オープンキャンパスは、ワールドカップがテーマだ!

筒井の授業を聞く

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W杯ビジネス30年戦争

W杯ビジネス30年戦争

  • 作者: 田崎健太
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 単行本
  • クリック: 7回

8月4〜6日までは、高校生向けのオープンキャンパスが開催された。

6日には、人文学部三学科(社会メディア、文化表現、環境社会)の体験講義がおこなわれた。社会メディア学科では、午前は「ワールドカップと社会」、午後は「アニメと社会」というテーマで、四名の教員が15分づつ授業をおこなった。私は午前のワールドカップのテーマの中で、広告代理店とFIFA(国際サッカー連盟)とが密接に連携しながら、サッカーの商業化を推進し、その結果、試合や選手の体調よりも、ビジネスの論理が優先している。そのため、試合自体の面白みが低下している。そこから脱却するためには、視聴者は、もっと選手が素

晴らしい試合ができるように主張すべきであることを訴えた。

以下がそのレジュメである。

メディアのチカラ-放映権高騰とそれに参入する日本企業-

2006年FIFAワールドカップ ドイツ大会

オフィシャルパートナーズ15社;

アディダス、アンホイザー・ブッシュ、アバイア、コカ・コーラ、コンチネンタル、ドイツ・テレコム、エミレーツ航空、富士フィルム、ジレット、ヒュンダイ、マスターカード、マクドナルド、フィリップス、東芝

米国 8社、ドイツ 2社、日本 2社、韓国 1社、オランダ 1社、アラブ首長国連邦 1社

「これは犯罪だ」とジーコ監督が怒った。

予選リーグ日本・クロアチア戦のあと、ジーコ監督が、試合の開始時間について、怒りをぶつけている。テレビの都合で、あんな酷暑の中で、二試合も連続して試合を行うハメになったと。

サッカー・ビジネスとは

 FIFAやワールドカップサッカーと関係の深い広告代理店は、日本の電通

70〜80年代日本企業の経済力を背景に電通が取り仕切った。それをFIFAが目をつけた。

ワールドカップ商業化の歴史

 1978年までの「入場料収入中心時代」

      ↓

 1982年からの「スポンサーの時代」

      ↓

 2002年には「テレビの時代」

 2006年ドイツ大会で、FIFAと各国組織委員会の収入3000億円以上

        2000億円近くは放送権の収入

スポンサーの事例: 東芝

2001年から2006年の5年間 120億円

投資効果があったのかどうか疑問である。

その一方で、電通は、広告企業を集めて、放送局や出版企業に売り込むことで手数料獲得し、肥大化している。

  電通   売上高は2兆近く(2006年)

スポンサーの意向による選手の酷使

 たとえば、こういう素晴らしいプレイこそワールドカップで見たい。

ロナウジーニョの妙技「Brazillian Ping Pong」という映像を見よ!

http://www.nike.jp/football/siteshell/#,ja,0;jogatv,,0

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