「I Love Pictures!」完売!

先日、台湾のオンライン書店「胡蝶書坊」店主から連絡が来た。私が最初の購読者であった「I Love Pictures!」がその後も売れ続け、在庫が見事完売したとのこと。

「胡蝶書坊」の在庫は、どちらかというと、少し高めの本が多いのだが、この本は標準的な価格の本である。なぜこの本が先に売れるのかはわからないが、なんとなく魅力のある表紙と、説明文がわかりやすいことが大きいと思う。本の力半分、書店の力半分、と言ったところだ。

購読したといっても、船便で発送されたので、到着には間がある。暑い夏を船に揺られながら、やってくる姿をイメージすると、院生時代にドイツの新聞を郵送で注文していたことが思い出される。今日では新聞を郵送で取る必要はないけど、貴重な本は例外だ。

もう二十日待てばやってくるが、途中で卵でも産まないか心配だ。デザイン本が料理本に変わっていたりして。

こういうたわいもない夢想をしながら、待ち続けているのだ。

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台湾発日本行の、アート・デザイン「胡蝶書坊」オンライン書店小さな出発!

小原久直さん(紀伊国屋書店台湾支店の元社員)が立ち上げたオンライン書店「胡蝶書坊」が、8月11日に開店しました。

歴史を感じるアートやデザインの写真集。ほとんどがヨーロッパや米国の出版本だ。もちろん、英語やドイツ語であっても、写真や絵画が中心なので、十分楽しめる。今はなき丸善書店の洋書コーナーで、外国の雑誌や画集をむさぼり読んでいた頃を思い出す。さっそく

写真家Tim Walker著「I Love Pictures!」を買ってしまった。

胡蝶書坊のサイト・バナーには、

遠い日の夏休み、生まれて始めて一匹のアゲハ蝶を捕まえた記憶。

一冊の本を手にするということが、そんな驚きと喜びの体験であれば、と考えています。

という店主のメッセージが掲げられている。

実は、店主の小原さんとお会いしたのは、二十年くらい前までだった。大学出入りの紀伊国屋営業社員として彼はやって来た。初めは洋書の購入だけでのつきあいだったが、次第に人生を語り合う友人になった。

その後、小原さんは、京都支店を経て、台湾支店に転勤したことで、ほとんど関係が途切れていた。ところがある時、台湾からメールが突然やって来た。本好きの小原さんが、企業の中ではそれを実現しにくくなっている悩みを持っている時に、たまたま私にメールしてくれたのだった。

彼は、台湾に長く勤務する中で、台湾永住などについて語ってくれた。一昨年、会社を退職して、二度と本屋はやりたくないと思ったそうだが、やはり本の魅力は彼を離さなかった。そこで、昨秋から準備して、ようやく8月11日に開店したのだった。

自己資金で開店したため、まだ在庫点数が少ない。さらに、豪華本だけでなく、関連グッズなどの回転の早い商品を置けばいいのにと思う。でも、彼は、知名度のある本ではなく、むしろいつまでも手元に置いておきたくなるような本にこだわるようだ。

著者が本当に出したいと思った、熱の籠もった本だけを追求する、という頑固者店主の良心が表れている。小原さんのささやかな一歩をお祝いしたいと思う。

みなさんも、是非一度にお寄り下さい。「胡蝶書坊」

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9月横浜にウルトラマンが来る

学会と学生実習の合間を錬って、短時間ですが、新しい試みについて打ち合わせしました。

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動画ストリーミングを無料で提供しているStickam Japanと、9月京都メディフェスでの全面的な撮影について前向きな返答がもらえました。そのサポートに横浜市民メディア連絡会のメンバーがサポートに入ってくれそうです。

その会場であった、横浜コミュニティーデザインラボを訪れてきたデジタルキャンプの渡部健司さんと出会った。彼は、来年横浜開港150周年に向けて、横浜開港当時の地図を元にして、三次元CGを作成していた。

