今年の取り組み予定

 原稿締切間近なので難渋しているので、簡潔に書く。今年予定している取り組みを書き出してみた。

1.高大連携事業の具体化

  高校教員との言語表現教育に関する連携の可能性について

2.科学研究費による四カ年プロジェクト

  あくまでも採択されればという条件付きであるが、申請書類は、過去の審査委員からのアドバイスを受けて、かなり

体系的で具体的な内容になっている。初年度ということはあったとしても、採択されてもおかしくないレベルの書類だ

と思う。内容は、中等教育、大学教育、生涯教育の中での言語表現教育の実践モデルの提案である。現場との交流と共

に、ファシリテーターやコーチング専門家のワークショップを結びつけている。

3.映像作品編集による大学間連携プロジェクト

  今年度から既に複数の大学から連携の打診を受けているので、学生によるビデオ作品の制作をおこなっていく。

4.9月札幌大会に向けた取り組み 「メディアと社会」

  この具体案は、今後煮詰めていく

5.授業支援体制の整備に関する学会報告

 昨年の報告は、授業内での連携であったが、今年は授業間の連携である。

6.インターンシップ事業

 昨年に続いての事業であるが、計画・行動・評価のP-D-Sプロセスを明確にする。

7.日本語表現法の授業

 これは、学会報告になるように、映像化しながら、取り組む

他にもあるが、思いついたものだけを列挙した。

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昨年の振り返りと新年のごあいさつ

みなさん、明けましておめでとうございます。

これまで年賀状を頂いた方にも、ブログでの年賀のご挨拶に代えさせていただいております。

今年は、大学所属学部学科も四年間を経過して、新しい再編を始動させます。

ゼミにおける活動もそろそろ具体的な形で動き出したいと思います。それだけの人材がそろい、意欲もありますので。

研究活動でも、日本語表現法に関する科学研究費が採択されれば、高大連携、大学と社会との連携、ファシリテーションなどとの四カ年のプロジェクトが始まります。その他、大学教育やメディア研究、インターンシップなどでも動き出しますが、これは決まり次第お知らせいたします。

いずれにしても、年齢的な問題よりも、意欲がどこまで持続するのかが今後の課題です。

これまでご覧頂いていなかった方への説明を兼ねて、昨年一年間の歩みを振り返ってみます。

  • 2006年01月

授業で、ビデオポッドキャストライブ音楽編集を試してみました。

「ホワイトバンドーほっとけない 世界のまずしさー」主催者のマエキタミヤコさんが精華大の授業にテレビ会議で登場でした。マエキタさんは、東京での別の会議の合間に登場してくださったのですが、その模様を授業で流しました。それを後にビデオポッドキャストでブログにアップしました。「社会メディア論」にゲスト講師で登場して、音楽編集や音声収録をした模様を授業ないでライブで見せました。初めての試みだったので、冷や冷やしましたが、なんとかうまく行きました。

  • 2006年02月

http://astore.amazon.co.jp/yoichitsutsuw-22/detail/4894762757/250-1590415-4534644寄稿者からの原稿が集まり、共編者三名による本格的な編集作業となった。普通は編者といっても、寄稿者の原稿を大幅に直すことまでしない。しかし、今回は編者の意図を伝えて徹底的に直してもらった。やりがいのある仕事だった。また、私の原稿にも掲載させてもらった学生の夢http://d.hatena.ne.jp/ytsutsui/20060227は、学生の際限のない可能性を感じさせてくれた。

  • 2006年03月

大学教育学会ラウンドテーブルに「ことば(日本語表現法)に向かう仲間達」を申し込んだ。日本語教員、理科系研究者、NPO実践家との異色の組み合わせです。月末に精華大で開催された大学教育の研究会で、AO入試で入学した学生が見事な報告をしてくれました。

  • 2006年04月

雑誌「AERA」編集部からポッドキャスティングの教育利用について、電話インタビューが入りました。二回生向けの授業で、文字、画像、動画を編集する相違について語りました。

