集まって来る学生は、その後の授業で大きく変容する。

つまり、授業とは授業内よりも、その前後を生かすことが大きな飛躍となる。

これがわかったのが6年前だった。

30年間大学で授業してきた身としてはなんとも遅すぎたが、それでも継続する楽しさは、学生、ボランティア、見学者からの頂き物だ。

60歳過ぎても、楽しく生きられています。

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【Zoom中継すると、黒字が出るの? 必ず出ます!】

Zoom中継して、オンラインからも参加してもらいたいので手伝って欲しいという依頼を頂くことが増えてきました。

その一例です。
Aさん「参加者100名くらいのイベントをするのですが、
    オンラインからも参加できるようにしたいです。」
筒井 「それはいいですね。どんなかたがオンラインから
    参加予定でしょうか」
Aさん「それはまだ決まってない。来ないかもしれないけど、
    オンラインに開くことに意味がある」

確かに、会場参加者だけでなく、オンライン参加者にも聞いてほしいと言う要望は確かに増えています。でも、せっかくオンライン参加を可能にしても、参加者が少ないとちょっと残念です。

もちろん、あくまでもプロモーションのためなので、参加費も無料でいいし、集まらなくてもいいという方もおられます。しかし、私としてはどうせ関わるならば、多くのオンライン参加者が集まればと思います。

有料イベントだと、Zoom中継の技術料はいただくようにしていますが、主催者からすると、技術料は払っても、オンライン参加者が少ないので赤字になるのは避けたいと思います。

むしろ、私も、集客のお手伝いをして、オンライン参加者を増やす努力をします。そこから技術料などを差し引いて、主催者には黒字が出るようにしたいと思います。

その方が主催者にとっても、私にとっても、参加者にとってもいいことだと思っています。

ですから、Zoom中継はお金がかかるではなく、Zoom中継で黒字になるようにしたいと思います。

私は、7月28日 植松努講演会(会場:同志社大学)
の中継責任者でしたが、予想をはるかに超えるオンライン参加者収入を記録しました。
https://www.kokuchpro.com/event/yoriyoisodachi1907/

他の企画でも、有料イベントで、私が集客にも関わる場合にはすべて黒字になっています。

ですので、会場参加者限定でなく、オンライン参加者を含めた企画の方が、結果的にいいはずです。

また、ご相談ください。

興味深い企画だとさらに楽しみです!

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19後期授業ボランティア(7)影響力という魔物

【価値観カードで自分を見つめる】
10月からの授業準備の真っ最中です。

今週、授業で実際に使う予定の価値観を表すカードをボランティアとやってみた。価値観を表すカードから、5枚引いていき、最終的に自分にもっともぴったりするカードばかりを残していくというものだ。

自分が何を大切にしているのかを考えながら、このカードは捨てるか、残すかを決めていく。

ある時、「影響力」のカードが来たが、捨ててしまったこと理由を後から尋ねられた。

「筒井さんはもう影響力があるから、このカードがいらないんですか?」と聞かれたので、
「いえ、影響力がほしいと思ってないので捨てました」と答えた。

私一人で大学の授業することができるのを、わざわざボランティアの方と一緒にやっている。これは、一人だけでするのに比べて、ボランティアに事前に知らせて合意を取る手間をかける点で手間がかかる。

影響力というカードから、以前のことを思い出した。

以前、ある大学でボランティアをいれた授業をやってみたいという教員がいたので、ボランティアを集めたことがあった。

準備過程で、ボランティア同士の連携がまだうまくできなかったので、授業直前に授業ファイルの変更・印刷などが入った。これに教員がたいそうイライラし、「こんなに手間がかかるんだったら、一人でやった方がまし!」と大声で叫んでいた。これは私ではなく、別の方のことです。

この方は、これまでどおりの授業準備でやると、ボランティアに任せることがとても面倒になり、教員一人でやった方がいいということを言ったのだった。

影響力というカードから、このエピソードを思い出したのは、影響力を行使しうる立場の人が、影響力を保持したまま、他の人を自由にふるまってもらおうとすることに無理がある、ということです。

授業を担当する私は、授業の運営に関しては影響力を行使しうる立場にある。なので、もしボランティアが自律的に活動してもらうためには、私自身が影響力を捨てるつもりが必要である。