その作品を説明している端に、彼がここ十年間一緒にしている円谷プロと9月に封切られるウルトラマン映画のポスターがあったので、思わず撮ってしまった。

横浜と京都、そしてウルトラマンがつながりそう。

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『学びとコンピュータ ハンドブック』発刊

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CIEC(コンピュータ利用教育協議会)発足10周年記念誌として出版された書籍がようやく日の目を見ました。ハンドブック発刊計画から約一年間70名以上の寄稿者の協力をえて発行されたこと自体、通常の学会ペースで言えば殺人的なスケジュールでした。しかも、原稿のクオリティーを落とさないでほしいという要望も来ていましたから、編集者の気苦労はかなりのものでした。

全体の章立ては、以下です。

学びとコンピュータハンドブック

学びとコンピュータハンドブック

  • 作者: 佐伯胖,CIEC
  • 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 単行本

(1)学習観・教育観(佐伯胖) 

(2)コンピュータ、ネットワークの技術的・社会的展開(鳥居隆司)

(3)コンピュータ利用教育(矢部正之)

(4)「情報」教育(大岩 元)

(5)小中高での「情報」教育(大橋真也)

(6)大学における「情報」教育環境(立田ルミ)

(7)外国語教育・学習におけるコンピュータ利用(上村隆一)

(8)各分野におけるコンピュータ利用(小林昭三、高橋敬隆)

(9)社会人教育における授業法(妹尾堅一郎)

(10)社会とコンピュータ利用教育(筒井洋一)

ただ、私が章編集者として担当した「第10章:社会とコンピュータ利用教育」は、会員以外であっても、顕著な貢献をする方であれば執筆者になってもらって構わないという例外が適用されたので、執筆者の選考はかなり自由度がありました。

そこで、必ずしも学者にこだわらず、その分野で一家言ある方にご登場願いました。日本のインターネットの発展を支えてきた会津さんや浜田さん、画像・動画の標準規格であるJPEG、MPEGの策定に尽力された安田先生、テレビのネットの双方の将来にわたって明確なビジョンを提示する坂本さん、そしてわが盟友である広告制作会社「ドリームデザイン」石川さんなどそうそうたる顔ぶれです。

  1. 世界情報サミット(WSIS)と情報社会の未来  会津泉(ハイパーネットワーク社会研究所副所長)
  2. デジタルデバイドと国際社会        浜田忠久(JCAFE代表)
  3. 対話装置としてのWWWの実践         石川淳哉(Dream Design CEO)    
  4. 「ネットと放送の融合」問題   坂本衛(ジャーナリスト)
  5. 市民メディアの発展と市民の情報発信の高まり筒井洋一(京都精華大学)
  6. 政治活動へのインターネット利用      湯浅懇道(九州国際大学)
  7. アニメの新しい広がり―紙からケータイへ― 表智之(京都国際マンガミュージアム研究員)
  8. ビジュアルリテラシー教育のために     安田浩(東京電機大学未来科学部教授)  

字数制限やスタイルの統一が厳しかったのですが、執筆者はなんなくクリアされて見事な原稿を出してくれました。

情報社会の今を切り取る文献としては、ここまで網羅的にフォローした類書はないと思います。是非ご参考下さい。

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北海道キャラメルは、七変化ーG8の置きみやげー

G8市民メディアネットワークにボランティアで参加していた方から、おみやげをもらった。袋からどさっと出てきたのは、なんと多種多様なキャラメルだった。

生キャラメルはテレビで話題になっているので知っていたが、普通のキャラメルに様々な味を込めた商品があるとは驚いた。実に、9種類もある。「牛乳キャラメル」「夕張メロンキャラメル」はまだ想像できるが、「男爵キャラメル」「コーンキャラメル」「きなこキャラメル」になるとすこし違和感を感じるが、究極は「昆布しょうゆキャラメル」「がごも昆布キャラメル」「ジンギスカンキャラメル」になると訳分からなくなる。

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一つずついただけるというので、ゲテモノをもらうことにした。学生がジンギスカンで、私ががごも昆布をもらった。さっそくみんなで試食したのだが、ジンギスカンは意外に味が強くなくて、食べられた。昆布は、ジンギスカンと比べると、薄味なので、よくわからない。きなこは、少し粉っぽいが、食べられないことはないということだった。

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他のキャラメルを食べた人はいないので、その反応を寄せてもらうとうれしいが、話題性は買うにしても、まだ味は今後の課題ということだ。みなさんも北海道に行かれた時には、お試し下さい。