  • 2006年05月

授業のゲスト講師として、『北斗の拳』プロデューサが来られました。その前宣伝を兼ねて、実物大(?)のケンシロウがやって来ました。

ラジオカフェで、上田信行さんの「詩とラジオのワークショップ」を開催しました。

  • 2006年06月

NPO学会大学教育学会で報告しました。ブログの意義や日本語表現法の広がりを報告しました。アジアプレスの古居みずえさんの講演会が開催されました。レバノン攻撃の最中での講演でしたが、たくさんの参加者が来場がありました。先日、平和・協同ジャーナリスト基金を受賞されたとの報道がありました。プレゼミでトライアド・インタビューを使って楽しく実演しました。

  • 2006年07月

早稲田大学の向後千春さんが代表者となって採択された科研メンバーの合宿が熊本でありました。心理学や教育工学専門家に囲まれての豊富なアイデアが沸きました。三年間毎年新しい展開をしてきた「広告表現技法」の授業が一段落しました。

  • 2006年08月

コンピュータ関係の学会で、「百マス計算」で有名な陰山英男さんなどとシンポジウムを体験。違いと共に、共通点も確認。仕事が一段落したら、http://d.hatena.ne.jp/ytsutsui/20060810:title=自損事故で足を骨折した。不便な生活が数週間続く。

  • 2006年09月

新しいゼミ生と一緒に、横浜市民メディア交流集会に参加し、報告した。いやー、学生の活躍に感嘆です。帰京後直ぐに、OhMynews代表のイベントをプロデュース。ここでも学生の活躍があった。

  • 2006年10月

京都シネマインターンが本格化した。第一弾は、『天使の卵』イベント。中旬に、アジアプレス玉本英子さんの講演会があった。彼女は今年の正月もイラクに滞在している。

  • 2006年11月

この頃から多忙になり、ブログのアップができなくなった。しかし、インターンシップイベント、ap bankイベント、日本語表現ワークショップなど多彩なイベントをプロデュース。

  • 2006年12月

地元FM曲のDJや幹部が勢揃いして、若手DJのお話し。終了後、幹部に囲まれて、イベント振り返りをしたが、メディアの厳しさと楽しさを実感した。高大連携フォーラムで高校と大学との言語表現教育の連携の道を探る。

その後、卒論の査読に追われながら、原稿に取りかかって、正月を迎えた。

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今年最後のご挨拶と年賀状廃止のお知らせ

 10月以後めっきり更新できなかった。理由は、忙しすぎたことと、せっかく撮影した動画を粗編集する時間がなかったことで、ずるずるとそのままにしていたことが大きい。

京都シネマインターンシップ、高大連携フォーラム報告、アジアプレスイベント、OhMynewsイベントなど学外活動だけだとなんとかなったが、本務校での授業や卒論などが重なり、まったくお手上げ状態だった。もちろん、意義深いこともたくさんあったが、卒論で残念な結果となったことが悔やまれる。

25日に今年最後の原稿締切を終えて、27日には研究室の大掃除をした。二〜四回生のゼミ生7名がこの時期にもかかわらず、徹底的に清めてくれた。ありがたい。

冬休みは、年明け早々の報告に向けて全力で取り組む必要があるので、進めているところだ。この時期は、他の要件が入らないので、なんとか間に合うと思う。

毎年書いてきた年賀状だが、来年から徐々に電子メールに代えていこうと思う。たしかに年賀状の風情は捨てがたいのだが、電子メールだと多くのことが書けるし、返信も容易なので、この魅力は捨てがたい。

ということで、これまで年賀状を送っていながら、電子メールに代わる場合もありますが、その節は何とぞご容赦ください。

年末の突然の大雪は、皆様への清めのしるしです。

今年はどうもありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。

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大学が求める言語表現教育とは? (第二回)

筒井の報告を聞く(20分間)

(ダウンロードするか、iTunes for mac/winで見てください。)

