授業前には、いろいろ予期しないことが頻発して小さな懸念はありましたが、授業前後に教室を使えることでかなり助かりました。他の教員はいやがる移動可能な教室なのですが、ワークショップにはぴったりなので大好きです。
しかしなんといっても、授業協力者(Creative Team:略称CT)5名の力量が並外れています。実は、前夜に大幅な転換を求めたのですが、見事にやり遂げてくれました。「なんでこんな最後になって大きく変えるの?」という気持ちはあったと思いますが、変えないことよりも変える方が絶対良いことがわかっている中では決断せざるを得ません。それを理解してくれたことに感謝しつつも、彼らの底力に改めて敬服です。
来週の第二週から第六週までの小目標が「自分を知る」で、それに向けての第一歩を歩み出しました。しかし、夜の打ち合わせでは、カオスに突入して、議論の先が見えなくなりました。彼らには見えているのですが、それが見えなくなるようなフェーズを経ないといけません。学生も同じようなフェーズを越えていきますから。
今期の目標は、
1.学習評価をPISA(学習達成度調査)2015年の評価基準に基づいてやってみよう。
2.見学者と受講生との関係の見直しを進めよう
です。
全体の枠組みを変えずに、新しい分析視角から教育を見ていくことで何が生まれるのかです。
CTの活躍と並行して、今期は私の長年切望していた、映像による記録を担当してくれる人財が見つかりました。また、グラフィック的視点を持った見学者もおられるので、活躍を期待しています。
学びの核心は、メタ的視点と継続性です。
まずは、メタ的視点のさらにメタ的視点、「メタのメタ」を実行することが出来はじめてきました。「アカデミズム」と「日常」と「人の営み」との接点を探っていきます。
CTと見学者の関与が学びを変えていきます。
是非是非見学にお越しください。
シラバスを少し変更することになりましたが、それについては、サイトを参照ください。
https://tsutsui-media.net/?p=2364