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24歳女性監督が、京都・二年坂でミニシアター・カフェスペースをオープン準備

一昨日の京都メディフェス・プレイベント終了後、マスメディアの方から紹介してもらった女性が柳明菜さんだった。若いのに、東京から京都にやって来て、二寧坂(二年坂)でミニシアターをオープンするとの話を聴いたので、行ってみる価値があると思い、さっそく訪問した。

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高台寺と清水寺をつなぐ小道は、二寧坂(二年坂)、三年坂と続くが、観光客ばかりの人通りの多い場所に本当にあるのかと疑いながら、探していた。

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あいにく彼女の名刺を持ってこなかったので、探しても見つからないとお手上げだなと思いながら、歩いているとなんと彼女が男性と話しているではないか。まだ改築中で、店の名前「六感堂」もないのでまったくわからないところだった。

靴を脱いで中にはいると、店にするには十分な幅があり、さらに奥がかなり広い。入口のスペースが雑貨などを置くスペースだ。壁には、狩野永徳の絵を模したデザイン画が貼り付けてある。

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入口に商品を置いてもゆったりしている。

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そこから少し上がった二階が、ミニシアタースペースで、壁にスクリーンを配置する予定とのこと。絨毯が敷いてあるので、4,50名で楽しむにはかなりいい。

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三階は、VIPルームや居住スペースとする予定とのこと。

地下は、二階に比べると天井は少し低くなるが、これもまたかっこいい。天井にガラスをはめ込んで外光を入れながら、また同時に隣家の樹木だけが見えるように設計されている。

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ここはカフェスペースとなり、パティシエなども置いて、マイクロバイオティックにこだわったケーキや飲み物を出すとのこと。

この建物で一番驚いたのは、採光の素晴らしさだ。一階から地下に行く階段は緑色のライティングがされていた。しかしよく見るとライトが緑であるわけではない。これは自然の光が建物に反射しながら出す色だった。

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さらに、地下から一階を見ると、橙色に光って見える。これは電灯の色はあるにしても、写真で見る以上にその光が橙色に見える。

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明日からいよいよ家具の運び込みが始まり、8月から試食をおこない、9月初めのオープンに向けて準備するとのこと。映画の主演であった妹さんと共に、気丈な姉さんが、人当たりよくこなしている。非常に将来性があり、またそれを実現しようとしている姿を見ると応援したくなる。楽しい遊び場が増えてきた。

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マスメディアは百貨店、市民メディアは屋台だ!

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昨日、京都メディフェス・プレイベント「市民メディアってなに? 〜誰もが「発信者」の時代へ〜」と題して、

パネリストが、

  • 白石草(インターネット放送局OurPlanet-TV代表)

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  • 下村 健一(市民メディア・アドバイザー)

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  • 原 聡一郎(横浜市民メディア連絡会事務局長、横浜市市民活動支援センター運営委員)

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  • 町田 寿二(京都三条ラジオカフェ放送局長)さんで、

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司会を

太田航平(市民メディア全国交流集会’08京都実行委員会 事務局長)さん

が担当した。

前半は、それぞれの活動を題材にして、自分と市民メディアとの関わりを語り、後半は、より大きなテーマとして、マスメディアと市民メディア、客観的という意味、著作権など多岐にわたる議論を展開した。

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私自身は、マスメディアと市民メディアの接点に関心があり、9月本イベントでは、マスメディア関係者をお招きした分科会を企画している。

下村さんは、両者の違いについて、図示しながら解説した。マスメディアはプロが前提になっており、そこではなんなかの意味での中立性や公正が基本になっている。対して、市民メディアの場合には、中立性ではなく当事者性が、公正さに対してこだわりが重要になっている。

もちろん、市民メディアの場合に中立性や公正さが不要というわけではないが、それを最大の眼目にすると、マスメディアの小型版となり、独自性が失われる。

もちろん、マスメディアでは、報道の客観性や事実の検証が厳しく問われているのに対して、市民メディアが問われないのは、その影響力の大きさによっていることが大きい。それは、将来の課題として出てくるだろう。