昨日に続いて、分科会の模様です。本日は、筒井の報告です。

実は、その後に、高校の先生の報告があり、さらに、30分間参加者との質疑応答がありましたが、承諾を取ったなかったので、掲載できません。

筒井の報告をiTunesでお聞きください

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大学が求める言語表現教育とは?(第一回)

分科会の問題提起を見聞する(10分間)

(ダウンロードするか、iTunes for mac/winで見てください。)

昨日、大学コンソーシアム京都において開催された「高大連携フォーラム」「国語分科会」において報告した内容をおしらせいたします。この分科会は、過去三回開催されており、私は、その連続性の中で報告するために、第三回の結論的な部分から出発した。

私自身、大学における言語表現教育に十年間以上携わってきたが、高校の国語科教員とはあまりいい議論ができなかったし、両者の距離を感じてきた。しかし、昨日の分科会に集まった参加者40名の内半数以上の高校教員(多くは国語科教員か、進路指導担当者)はまったく違っていた。はじめからなんとか接点を見出そうという雰囲気が感じられたので、やる気が出た。以下はその模様である。

久しぶりのVideo Podcastingだが、今回は少し工夫してみた。ジングルやBGMは少し手間をかければできる。しかし、報告時のプレゼン資料をどのように入れるのかを思案していたが、実に簡単にできることがわかった。つまり、音声編集ソフトのGarageBandで音声を編集すると同時に、「アートワーク」という機能に、プレゼンソフトKeynoteのスライドを無編集でドラッグアンドドロップすればいいのだ。お聞きになる場合は、是非iTunesでご覧ください

報告音声が流れるのに従って、報告スライドが表示されると、より聞きやすいし、理解しやすいと思う。まずはお試しあれ。本日は、分科会のコーディネータを務められた京都文教大学中村博幸先生の問題提起です。

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大学コンソーシアム京都の「第4回高大連携教育フォーラム」で報告

 大学コンソーシアム京都では、これまで高大連携に関する研究を進めてきた。このたび、「第4回高大連携教育フォーラム」が開催され、私は第1分科会『大学教育の基礎としての文章表現と教科「国語」をどの様に接続するか』で報告します。高校の国語と大学の言語表現教育とをどのように結びつけていくのか。あるいは、結びつけられないとすれば、どこに問題があるのかについて、大学教員と高校教員が報告し、改善策をさぐる。

アカデミック・ジャパニーズの挑戦

アカデミック・ジャパニーズの挑戦

  • 作者: 門倉正美,三宅和子,筒井洋一
  • 出版社/メーカー: ひつじ書房
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本
  • クリック: 2回

第1分科会『大学教育の基礎としての文章表現と教科「国語」をどの様に接続するか』

高校の各教科と大学の学習をどの様に接続するかは、具体化するとなると微妙な食い違いが生じる。それは、高校の各教科の内容と大学で必要とする内容のズレから生じるのではないか。その事は、国語-文章表現についても同様であることが、前回までの当分科会で明らかにされた。第4回の本年はそれをふまえて、大学側が必要とする文章表現力とは何かを俯瞰し提案する。それに対して、高校の立場からはどう考えられるのか、また、その必要性が高・大で共有できるなら、高校と大学或いはそれぞれの教員が協調と分担ができる事は何なのかを討議したい。

筒井 洋一(京都精華大学人文学部教授)

木村 雅則(京都府立西宇治高等学校教諭)

コーディネーター

中村博幸(京都文教大学人間学部教授)

このテーマは、単なる入学試験だけのつながりだけでない、教育内容・方法において交流することを目的にしており、私が来年度以後取り組む研究内容と密接に関わっている。以下がフォーラムの概要である。興味のある方は来ていただくとありがたい。

学力構造の変化と高大連携の可能性-新局面を迎えた高大連携Ⅱ-

京都高大連携研究協議会は、京都府内における高大連携事業を組織的に研究・協議し、「学生のまち・京都全体が活性化して人づくりをする」ことを目的に、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府私立中学高等学校連合会、京都商工会議所、財団法人大学コンソーシアム京都による、京都全体をあげた「産・官・学(高校・大学)」で構成され、京都の高校生と大学との接続教育の一環として、さまざまな高大連携事業を2003年5月より展開しています。

