間もなく山形を後にします。

ドイツネオナチの映画とその後の監督とのティーチインを終わって、映画祭予定はこれが限度。食事をして夜行バスに乗ろう。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

河原でゲリラ上映会を開催した!監督三名も参加して批評会!

野外上映会を見る(8分)

(ダウンロードするか、iTunes for mac/winで見てください。)

山形到着直後からはっしーと会って、彼女が是非実現したいと言っていた、河原での野外上映会の企画に加わることになった。河原が映画祭会場から遠いし、上映会をする夜間は寒いし、どうスクリーンを設置するのかなど未経験な難問の前に、彼女はかなり自信を失っていたようだった。でも、その状態は、実は誰かと対話する中で解消できたのだと思う。たまたま私がその役回りをすることになった。

動き出したら、彼女は実に早い。カウンターパートの新井さんとも役割分担をし、そして「もし上映できるならば、仕事を休んで、東京から駆けつける」と言っていた杉作くんを呼び出し、私とは買い出しや現地視察、広報手段の確保などに奔走し始める。野宿はさすがにまずいということで、マンガ喫茶に寝泊まりしながら、荷物一切を積み込んだ軽トラックと共に、準備を始めた。監督の杉作君が映画祭会場で宣伝していたら、チラシを凝視していた男女ペアの学生を見つけて、そのままタクシーで連れてきた。

その学生は、二年生のころからバングラデシュの売春宿に寝泊まりして、かれらの生活を取材しているとのこと。男女二人で寝泊まりすることが周囲の警戒心を取るようだ。男性は顔を見ているだけでただ者ではない雰囲気を漂わせているし、おっとりしたように見える女性も彼のプロジェクトに興味を持って、今でははまりこんでいるとのこと。

山形名物芋煮会の会場が、河原沿いにあり、そこが上映会場となった。設営準備は、関係者だけでなく、Our Planet TVの方もスクリーンの設置という一番難しい仕事を率先して始めてくれた。いよいよ上映会開始時間が近づいてきた。しかし、芋煮会は午後4時頃には終了してしまうため、現場では客を期待できないので、映画祭会場への宣伝に行ってきた。そうこうしながら午後5時前から上映会を始めた。最初は周辺があかるいので映像が見にくかったが、日が沈むと同時に鮮明な画像となってきた。いよいよ上映会が始まった。

武井杉作君の「与那国」は一時間の大作だ。友人の死をきっかけに彼の死の真相を知ろうと始めた撮影が、やがて彼を取り巻く家族や友人の姿へと関心が移っていく。友人とその家族、関係者だけを撮影したという個別事例を扱っているようで、そこで提起された問題は普遍的な問題へと発展する。それを言葉にするのは、戻ってからにしよう。まずは、すぐに映像をアップするところから。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

おでん屋さんで梁英姫監督(「ディア ピョンヤン」)に会った。

映画を見終わって、昨夜、バーで転勤族のサラリーマンに推薦されたおでん屋さんに行った。開店後最初の客だった。国際映画祭参加者を首にぶら下げたまま入ったら、女将さんがさっそく「映画祭の関係者ですか。私も5時まで山形の映画を見ていて、8時から店を抜け出して別のシンポジウムにも行くんですよ」と言ってくれた。映画祭に関係ない人から紹介された店が映画祭と深い関係しているというのがうれしい。

壁には、「ディア ピョンヤン」の梁英姫監督の色紙が貼ってあった。10分ほどすると、大変きれいな映画スタッフの方が、「いつもお世話になっています。時間が15分間しかないんですが、おでんを食べたいと思ってきましたが、いいですか」と言って、席に座った。女将さんが「さっき言っていた梁英姫さんですよ」と言って、間を取り持ってくれた。監督よりも、女優さんと言っていいくらいの容姿だった。彼女の映画は残念ながら予告編しか見ていなかったのだが、大阪出身だったし、また京都ともつながりがあるのを知っていた。「11月に京都で講演会があるので是非来てください」と言ってくれたので、これは出かけない手はない。最後にお礼を言って、すぐに駅に向かった。

駅で、はっしーや学生と落ち合った。貸していた機材などの点検を済ませて、バスに乗ることになった。すると、はっしーが「今の私は、今井紀明君のビデオを作った時と同じほどのエネルギーが沸いているんです。今回仕事ぶりを見させていただいて、私はとても意欲がわいてきました。ありがとうございました」ときらきらと輝く瞳で言ってくれた。これまで他の人にはなかなか理解されなかった仕事内容を評価してくれて、こちらも大変感謝している。優秀なカメラマンがその模様を撮影してくれて、バスに乗り込んだ。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

