はてな社長、京都にようこそお帰り!

はてな社長近藤淳也さんは、京都大学理学部大学院時代に「人力検索はてな」を起業した。その後、「はてなダイアリー」で一気にブレイクした。その後、渋谷・シリコンバレーと拠点を移した後、今年、創業の地京都に再度拠点を構えた。

今夜、創業時の友人が中心になって、近藤さんの京都にお帰りになった歓迎会を開くことになった。私は直接の接点がなかったが、知り合い(乾さん)からの連絡で参加した。会場は、40名も入れば一杯の場所だが、参加希望者が殺到して、若者は立ち見となった。私は、開場30分前に行って場所を確保した。参加してみると、知り合いがいるいる。たくさんいた。こういうイベントにはニオイを感じて集まってくるものだと思う。

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ゲストの近藤さんは、旧友だけのこじんまりした歓迎会だと思ったら、60名もの参加者を前にして少し緊張されているようだった。話した内容は、これまでの会社の歴史と、最近のサービスの紹介だった。決して流ちょうな話しぶりではないが、これまでの仕事への自信と同時に、より広い視野で業務を考えていこうという気概に溢れていた。

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質疑応答になって、最初に私が口火を切った。

「京都から、東京、シリコンバレーと拠点を移されて来て、京都に戻ってこられて、京都の意義や特色はなにか」

と質問した。近藤さんは、「近視眼的な視野ではなく、長期的な視野で仕事を考えたいので、それを可能にする場所として、京都に戻ってきた」と答えた。京都に何故戻ってきたのかという点については、その後も何名もの参加者が質問したが、近藤さんの答えに大きなぶれはなかった。じっくりと本格的な構想を形にしたいと思っているのだろう。

歓迎会では、旧友とも15年ぶりに再会した。かつて富山にいた時には、よく会っていたジャーナリストだった。政治部勤務が長く、政治の裏表を知り尽くした中で、現在は少し充電期間のようだった。精悍な顔つきは変わらず、むしろ自信が溢れた表情は、次の仕事に向けた決意が感じられた。

話は戻るが、近藤さんが来ているシャツには、「グリーン電力証書」を購入している印だった。物理学出身者らしく、環境問題への造詣が深く、この点は接点がありそうだ。学会までの忙しい時だったが、行っただけの価値があった。

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