2013年前期 授業協力者(Creative Team:CT)の感想

2014年4月から京都精華大学人文学部専門科目「グループワーク概論」の授業がおこなわれます。その授業を私と一緒に創っていただける授業協力者(Creative Team: 略称 CT)3〜4名を募集します。

募集してみたいけど、実際にどんな人がどんな体験をしたのだろうか、その経験がどのように生きたのだろうかなどいろいろ聞いてみたいことがあると思います。

そこで、2013年前期と後期にCTとして参加した方の感想を掲載いたします。15週間週に一度大学に来て、授業準備や運営を一緒にしてくれましたが、まさに彼らがいないと授業が成り立たないほど貴重な貢献をしてくれました。お名前は伏せておりますが、公表しても支障がない方ばかりです。私にとってはただただ感謝するばかりです。

CTについて話を聞いてみたいという方は、筒井までご連絡ください。
前期CTの感想
1) 20歳半ばの女性
毎週福知山から通ってきてくれて、授業=愉しみを実践してくれた立役者です。まーくん、みなぴょんまーくん、みなぴょんまーくん、みなぴょんまーくん、みなぴょんまーくん、みなぴょん

CTをやって思ったことは、自分に改めて気づけたなぁということです。
私は京都府北部福知山市最北端にある雲原という山奥から毎週3時間かけて大学に通っていました。今にして思うと、ものすごい労力がかかっていたかなぁと感じます。でも、それをなんやかんやで続けられたのは、ひとつにはみんなと最後までやりとげたいという思いがあったから。もうひとつには、学生や授業を見に来てくださる見学者の方との出会いをとおして「あ、自分ってそうみえてるんや」とか「あ、やりたいことってこれか」などなど、自分自身と向き合えるきっかけになっていたからです。
CTの仕事は授業の打ち合わせをぎりぎりまで重ねて当日を迎えて、終了後は大学のラウンジや食堂で振り返りをし、その日の深夜まで大学に残って次回の授業の内容を考え、それ以外の日もスカイプでミーティングをしたり、メールやfacebookのグループで連絡を取り合ったりと、ざっと書いただけでもハードなものです。
しかし、そのハードさと同じ分だけ、目の前の人と関わりながら「この場で何ができる?」を考え、その都度何かを学んでいける面白さもあるのです。

まーくん、みなぴょん

まーくん、みなぴょん
2) 京都産業大学四年生
大学一年から、教育支援や教育団体で活躍していて、最後の自己開示がみんなの心に届きましたばっち

綾部高校のあとに声をかけてくださったことが嬉しくて、またお話してくださった思いや展望が面白くて参加したいですとお伝えしました。
ですが、自分自身の中でうまくやりきれなくて筒井さんやまーくんみなぴょんに申し訳ないなと思っていました。
でもそんな自分でも関わり方を変えても関わらせてくださったこと、温かく支えてくださったことが本当に嬉しかったです。最後まで関われたことがよかったなぁと心から思っています。
最後の10分プレゼンでは心の中を明かすことに直前まで悩んでいたのですが、筒井さんや見学者の方々、受講生たちによかったよと言ってくださったことが本当に嬉しくて感動しました。
最終回だけしか来れなかった田村さんご一行の安井さんと大浦さんはFacebookでもつながり、今度立ち上げられるNPOのイベントに「ばっちにぜひ来てほしい」「また話したいね」と言っていただいており、あの回だけなのにすごく近く感じてくださったのだなぁとびっくりしています。
また自分が最近Facebookなどで誰か一緒にやりませんか?と募ったものに、GW概論の受講生何人かが「興味ある!」と名乗り上げてくれて、嬉しく思っています。
うまくできた!とはなかなか行けませんでしたが、貴重な経験だけでなく、自分が苦手としていた、「自分の心の中を明かせる場所や人がいること」「自分の想いを発信していいんだ」ということに気がつけたのは本当に自分にとって大きい気づきでした。
改めて、ありがとうございます!!!
後期CTの感想
1) 同志社大学3年生
フリーペーパー団体副代表としての活動がそのまま生き、学生=授業を創る人を実践してくれましたIMG_4765

問1、CTに参加した動機。
Twitterで流れてきた告知文を見て、興味を持ったので参加しました。「所属していた団体での経験を活かして、何か自分が今までにやったことのない分野に挑戦したい」「授業の作り手を体験することで、自身の大学生活における授業への向き合い方を変えたい」という思いがあったので、行動したのだと思います。マジメに書いてますが、ほんとは半分ぐらい勢いです(笑)。楽しそうだな、という直感も大事だと思っています。

問2、この授業の中で何が印象に残りましたか?
“コミュニケーションとは何か”というテーマで行われた授業での、ある学生の回答が印象に残っています。その回答とは、「楽しませ、楽しむこと。」コミュニケーションとは一方的なものではなく、お互いが楽しくなるような関係性を築いていくものなのかもしれないと気づかされました。授業を通して様々なことを教えているつもりだったのですが、気が付けば、教えられていることの方が多かったのかもしれません。