急速に変化する社会情勢下において、「国際学力調査」や「教育課程実施状況調査」、2007年4月には文部科学省による「全国的な学力調査」が実施されるなど、学力水準の動向を探る動きも活発となっています。高校・大学の接続教育である「高大連携」は、全国各地でさまざまな取り組みが進んで新局面を迎えている一方で、学校教育における児童生徒の学力が全体的に低下傾向にあるという学力構造の変化が明らかになりつつあります。昨今、大学入試も「AO入試」の導入が広がりを見せており、初等中等教育および高等教育における教育現場はさまざまな課題に直面しています。今回のフォーラムでは、初等中等教育の現状と高等教育の現状を共有するべく、学力構造の変化と今後の初等中等教育の方向性、大学AO入試の動向などを考える「基調報告」と、各教科での高大連携の可能性について考える「分科会」を中心に展開いたします。

■ 日時  2006年12月15日(金) 13:00〜17:30 *受付開始 12:00

■ 場所  キャンパスプラザ京都 (京都市下京区西洞院通塩小路下ル/京都駅西側)

■ 募集定員  基調報告/150名程度   第1〜5分科会/各30名程度

■ 参加費  1,000円(資料・レジュメ集含む) 当日受付にて徴収いたします。

■ 申込方法 下記の(PDF)をプリントアウトのうえ、裏面の申込書(チラシ)にご記入のうえ、FAXにてお願いします。

■ 申込用紙  第4回高大連携教育フォーラムチラシ[PDF:569KB]

■ 申込期限  2006年11月30日(木)

※定員になり次第、募集は締め切らせていただきます。

※第2部分科会については、申込状況によって調整をさせていただく場合がありますので、ご容赦願います。

■ 主催  京都高大連携研究協議会

■ 共催  京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府私立中学高等学校連合会、京都商工会議所、財団法人大学コンソーシアム京都

■ プログラム

●第1部

開会挨拶 13:00〜13:10

木 内 正 廣(京都高大連携研究協議会運営委員長・京都橘高等学校 校長)

基調報告「学力構造の変化と高大連携の可能性」13:10〜15:40

「ポストAO入試の課題」

荒 井 克 弘(東北大学 教育学部 学部長)

「高大連携のゆくえ〜中教審教育課程部会での審議から〜」

荒 瀬 克 己(京都市立堀川高等学校 校長)

「京都高大連携研究協議会による高大接続教育プログラムの試行-表現技法の習得-」

中 村 博 幸(京都文教大学 人間学部教授)

木 村 雅 則(京都府立西宇治高等学校 教諭)

<コーディネーター>

椋 本   洋(立命館大学 高大連携推進室教授)

●第2部

分科会16:00〜17:30

第1分科会『大学教育の基礎としての文章表現と教科「国語」をどの様に接続するか』

高校の各教科と大学の学習をどの様に接続するかは、具体化するとなると微妙な食い違いが生じる。それは、高校の各教科の内容と大学で必要とする内容のズレから生じるのではないか。その事は、国語-文章表現についても同様であることが、前回までの当分科会で明らかにされた。第4回の本年はそれをふまえて、大学側が必要とする文章表現力とは何かを俯瞰し提案する。それに対して、高校の立場からはどう考えられるのか、また、その必要性が高・大で共有できるなら、高校と大学或いはそれぞれの教員が協調と分担ができる事は何なのかを討議したい。

筒井 洋一(京都精華大学人文学部教授)

木村 雅則(京都府立西宇治高等学校教諭)

コーディネーター

中村博幸(京都文教大学人間学部教授)

