新学期が始まる時期になりました。
新入生が入学してくるのを迎えるわれわれの気持ちは高揚しているのですが、個人的には別の期待もあります。すなわち、私の著書が増刷されるかどうかです。著書の中でも、この本は一般向けに書かれたので、売り上げがそのまま増刷かいなかにつながります。
昨日、出版社から郵送されてきた小包には、この本と増刷案内が入っていました。
「14刷を増刷いたしました」との連絡です。部数もそこそこです。これで通算すると4万部に届きました。読者の皆さん、ありがとうございました。この本が売れたおかげで、昨年は、二大学の入試問題にも出題される名誉に預かりました。
ただ、この本は少しかわいそうなところもあります。この本の編集担当者が出版社を退社したので、その後誰も編集を担当しないままになっています。共著者の三名とも、それそろ改訂版を出したいと思っているのですが、それを担当する編集担当者がいないのです。どこかの出版社が引き受けてくれるとうれしいのですが、なかなかうまくいきません。
もちろん、この本をきっかけに、様々なお仕事を頂けるのでですが、やはり改訂版は出したい。次は、スキル的な要素よりも、書く喜び、話す楽しさなどをストレートに出したいと思っています。どこか乗ってくれないでしょうか。