マエキタミヤコさんと会いました。

山形に行く直前の10月4日学科講演会で、マエキタミヤコさんがお話しされた。テーマは、「環境と貧困とマスメディアと国民運動」で実に骨太の内容である。広告業界の方なので、理論的な話しではなく、広告と社会的課題との関係を話されるのかと思っていた。しかし、回りくどい話しではなく、現在、世界が直面している環境、貧困、そしてマスメディアが構造的な問題を抱えていることを正攻法で話された。戦後日本の公益と市民を中心とした歴史的変遷、国民運動と市民運動の相違、日本のアフガニスタン支援問題、マスメディアとオルタナティブメディアの相違など、人文学部の授業で話す内容を概観してもらったようなものである。もちろん、大学の授業であることと、NGO関係者としての発言という視点からお話しをされたのだと思う。

大学教員として、私が学生に同じ内容を話すとすれば、いつもの話し、と受け取られるだろう。しかし、マエキタさんが話すと、まったく違う。もちろん、大学側のシステムの不具合のため、せっかく作ったプレゼンスライドの文字が見にくいために、後ろの受講生には見えにくかったと思う。このトラブルに関しては、誠に申し訳ないと思う。それがなければ、もっと多くの学生が引き付けられただろう。

時間を超過してまでみっちり話してくれた彼女の話がどれだけ反響があったのかは、授業終了後に、質問に来る学生の数でだいたいわかる。次の予定があったので短時間しか話せないと言ったら、サステナのデザイナーが気を利かせてくれて、二次会の準備をしてくれた。私は、夜行バスで山形に行かないといけなかったので、欠席したが、彼らはきっといい時間を過ごしたのだろう。

午後2時過ぎから午後9時までという短時間しかお会いしなかったが、時間の短さよりも、気持ちのつながりの強さを感じた。もちろん、彼女が考えていることは、地球規模のことだ。その一方で、ペットとの戯れや木々の変化に浸りきっている自宅での生活も欠かさない。

彼女のアイデアにこちらが即断できないもどかしさを感じながらも、でも、これは将来からのプレゼントだと思えば、意欲もわいてくるもんだ。スタッフに対する包み込むような対応を見ていると、彼女の思いはもっとはるかから来ているのだと思えてくる。

名残惜しさを残しながら早退したことは、今度会うときには、きっともっと楽しい時間が過ごせるのだと思っている。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

ホテルのロビーではっしーと会う。

ただいま午後11時。彼女たちはマンガ喫茶で寝泊まりするようなので、一安心。

ネット接続が無料できるように、私がホテルの部屋から基地局を開設して、ただいまホテルのロビーで作業中。さすがに私の部屋に入れることはできないので、健全に行動している。

明日の、河岸での野外上映会に向けて、私とはっしーがホームセンターで品物選びをした後、女性軍二人でもっと安い方法で可能にする策を編み出したとのこと。どうなるのかはわからないが、一度自分たちの中で紹介してから、新しい方法を生み出すという決断はさすがに彼ららしい。私は、ただ、彼らの決断を見守りながら、手伝うことがあれば手伝うというスタンスで行こうと思う。でも、これでかなり楽しませてもらっています。

ただいま、はっしーは、映像のブログへのアップに向けてホテルロビーで編集中です。しばらくすれば、アップすると思ったが、思考能力が停止してしまったようなので、明日になるそうです。ほとんど寝てないので、ここは小休止です。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

山形国際ドキュメンタリー映画祭に行きました。はっしーにも会いました。

 昨日、マエキタミヤコさんの授業が終わってから、[www.sustena.org/ :title=サステナ]のWebデザイナーなどと一緒に食事に行った。私は、途中で抜けて、夜行バスで。マエキタさんは、一緒に仕事していても、決していらつくことなく、ほんわりと回りを包む才能がある。リーダというのは、こういう才能がないとできないものだと思う。楽しい時間でした。

ところで、朝、夜行バスで到着。風呂に入ろうと思って、タクシーで1500円の郊外の銭湯に行ったら、なんと工事中で入れないとのこと。そこで、車で10分くらいにある厚生年金保養施設の風呂が空いているとのこと。「歩くとどれくらいすか?」と尋ねると、「歩いていくんですか?」と不思議がる。地方都市では、車での移動が前提なので、この程度の時間を歩くこともびっくりするのは、北陸に住んでいた時以来の感触だ。

簡単に風呂に入り、会館前のバスで駅前に戻って、映画の指定席予約をする。これから毎日この繰り返しが続く。それから、はっしーに電話したら、いろいろと難問が出て困っているとのこと。そこで、二人で相談しながら、一つずつ解決していった。まだ、野外上映会の設備がどこまでできるかは不確かな部分もあるが、少し先が見えてきたようで、はっしーもようやく落ち着いてきた。彼女のカウンターパートの女性とこれから会い、野外上映会の準備をする。

さあ、うまくできるかどうかは、これからの頑張り次第。今は、ここまで。

 