第2分科会『「論理的思考力の育成に必要な数学における国語力」とは何か』

昨年は『数学における学力充実と接続教育』をテーマに行い、「社会的な現象の数式化」「言語としての数学の必要性」について協議された。実際に、中学生は「論理的に考えることに課題があり、日常的な事柄の考察に数学を生かすことに課題がある。」という調査結果もある。高校でも、設問に関する内容を十分に理解していないにもかかわらず、解答を導き出すことができる生徒が少なくない。高校のこのような現状をふまえて高大の接続教育の充実を図る観点から、「論理的思考に必要とされる数学の国語力」についても協議していきたい。

宿久 洋(同志社大学文化情報学部助教授)

黄瀬 正敏(京都府立鳥羽高等学校教諭)

コーディネーター

酒井 寿明(京都府教育庁指導主事)

第3分科会『普通科における「英語」を接点とした高大連携の課題と可能性』

昨年「Communication能力を育てる英語教育の展望」のタイトルでSELHi指定校の取組と大学英語教育の中のコミュニケーション能力の育成についての報告を元に、今後の高大連携の方向性について考えたが、一方で全国の高校生の7割を占める「普通科」での高大連携の有効な姿や大学にとって必要な高大連携の姿をいまだ発信できずにいる。そこで、今年は、「普通科」に対する「英語」を接点とした高大連携を実施する際の課題と、大学における「英語」の学びの場で期待される、高校の果たす役割、またその可能性について協議を深めたい。

石川 保茂(京都外国語短期大学教授)

山岡 憲史(立命館大学大学教育開発支援センター教授)

熊走 香織(京都市立日吉ヶ丘高等学校教諭)

コーディネーター

河村 正(京都市教育委員会専門主事)

第4分科会『理科教育の高大連携の発展はどの方向に?-大学の関わり・学会との連携-』

昨年の理科分科会は、「草の根の連携を目指して」というタイトルで、現場から実態に即した動きをどのように築いていくかを中心に議論した。その際、2つの新しい観点からの問題提起があった。一つは大学の関わり方について:大学と協力しながら高校生の教育を充実していく点から高校教育の重要性は理解するが、大学教員にとってメリットはどこにあるのか、あるいは大学の社会的責任という点でどうかなど、もう一つは学会との連携:アメリカなどに見られるように、学会との協力や共同の取り組みが不可欠ではないかという指摘であった。今回は、この提起を受ける形で報告者に提案していただき、分科会での議論をすすめていきたい。

高杉 英一(大阪大学大学院理学研究科教授)

久保田 一暁(立命館高等学校教諭)

コーディネーター

笠 潤平 (京都女子高等学校教諭)

第5分科会『就業体験によるキャリア教育の可能性』

学校卒業3年後の離職率は高校卒で5割、大学卒で3割という現状の中、離職率の高さや増加する若年無業者の問題を学校現場としてどう捉えるかは重要な課題である。各学校では多様なキャリア教育が展開されているが、その中で正課カリキュラムに位置付けられたインターンシップに注目が集まっており、その成果が出始めているところでもある。

この分科会では、高校から、若年層を対象とした新しい職業訓練制度「日本版デュアルシステム」の実践について、大学からは現代GPに採択されている大学主導型の「コーオプ教育」の実践についての2つの報告をもとに就業体験によるキャリア教育の可能性について探っていきたい。

後藤文彦(京都産業大学経営学部教授)

易 寿也(大阪府立布施北高等学校教頭) 

コーディネーター

宮下 明大(立命館大学高大連携推進室課長)

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αステーションDJ川原 ちかよ&佐藤弘樹さんが登場

 精華大の授業は、外部講師が多数来るのだが、今日は、地元FM局からの登場だ。メインは、DJ川原 ちかよさんのお話し。

ラジオ局の近所で育って、アシスタントディレクターのバイトから局のDJになって、金曜夜「STARDUST PARADE」で中高生に人気の彼女の素顔と対面しました。何度もくじけながらも、自分がDJになる夢を抱いて今日まで来た。地元京都の学生ならば、一度は聞いたことのある彼女が、メディアの楽しさよりも、むしろそこに至るまでの厳しさ(ADの仕事は、スタッフの好みに応じた弁当の買い方と小回りがきくことである)と、DJになってからも厳しい世界(放送内容に関して絶えず厳しくチェックされること)を語ってくれた。もちろん、芸能人との楽しいインタビュー話もしてくれたが、それは浮ついた話ではなく、むしろ初対面の芸能人と短時間でうち解け合う努力の重要さも忘れなかった。ラジオは、芸能人の素の顔が見せられる媒体なので、それをいかに出すのかが彼女のトライとなる。

