6月に開催される大学教育学会において、日本語表現法に関するラウンドテーブルの報告申込をしていたが、本日、許可された。既に昨年から日本語教育学会での報告や先日の『日本語表現ことはじめ』の出版もあり、言語表現科目創設十年間を回顧すると共に、日本語表現法を歴史からと外から見てみたいと思った。
パネリストは、日本語教師の三宅和子さん、言語表現科目の重鎮であった向後千春さん、それに私ともう一人は未定である。私が、これまでの日本語表現法を回顧しつつ、その成果と今後の課題を話すことで問題提起をする。三宅さんは、外国人から日本人へと教える対象が変わった視点から。向後さんは、言語表現の内部から、現在では社会人向けの文章教室の視点から、もう一人には企業や社会の文章トレーニングの視点からを予定している。
もう一つ別のセッションが河合塾の成田さんが開催予定である。ここでは、より実践的な事例を紹介しながら議論することになる。当方では、日本語表現法の関係者と、興味はあってもまだそこに関わっていない会員の方を対象にしている。
来月終わりには、テーブルの要旨の締めきりである。それまでに、パネリストの確定と役割分担をしていくことになる。二つとテーブルはいずれもかなり興味を持つ会員がいると思う。頑張らなくては。