気持ちのつながりは難しい

ゼミの運営は難しいねえ。私のゼミは、希望者には、あらかじめ「ゼミ優先の生活をすること」と「初歩的な技術力(html)を一ヶ月で身につけて欲しい」ことを了承してもらうことにしている。

しかし、現実はそうなっていない。特に、後者の進展がほとんどない。また、ゼミ生と新しい試みを始めて欲しいのだが、ゼミ内の交流もさかんではない。

そこで、学生の不満が教員に向く。これではまずいので、まず、来年度の研究計画に関する面談を実施し、就職と研究計画とが密接な関係にあることを説明する。その中で、各自の研究計画を引き出していく。するとほとんどの場合、学生側は、明確な計画を持っていない。そこで、現在の関心や興味について引き出していくと、少しずつうち解けていく。

「こんなテーマでも研究になるんだ」「筒井ゼミではこんなテーマも許されるんだ」という意外な反応が多い。これは私にとっても意外。

だいたい研究とは、自分の好きなことに取り組むことだし、客観的な事実や理論などが揃えられれば、書ける。しかも、社会メディア学科にふさわしいテーマかどうかを最初に気に掛けるよりも、だんだんそこに近づけていけばいいと思っている。こう思っていない学生がわりと多い。

私を見て欲しい。法学部の国際関係論、ドイツ外交史専攻でありながら、現在は、大学教育、NPO、e-learning、メディア論を専門にしている。なんといいかげんなことか。こういうタイプだから、学生の問題関心にもできるだけ幅広く応えようと思っている。

ただし、最初からどんなテーマでも良いとは言わない。NPO、メディア、インターネットなどのキーワードの範囲がゼミ全体で取り組むことなので、そこを了承してくれれば、個人研究はもっと幅広くて良いと思う。

自分の興味のあることを学問にし、それが将来に役立ってくれればいいんだよ!

さあ、まず、自分の興味を具体化しよう。

「Amazonギフト券欲しい!」

と書くと、抽選でギフト券があたるかもしれないので、書きます。

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