最近、ファシリテーションを始めている。ファシリテーションに関する研究プロジェクトも立ち上げていることもあるのだが、ゼミや学生の教育において新しいフェーズに入りたいと思うからだ。近くファシリテーションのセミナーを受講しようと思っているので、正式な方法はそれ以後に習得するとして、まずは体験からはじめる。
少し前、休み期間中にもかかわらず、ほとんどのゼミ生が集まってくれって、ファシリテーションのまねごとをした。方法自体は、中野民夫さんが説いている極めてオーソドックスな方法である。
- アイスブレイク
- 自分とはまったく異なる自分を演出する
- それに対する他人の反応
- 自分が楽しいことや好きなことを提示する
- 仕事に対する自分の意義を例示する
- 自分の天職を仲間とともに探り出す
メンバーの意識を一つに集中化させるためには、ホワイトボードを使った方法がいいと思うが、今回はあえてポストイットを使った。理由は、ホワイトボードに書くと思考が継続するが、その一方で、メンバーと言葉との密接感が失われることがあるからだ。そこで、ポストイットに書き込むという時間を作って、それぞれが壁にポストイットを貼り付けに行った。この方が実感が沸きやすいようだ。
ただ、その反面、時間進行が予想以上に長くなり、当初3時間以内を想定していたが、4時間ほどかかったため、終盤にはメンバーの疲労が目立った。3時間以内でコンパクトに収めるファシリテーションを心がけよう。