様々の論者の発言があり、G8の市民メディアセンターの重要性や長野での聖火イベントを題材に豊富な視点を提供してくれた。

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こうした視点の提供が大いなる可能性を開くこととなったことは明らかだが、私としては、ラジオカフェの町田さんが、NPO放送局設立にいたる経過やその後の番組製作に携わる市民とのふれあいを語る姿に感銘を受けた。

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地元放送局定年後に巻き込まれてしまったラジオカフェの試みの今後の課題を持ちつつも、その大いなる可能性を語ってくれたことに溜飲を下げる思いをした。新しいラジオカフェの顔が埋まれ、また、それを支えている時岡技術スタッフの献身的な努力が全国の人にもっと知ってもらえれば、ありがたい。

もう一歩の努力を考える場合に、まずは現場での豊富な事例を知る中でこそ次が生まれるのだと思った。

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藤巻組は、スーパーミーハーー200分以上話しても、学生をとらえてはなさない

話し続ける授業は、受講生の意欲を減退させ、ひいては学生の理解力が落ちるものだ。一般論としては、その通りだが、実は何分話しても学生の理解力が落ちないどころか、ますます上り詰める授業を初めて体験した。

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「クリエイティブの可能性1」最後の授業ゲストは、元伊勢丹カリスマバイヤー藤巻幸夫さんの弟子であり、ファッション、音楽、カフェ、アート、デザインなどの空間をブランディングする中村貞裕さんであった。

彼は、小さい時から流行物にはいち早く手を染めても、すぐに辞めてしまい、何事にも徹することができないことに不安感を持ちつづけていた。ただ、昔から人を集めたり、人的なつながりの広さがあったのだが、ある時、それが最大の財産だと言うことを認識して以来、自分に対する自信へと変わったとのこと。

その人生と仕事とを授業中で語ってくれたのだが、彼は身振り手振りもほとんどなく、ひたすら話し続けるスタイルだ。しかも、途中休憩をはさんでも約200分間話し続けた。

前回の徳田祐司さんもかなり語る人だが、それは作品を題材にしながら語るので、常に話し続けているわけではない。しかし、中村さんは、アシスタントがスクリーンに参考写真を写してくれるが、それがなくてもひたすら話し続けられる人である。

話すことで自分のこれまでの仕事を再認識して、そこからまた新たな展開を生み出していくことを楽しみにしているのがよくわかる。しかも、受講生もそれに引き込まれていき、そしてそれが継続するのだ。

確かにテーマが若者が好きなテーマばかりであることは重要だが、それを超えて、中村さんが語る価値観や行動が、誰しもやれそうで、なかなかできないことを平然と試みられることへの共感である。

学生には、

「私が好きなことなのに、私と違って、どうしてそんなに仲間を引きつけて、楽しさを提供できるの?」という疑問を抱かせながら、それを次々と解き明かしていく探偵のような話をする。

私が彼の生き方に共感したのは、一つのことに秀でなくても、多くのことをつなぎながら、全体としてジェネラリストの特性を前に出すことである。

実は、私は、一専門分野で秀でることを断念し、複数の分野で二流の仕事をすることを目指している。これは、学者の常識からすると、かっこ悪い。でも、複数の分野でそこそこのことをできることは、大変重要なことだと思っている。そう思っていたので、中村さんのポリシーは実にしっくりきたのだった。もちろん、中村さんほどではないにしても、流れは似ている。

語ることで、いや、語る材料を見つけるために、人に会い、新しいことへのどん欲な関心を持ち続ける姿勢は、私にとっても、また、学生諸君にも大きなインパクトを与えた。

授業後の食事会では、中村さんを取り囲む学生の数がますます増えていったのだった。

以下が、彼の授業風景の一端である。


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更に、授業写真である。

http://www.kyoto-seika.ac.jp/tsutsui/education/junya/nakamura/index.html

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今度は、池澤夏樹さんが来るぜ!(7/27)

前期も終わり近くになってきたのにもかかわらず、精華大学は熱い!