当日は、川原さんだけでなく、隣に社長が着席しており、前列には田中専務と、それと局で一番優れたDJである佐藤弘樹さんも特別ゲストで来てくださった。

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朝一番に彼のよく通る美声を聞いた人ならば、誰もが印象に残る声である。最後に、「特別ゲスト」として紹介された佐藤さんが自己紹介された声を聞いて、場内がどよめいた。顔を知らないリスナーがはじめて対面したことにである。私個人も、佐藤さんの番組のファンで、社会情勢に対するウイットに富んだ批判を織り交ぜてしゃべる様子は、直線的にしか反応できない自分の思考を豊かにしてくれる。

終了後は、学生を交えて、オヤジギャグと音楽を共通点にして、今後のメディアと若者の将来を語った。

来週は、天王寺動物園園長さんであり、新年の最終回は、映画プロデューサの越後啓子さんである。この授業の直前に、彼女から打ち合わせの電話がかかってきたのはびっくりした。

末広がりでの展開をして、締めへと向かうことになる。

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いろいろ告知したいのですが、時間がない

 いろいろ告知したいし、また紹介したいことがいっぱいありますが、映像編集に時間がかかったり、他の用事で忙しいので、アップできていない。

イベント告知

  1. 11/25ap bankイベント
  2. 11/26「時をかける少女」

イベント報告

  1. アジアプレスの北朝鮮報道
  2. ライティング・ワークショップ

インタビュー

  1. 地球公共財としてのインターネットは、三時間のロング・インタビューをしてきました。

分野は違いますが、どれも興味深いです。

詳しくはまた。

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ピースな気持ちを来年に込めてーRetired Weaponsカレンダー発売ー

年末も近づいてきた。

個人的には、まだ年末を迎える気持ちにはなれないけど、社会はそれに向けて動いている。広告プロデューサの石川淳哉さんクリエイターの徳田祐司さんが始めたアートなピース・プロジェクト「Retired Weapons」も様々な形で動いてきた。

広告は、企業や大組織の資金を元に、仕事するものである。もちちろん、その仕事の厳しさと共に、楽しさはあるのだが、それだけでは充実感がない。そこで、自分の資金を使って、自分の思いを社会に伝えたいという気持ちが今回のプロジェクトの源泉になっている。しかも、自分の思いを単に自分だけの思いにするのではなく、自分の身の回り、国、地球全体を俯瞰した形で訴えたいとのこと。

平和や地球環境保護の本を愛読しているため、授業内容が国際関係論とよく似ている。学者だと学生に対して理論や事実を突きつけるが、彼の場合には、戦争被害者の証言を朗読させたり、イメージの共有化を図ったりという手法でどんどん受講生の気持ちを引きつけている。なんか広告屋さんのイメージとはかなりかけ離れているが、実はその手法は仕事と同じ目線だとのこと。

その思いをカレンダーに込めて、発売した。エコの生き方にこだわりたいという彼の思いは、「完全受注生産」という形で予約を始めている。イメージによって、どれだけ作者の思いを伝えるかを体現したカレンダーは、以下から予約可能です。

Retired Weapons公式サイト

11月25日まで。

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11月8日はアジアプレス石丸次郎さんの講演+朝鮮情勢最新映像です

来年度以後の新しい研究プロジェクトの夢を描いていることを実現したいという思いを、ただいま助成金申請書類の作成であたふたとしている。夢を実現するためには、仲間がいる。その仲間と一緒に研究するためには、助成金がほしい。だったら、書類を書かなくてはいけない、ということで、その真っ最中です。昨日の入試イベントのポッドキャスティング作業が終わらないので、最新情報の案内を先にお知らせします。