問3、来年度のCTの方に、何かアドバイスを。
言いたいことは全部言う、やりたいことは全部やる、という精神を大切にして欲しいです。自信がないからといって遠慮するのではなく、こうしたらもっと良くなる!と思ったことについては貫き通してください。「もっとこの授業を良くしたい」という気持ちは、筒井さんや他のCTも絶対に同じだと思うので、遠慮は無用です。実際僕もかなりズカズカと自分の意見を言っていたので、許してくれていた他のCTや筒井さんには頭が上がりません(笑)。

問4.その他、自由に。
何でも言い合える場所であり、何でも試せる場所。おそらく他ではめったに経験できない環境だったのだなと思います。塾の講師でも教育実習生でもない自分が「先生」と呼ばれたときは違和感すごかったですけど・・・(笑)
様々な人と関わり合いながら、「楽しく、学びのある場所」をつくる一員になれたことは、貴重な経験でした。ありがとうございました。
2)京都女子大学4年生
オープンキャンパスや学生団体での活動から教育問題に目覚めて、全力投球してくれましたIMG_4776

問1.CTに参加した動機について
現在まで学生として授業を受けてきて、授業がどのように作られているかに関心があり、大学の授業制作に大学生でありながら関わることができるという点が魅力的でした。また、他のCTや、見学者の方々とお会いし、自分自身の視野を広げることができるのではとの考えもありました。
前期「グループワーク概論」の活動を聞いた時点で参加したかったのですが、他の活動で忙しく、後期に参加しました。

問2.この授業の中で何が印象に残りましたか?(いい点、改善を要する点、特徴など)
・いい点
アンケートとそれに対するフィードバックです。この授業では全15回を3つのモジュールに区切り、その1つが終了する度に受講生から改善点などを求めます。このアンケートを元に我々は次回のモジュールの内容を組み直し、次回の授業開始直後に受講生へ、改善できる点、こちらがお願いしたい点などのフィードバックを行います。大学で授業評価アンケートは行われますが、その多くが全授業終了後に行われます。そのため、受講生にとってはメリットがなく、回答は不正確なものになるのではと思っていた私にとって、この方法は双方にメリットがあるため、非常に画期的と感じました。
・改善を要する点
(結局一番参加できていない私が言っていいものか分かりませんが、)課題の提出率です。課題の提出率を上げることに苦労していました。どうすればその課題を行うことが、自分の力になるということを分かってもらうか考えることが必要でした。
・特徴など
何といってもCTと見学者の多彩さだと思います。CTには、私のようなただの大学生以外に、4月から中学教諭になる人や占い師、只者ではない大学生というように、これほど様々な経験をしている人が関わる授業は他にありません。その多くが何らかの形で授業に参加するため、受講生はもちろんのこと、参加していた私自身も多くの話を聞き、視野を広げることができ、非常にいい経験になりました。

問3.来年度のCTの方に、何かアドバイスをお願いします
多くの方々に出会え、大学の授業を作る経験ができるのはおそらくここしかありません。参加を決める際、私のような人間が力になれるのか悩みましたが、今では参加してよかったと思っています。

問4.その他、ご自由にお書き下さい
この場を借りて、背中を押してくださった筒井さん、授業外でも話を聞いてくれたくろちゃんに糺命さん、やのっち、そして受講生の皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。
3) 20代半ば社会人
アフリカでHIV啓発活動のNGOで活動後、来年から中学教師になるIMG_4774

CTに参加した動機
最初に話を伺った際に、純粋に興味を掻き立てられたことが大きかった。大学の授業構成に外部者がここまで主体的に関われるものは聞いたことがなく、どのようなものになるか想像がつかなかったため。見学者として授業を見に行く方法もあったが、どうせ関わるなら深く関わりたいと思い、見学者ではなくCTを選んだ。

授業内で印象に残ったこと
(いい点、改善点、特徴etc)
授業を通じて、教授、CT、見学者、学生全員でこの授業を構成していることが常々実感できたこと。
具体的に、各プロジェクト終了時に、学生にしてもらった授業の振り返り。生の学生の声が聞けるので、以後の授業に還元しやすかった。また何を思っているのかが確認できるため、こちら側からの一方通行ではない相互に意見が言い合える環境は新鮮だった。また、見学者や他のCTからのお話を伺う中で、自分でも気付かなかったこの授業の良かった点や学生の成長など、新たな発見に溢れていた。

来年度のCTへのアドバイス
1人の大人として、学生たちを1人の大人として捉え、正面から向き合うことだと思う。
CTは学生からみると教員に近い存在として扱われるが、学生と筒井さんとの中間にあたる存在であり、人生のモデルケースでもある。そのような立場だからこそ、「学生」という枠を払い、1人1人の存在を認識し、接することが大切なことだと思う。

その他意見
正直、他のCTや見学者のスキルが高く、自分が貢献できるか不安になったことや、授業進行がうまくいかず、教壇に立ちたくなくなることもあった。しかし、CT内でも個々が異なるため自分の適する役割があること、CTが中心で授業を行いつつも筒井さんが全体を覆っていて下さるので、思い切った挑戦ができることに気付くことができた。これまでの大学での授業イメージが大きく変えられ、豊かな学びの時間となると思うので、ぜひその時間に触れてもらいたいと思う。

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