カテゴリー: 未分類 | コメントする

朝から夜までいろいろあるー夜行バスで山形へー

明日は、朝、大学コンソーシアム京都で会議があり、昼は大学に戻って会議、その後、マエキタミヤコさんが大学にやって来て、講義。

終了後、食事して、夜行バスで山形へ。山形国際ドキュメンタリー映画祭に参加する。現地から、川沿いにテントを張って野宿している若者もいる。そこで、週末に自分たちの作品を上映するそうだ。映画祭の観客とはまったく違って、地元民オンリーの上映会のようだが、そういうはちゃめちゃなところが興味をそそられる。

オタマとゴミ袋がほしいそうだ。それと人手はもっといる、とのこと。彼らの作品がどうであれ、こういう試み自体が作品だと思う。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

40分でできるバズCMー京都タワーは、笑いを呼ぶー

 今日は、一年生の授業で携帯動画ワークショップをすることになった。グループに分けて、CMの企画を練り、撮影をして、Youtubeにアップするのは、最低でも一時間はいるのだが、時間が許さない。

無理を承知で、企画20分間、撮影20分間、動画取り込み10分間という離れ業をなんとかこなした。サポートしてくれた教員の支援もあったが、むしろグループを組んだ学生が次々に作品を持ってきてくれたのには助けられた。一番乗りは、企画・撮影あわせて、わずか10分あまりという早業だった。その後にも次々作品がやってきた。

総評として、手早さ、体を使っていること、そしてできるだけ情報量を減らした単純明快さを評価されて、見事、一番目の作品が大賞を獲得した。

それらの映像は、以下で見られる。パソコンに取り込んだときには、もう少し鮮明な画像だったが、Youtubeにアップするとかなり画質が落ちたが、我慢していただきたい。

では、京都タワー動画CMの数々をご覧ください。これでタワーの集客が増えればいいのだが。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

トヨタ博物館は、他社の名車が満載

週末に、コンピュータの学会が地方研究会を開催したので、参加した。名古屋で開催する初めての試みだったが、椙山女学園大学の鳥居隆司さんが骨を折ってくださった。

名古屋といえば、トヨタ自動車だが、このトヨタ博物館は以外と知られていない。私は、今春、たまたま近隣の大学に仕事をしたついでに愛知万博行きのリニモ側にあるのをしっていた。しかし、名古屋に仕事や観光で来ても、この博物館に寄る人は必ずしも多くない。リニモができるまで交通が不便だったこともあるが、実用車で名を馳せても、それ以上を求めない社風が影響しているのかもしれない。

研究会前半は、元トヨタ中央研究所研究員で現在は、愛知淑徳大学教員辻紘良さんが、ITS(高度交通システム)の概念、歴史、そして将来について報告された。警察、運輸省、メーカ各社が様々な基準で作り上げてきた交通情報の収集、告知システムが徐々に収斂しながら、進んできていることを報告された。

報告が面白かったので、私は、鉄腕アトムの時代に夢想されていた自動車の自動運転がどこまで可能かという質問をした。それについて、一般道では、拠点ごとしか難しいが、高速道路では理想としては可能であるが、現在はまだ歩み出したばかりである、という返答であった。

二人目の報告者は、博物館学芸員であった。館の概要を説明された後、博物館ツアーに連れて行ってくれた。普通、企業博物館といえば、自社製品しか展示しないが、ここでは、日産、ホンダ、マツダといった国産メーカはもとより、外国車も所狭しと展示されていた。博物館の考えとして、自動車文化を歴史的に伝えたいと言うことであり、自社にこだわるのではなかったそうだ。ただし、最近のモデルは展示せず、また高級車やスポーツカーなど特殊用途車ではなく、あくまでも実用車にこだわるとのことであった。

トヨタの在庫管理はカンバン方式で有名であり、工場には倉庫を置かないという社風であることから、博物館に過去の自社製品を集めようとしたときには、在庫がなかったそうだ。徹底して無駄を省くという社風が歴史を継承するという点では意外に盲点であった。そのため、他社の車を含めて、多くは個人から提供してもらったとのこと。春秋の天気のいい日には、オールドカーを走行させるそうで、その時には多くの観客がやってくるとのこと。また、外国車のユーザグループなどが博物館内の私道で、イベントをおこなうこともあるそうだ。

報告と共に、見学も含めた研究会は、体と頭を使って充実していた。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

東京国際映画祭にも行けそう

最近、映画祭づいている。山形に行くことが決まったら、これまで日程の都合で無理だったのだが、今回は、東京国際映画祭に無理して行くことにした。理由は、学部教育で映画祭に行ってもいいという許可が出たからだ。もちろん、授業を休むわけにはいかないし、日曜日には入試もあるのでわずかなのだが、しようがない。

さあ、これからどれに行こうかというお楽しみ時間が始まる。

カテゴリー: 未分類 | コメントする