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8月4〜6日までは、高校生向けのオープンキャンパスが開催された。
6日には、人文学部三学科(社会メディア、文化表現、環境社会)の体験講義がおこなわれた。社会メディア学科では、午前は「ワールドカップと社会」、午後は「アニメと社会」というテーマで、四名の教員が15分づつ授業をおこなった。私は午前のワールドカップのテーマの中で、広告代理店とFIFA(国際サッカー連盟)とが密接に連携しながら、サッカーの商業化を推進し、その結果、試合や選手の体調よりも、ビジネスの論理が優先している。そのため、試合自体の面白みが低下している。そこから脱却するためには、視聴者は、もっと選手が素
晴らしい試合ができるように主張すべきであることを訴えた。
以下がそのレジュメである。
メディアのチカラ-放映権高騰とそれに参入する日本企業-
2006年FIFAワールドカップ ドイツ大会
オフィシャルパートナーズ15社;
アディダス、アンホイザー・ブッシュ、アバイア、コカ・コーラ、コンチネンタル、ドイツ・テレコム、エミレーツ航空、富士フィルム、ジレット、ヒュンダイ、マスターカード、マクドナルド、フィリップス、東芝
米国 8社、ドイツ 2社、日本 2社、韓国 1社、オランダ 1社、アラブ首長国連邦 1社
「これは犯罪だ」とジーコ監督が怒った。
予選リーグ日本・クロアチア戦のあと、ジーコ監督が、試合の開始時間について、怒りをぶつけている。テレビの都合で、あんな酷暑の中で、二試合も連続して試合を行うハメになったと。
サッカー・ビジネスとは
FIFAやワールドカップサッカーと関係の深い広告代理店は、日本の電通
70〜80年代日本企業の経済力を背景に電通が取り仕切った。それをFIFAが目をつけた。
ワールドカップ商業化の歴史
1978年までの「入場料収入中心時代」
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1982年からの「スポンサーの時代」
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2002年には「テレビの時代」
2006年ドイツ大会で、FIFAと各国組織委員会の収入3000億円以上
2000億円近くは放送権の収入
スポンサーの事例: 東芝
2001年から2006年の5年間 120億円
投資効果があったのかどうか疑問である。
その一方で、電通は、広告企業を集めて、放送局や出版企業に売り込むことで手数料獲得し、肥大化している。
電通 売上高は2兆近く(2006年)
スポンサーの意向による選手の酷使
たとえば、こういう素晴らしいプレイこそワールドカップで見たい。
ロナウジーニョの妙技「Brazillian Ping Pong」という映像を見よ!