北のサラムたち―日本人ジャーナリストが見た、北朝鮮難民の“真実”

北のサラムたち―日本人ジャーナリストが見た、北朝鮮難民の“真実”

  • 作者: 石丸次郎
  • 出版社/メーカー: インフォバーン
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 単行本

11月8日に、京都精華大学人文学部では、アジアプレス大阪代表石丸次郎さんを授業「総合講座」の講師にお招きして、北朝鮮情勢に関する最新映像+講演会を開催します。

石丸さんは、2002年中国・瀋陽日本総領事館脱北者駆け込み事件で脱北者を支援したジャーナリストです。また、北朝鮮市民に撮影方法を教えて、市民自らがジャーナリストになるための支援も行ったり、TBS「報道特集」その他メディアでも現地の状況に対する適切なコメントをしておられます。

石丸さんは、2001年京都精華大学人文学部社会メディア学科・文化表現学科開設記念講演会でも、瀋陽事件渦中の激務にもかかわらず、1時間の講演時間をまったくのメモなしに話して聴衆を強く引きつけましたし、昨年まで精華大の授業も担当していただいていました。

朝鮮半島情勢が緊迫している中で石丸さんに、講演をお願いしたところ、快諾していただきました。今回の企画は、授業の一環ですが、学外の方もご自由にご参加ください。

詳細は以下です。

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アジアプレス石丸次郎 朝鮮半島情勢を語るー講演と映像上映ー

11月8日

午後4時20分〜午後5時50分は、

総合講座受講生向けの入門的内容です。

  ・最初に現地映像上映

  ・その後、「ジャーナリストとは」という説明から入って、

   朝鮮半島情勢の説明をします。

午後6時〜7時30分は、

学外の方の参加も想定して、より詳しい話をしてもらいます。

  ・石丸さんのドキュメンタリー映像上映

  ・より詳しい朝鮮半島情勢について講演

  ・最後に、最新映像上映

総合講座

講師:石丸次郎さん(アジアプレス・インターナショナル大阪代表)

日程:11月8日(水)午後4時20分〜7時30分

テーマ:朝鮮半島情勢についてー最新映像と講演ー

場所:黎明館201番教室

問合先:人文学部教務課(人文学部)

    TEL 702-5119

京都精華大学のサイト

http://www.kyoto-seika.ac.jp/index.html

大学までの交通経路

http://www.kyoto-seika.ac.jp/access/index.html

アジアプレスのサイト

http://www.asiapress.org/

石丸次郎さんのプロフィール

http://www.asiapress.org/03memb/ishm/ishmr.htm

1962年、大阪出身。アジアプレス・インターナショナル 大阪オフィス代表。

ソウル延世大学語学堂に2年半留学。在日韓国・朝鮮人問題などを取材。93年と94年7月、11月に中国の朝鮮国境1300キロを踏破。北朝鮮取材は国内に3回、朝中国境地帯にはおよそ30回。これまで北朝鮮難民とのインタビューは400人を超える。

著書に『北のサラムたち』(インフォバーン)、『北朝鮮難民』(講談社現代新書)。共著に『匿されしアジア』(風媒社)、『アジア大道曼荼羅』(現代書館)、『百人の在日コリアン』(三五館)、訳書に『涙で描いた祖国』(風媒社)がある。 

ビデオ取材に「北朝鮮難民の証言」(NHK『ETV特集』)、「中朝国境現地報告」(よみうりテレビ『ウェークアップ』)、「激増する北朝鮮難民孤児」(テレビ朝日『サンデープロジェクト』)、「北朝鮮食糧支援の実態」(日本テレビ『ザ・サンデー+30』)など。ほかにイギリス・チャンネル4、ドイツ ARD、フランスCanal+などで北朝鮮現地ルポ。

「北朝鮮難民問題に光を当てる一連の報道」で、第40回 ギャラクシー賞・報道活動部門・優秀賞を受賞。

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