ラジオカフェで、7月に北海道洞爺湖で開催されるサミットに向けた市民メディア側の動きを報告する例会がおこなわれた。
世界のコミュニティーラジオ放送局の連合体であるAMARC東アジア理事の松浦哲郎さん、
AMARCとも深いつながりをしているFMわぃわぃ代表の日比野純一さん、
そしてゼミにも来てくれたベルリン自由大学学生のサーシャ・クリンガーさんの三名が
メキシコ少数民族の放送局設立の話、昨年のドイツサミットでの市民メディアの活動と、今回の洞爺湖サミットでの準備についてじっくりと説明してくれた。
メキシコでは、少数民族の言葉や文化を放送すること自体に対する権力者の妨害がある中で、放送再開当日に訪問したこと。
ドイツでは、若者の就職難や不況が反映して、その不満が底流となって、市民メディアの活動は非常に活発に展開された。対して、日本では、洞爺湖という遠隔地にあるだけでなく、サミットと若
者とのつながりが十分できてない中で、世界の市民メディア関係者を受け入れて、日本独自の放送をする意味の重要性について語ってくれた。