もちろん、私とボランティアとの間には、授業の最後まで互いに信頼関係を持ちながら、授業のゴール実現に向けて取り組むという合意がある。その合意があれば、教師の影響力を保持するよりも、ボランティアの自律性を信頼した方が、結果的に、素晴らしい授業が生まれる。過去六年間、必ずこれが起こることが最大の魅力である。

しかし、実際にはボランティアを信頼するよりも、影響力を保持すること固執する人が多い。かくいう私もそうなりかねない。

そこで、相手を信頼して任せることで、結果的に、いいものが生まれれば良いという体験する方が増えてこないといけないのであり、私自身がボランティアと一緒に取り組むことは、そうした体験をする方を増やそうとしているのかもしれないと思うようになった。

形式上は、ボランティアを生かすことが大切であるが、実質的には、私自身を鍛える機会をもらっているのだと思う。

こういうありがたい機会があるのだから、ボランティアと一緒に授業を作ることがやめられない。

授業見学に来て頂けるとありがたいです。
希望者はここにコメントして頂けるか、メッセージをいただけるとありがたいです。

10月2日(水)から毎週水曜日
1)午前10時40分〜12時10分 
  大谷大学「大学の学びを知る」

2)午後 5時50分〜 7時20分 
  京都工芸繊維大学「リーダーシップ基礎2」

カテゴリー: アクティブ・ラーニング, 人材育成, 大学 | コメントする

19後期授業ボランティア(6)教えることが多すぎて時間がないと思っている教師は、実は、学習者の理解状況を見ていない

教える内容が多すぎて、時間がないという教師は多い。あるいは、国家試験に出るからすべて教えないと思っている方もよく聞きます。

確かに教える内容は、以前に比べて格段に増えていますし、全部教えておかないと学習者に習ってないと言われるのも嫌なのでなんとか教えようとします。この気持ちはよくわかります。

でも、教える内容が多くて、教師がそれに苦労している時には、学習者はそれ以上に困っていることにはあまり気づいていません。

つまり、教師が教えたことと、学習者が理解したことは違うという現実に向き合わないといけません。

教師は、すべて教えることに努力すべきとすれば、いわゆる教え方のうまいスーパー教師をめざすことになります。多くの内容をいかに効果的に教えるのかです。もしそれをめざすならば、教師の力量を上げるしかありません。これが今まで求められてきた教師像です。

しかし、私はそうではないと思います。いかに効果的に学習者に教えるのかよりも、学習者がどこまで理解したかに注目することです。教師が教えないといけないと思っているのは、その根底には、学習者が自分から学ぼうとしないからという気持ちがあります。

そうではなく、学習者が自分から学ぶような授業にするにはどうすれば良いのかを考えた方が良いです。教師が熱心に教えれば教えるほど、実は、学習者はその教師に依存し、受動的になります。

もちろん、教師がいる前では努力するかもしれませんが、いない場ではやろうとしません。教師がいない場で、学習者が興味を持って自主的に学ぶかどうかを中心にすればいいんです。

教えるべき内容が多ければ、反転学習のように時間外にビデオで学ぶことや、学習者自身が学ぶような気持ちになってもらえればいいと思います。

もちろん、こんなことを言っている私もよく失敗します。その失敗に気づき、誰かが改善してくる仕組みとして、授業に教師以外のボランティアや見学者に入ってもらっています。

教えている当事者である教師自身が失敗を改善することは難しいですが、それに気づいた他の方が改善することは可能です。

 授業は、教師一人が頑張る場ではありません。
 それ以外の方が参加していて、気づいたならば、自ら改善できる学びの場こそが大切なのだと思います。大学の授業に、学外から授業ボランティアに入ってもらったり、授業見学者も自由に入ってもらうという挑戦をして6年目になります。

今年は、水曜日午前中は 大谷大学、夕方は、京都工芸繊維大学で開催します。

ありがたいことに、どちらの授業にも授業ボランティアに集まってもらっています。

10月開講まで、ボランティアの方と一緒に授業準備をしていきます。

授業見学者の募集ももう少ししたらおこないますので、よろしければ、お越し下さい。

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