5月8日、京都三条ラジオカフェの例会で、ラジオと詩を題材にしたワークショップが開かれた。
上田信行さんと詩人のむらさきさんが進行役を務めて、ラジオとPoetry Readingとの出会いを実現した。
プログラムは、三部に別れている。
第一部は、参加者が雑誌から自由に言葉を切り取って、それらの組み合わせから生じる新たな世界を体験するカットアップの手法で楽しんだ。当初、堅かった参加者の表情が言葉を切り取る作業を通じて、次第に熱を帯びていき、一つのストーリーを完成させようとする仲間のつながりを感じた。
第二部は、オンエアののラジオ放送である。
最初に詩の朗読があってから、オンエア前に作った詩の中から選ばれた作品を本人が朗読した。無関係な言葉の偶然のつながりが一つのストーリーとなって、参加者の心を射抜いた。不思議な体験だった。