■授業ボランティアに対する質問とは?

2013年から、私はボランティア中心の授業を展開しています。

いつ終わるのかといろいろ言われましたが、7年間継続しています。今秋も募集します。

希望者に対しては、対面かオンラインでお話しさせていただきますが、ここではそこでできてきた質問を中心にお答えさせていただきたいと思います。

1)そもそも授業ボランティアとは何ですか? 私が担当する授業に15週間授業の進行を無償でおこないます。年によりますが、ボランティアは一人ではなく、何名かでチームを組んで授業を進行します。私は、個別のボランティアではなく、チームとしてのボランティアに授業の進行をお願いします。

 教員は、毎回の授業(90分間)の中で最初の10分程度を担当しますが、残り80分間はボランティアが担当します。

2)ボランティアは何をしますか? 

 業務としては、

  ・何名かのボランティアとチームを組んで業務をおこなうこと

  ・教員が事前提出したシラバスのゴールと学習目標に基づいていれば、毎回の授業は何をしてもいい

  ・授業のゴールはボランティアと教員と共有しつつ、毎回の授業進行をおこなう

  です。

  要は、教員が事前に大学に提出したシラバスに記載されたゴールと学習目標を守りさえすれば、ボランティアは毎回の授業を設計できます。

  ボランティア一人ではなく、何名かと一緒にやると、無難な授業を創りがちですが、そうではなくむしろ、私ができないことやしないことはどんどん取り入れて行かれればいいと思  います。

昨年までの前例にこだわる必要はまったくありません。

   私自身は大学教員として30年以上の教職経験がありますので、誰もができそうな授業だったら、私がやった方がうまいと思います。しかし30年もの経験値は授業の枠組みを限定しがちです。私がボランティアの皆さんにはその枠組みを超えることを期待していますので、ご自由にやってもらえればいいと思います。

  教員は、授業設計に関しては意見は言うことがあってもそれを強制しませんし、ボランティアの担当部分については、教員よりもボランティアが決定権を持っています。

3)これまでどんな方がボランティアをされましたか?

 2013年からこれまで40名以上が経験されました。

  • 2013年 前期  3名   後期 4名
  •  14年  前期  5名   後期 5名 
  •  15年 前期  5名   後期 3名
  •  16年 前期  中止   後期 3名
  •  17年 前期  SA    後期 1名 
  •  18年 前期  SA    後期  3名 
  •  19年 前期  SA 後期 3名+2名 
  •  20年 前期  SA    後期 3名+3名

   半年間経験されたボランティアがその後授業に参加される場合には見学者として参加してもらっています。

SAとは、京都工芸繊維大学リーダーシップ基礎1で昨年度履修生の中から選抜されたメンバーが授業します。SAとボランティアとは混在させないようにしています。

年齢的には2,30歳代が多く、職業的には大学生・院生、NPO、小学校教員、高校教員、大学職員、大学助教、企業社員など多彩です。2020年からはオンライン授業になっているので、大学に来ることなく、遠方からも来られています。

いずれも個人としての能力が高いですが、他のメンバーとチームを組んで取り組みます。たまにチームビルディングがうまくいかないこともありますが、ほとんどのチームではうまく連携をおこなっていました。

4)ボランティアする際の条件は何ですか?

  以下の二点です。

 チームとして取り組むのでボランティア間の連携をうまく付けてください。

 途中で辞めるのではなく、最後までお付き合いください。

 それ以外特に設けてないですが、希望者は間違いなく個人の能力が高い方ばかりです。

ただ、どんなに個人の能力が高くても、15回すべてを一人で進行することは難しいので、他のメンバーと連携しながらやることになります。一人だけでは難しいので他のメンバーとどうやっていくのかが求められます。

以上、まずはスタンダードな質問についてお答えさせていただきました。他にもあればお尋ねください。

今秋の授業ボランティアについて関心のある方はお問い合わせください。

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