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松本隆さん、李鳳宇さんと有名人が目白押しにやって来ている。大学創立40周年記念ということもあるが、通好みの達人とのつながりを大切にしているところが大学の個性というのだろう。

池澤夏樹さんは、20歳代にはギリシアに住んだりして放浪し、その後作家として大成して後も、沖縄、そして現在は、フランスに住んでいる。

自然環境と人間との共存や戦争と平和を題材にして、世界へと発言し続けている。精華大学ではどういうオピニオンを発するのだろうか。

たぶんかなりの人気で混雑が予想されます。早めにお申し込み下さい。

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第2回「世界を読み世界を書く-さまざまな高度、場所、時代から世界を俯瞰する-」

日時:2008年7月27日(日)15:00〜17:00

場所:京都精華大学 黎明館 L-201教室

講師:池澤 夏樹 氏(小説家)

協力:河出書房新社

後援:京都府、京都市

参加費:無料

申し込み:必要

参加申込方法:郵送・FAX・E-mailでお申し込みください。

1.氏名(フリガナ)、2.郵便番号・住所、3.連絡先(電話・FAX、E-mail)

4.ご所属(勤務先・学校名)を明記し、下記までお送りください。

●締切日:2008年7月18日(金)到着分まで

「新しい人類史の展開に対して責任を負い、日本と世界に尽くそうとする人間の育成」を掲げた初代学長岡本清一の教育理念をさらに力強く継承するために世界への視点を持つ方の講演会を開催いたします。今回は小説家であり、世界文学全集を個人編集により刊行されている池澤夏樹氏をお招きします。池澤氏が世界の様々な場所に住み、旅することで得た価値観が、全集を編む際にいかに活かされ、それがいかに変化したのかをお話しいただきます。

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講師プロフィール

池澤 夏樹(いけざわ なつき)

1945年、北海道生まれ。埼玉大学理工学部物理学科中退。88年、「スティル・ライフ」で第98回芥川賞を受賞。2001年、「すばらしい新世界」で芸術選奨。03年、「イラクの小さな橋を渡って」「静かな大地」などの著作活動全般について司馬遼太郎賞受賞。その他著書、受賞歴多数。フランス在住。個人編集による世界文学全集を刊行中。

申込み・お問合せ先:京都精華大学 企画室企画課

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137

TEL:075-702-5201(受付時間:平日10時から17時)

FAX:075-702-5391

E-mail:kyoyaku@kyoto-seika.ac.jp

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7/11李鳳宇さんが精華大で講演

来年度から精華大で授業を担当される李鳳宇さんが語ります。

このところ著名人の講演会が続きますが、大物の登場です。

是非ご来場を。

人文学部総合人文学科開設記念連続講演会

「ヒットする映画とは」

李鳳宇[リ・ボンウ](映画プロデューサー/シネカノン代表)×前田茂(京都精華大学 准教授)

開催日時:7月11日(金)18:00〜19:30

会  場:京都精華大学 黎明館 2F L-201教室

申込不要(無料・先着順)

1989年以来、良質の映画を配給しながら、『パッチギ』を始めとする映画のプロデュースを手がけてきた李鳳宇[リ・ボンウ]氏が、「よい映画」とは「ヒットする映画」とは、について独自の思想を語る。

leebong-woo.jpg李鳳宇[リ・ボンウ]プロフィール

1960年生まれ。朝鮮大学校外国語学部卒業後、フランス留学。帰国後、徳間ジャパンにて映画プロデューサーの道を歩み始め、1989年配給会社シネカノンを設立。欧米の映画を中心に良質な作品を配給していくが、韓国映画『シュリ』が大ヒットし、韓国映画ブームの火付け役に。その後も『JSA』『スキャンダル』などを配給する。 1992年には『月はどっちに出ている』を初プロデュースし、国内外で多数の賞を受賞し高い評価を受ける。主な製作作品に『のど自慢』『ゲロッパ!』『さよなら、クロ』『パッチギ!』シリーズ『魂萌え!』『歓喜の歌』など。06年『フラガール』では日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む5部門を獲得。最新製作作品は『ラストゲーム 最後の早慶戦』(2008年8月公開)。また、94年より劇場経営にも着手、現在、有楽町、渋谷、神戸など5館 10スクリーンを運営。07年、映画文化の発展に功績のあった人・団体に贈られる淀川長治賞を受賞。

シネカノン公式ホームページ:http://www.cqn.co.jp

お問い合せ

京都精華大学 教務課(人文学部) 担当:熊谷

Tel:075-702-5339

Fax:075-722-0838

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