『地域を活かすつながりのデザイン』発刊 地域を活かすつながりのデザイン―大阪・上町台地の現場から 作者: 上町台地コミュニティデザイン研究会 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2009/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る

大阪の真ん中には、上町台地という地域がある。大阪城からJR天王寺駅までの間をつなぐ地域をそう呼ぶ。ここは、かつて大阪のほとんどが海であった時代にも陸地であった地域であり、現在では高級住宅地や公共施設、教育施設、コリアン居住区などを含む雑多な文化が入り交じっている。1990年代後半にこの地域の再開発プロジェクトが始まった時に、市民の手作りのまちづくりプランを盛り込もうとして動き出したメンバーがこの度待望の本を出版した。

大阪ガスエネルギー文化研究所の弘本由香里さんと同志社大学准教授・応典院主幹の山口洋典さんが編集を担当して、「上町台地からまちを考える会」代表理事の秋田光彦さん、空堀商店街長屋プロジェクトの六波羅雅一さんなど上町台地の運動に関わる強者が執筆している。私もこのプロジェクトに関わっていたので、地域SNSについて書かせていただきました。

観光の町京都に住んでいると、商業の町大阪で町歩きをするとなかなか歩きにくい。その中で、上町台地周辺は歩きやすい。寺院あり、ホールあり、コリアンタウンあり、様々な街角が次々と変わっていくが、その変化が楽しい。

上町台地のまちづくりは、その地域だけではなく、外に広がった運動となりつつある。その中間報告的な書籍がこれである。

5月、6月には出版記念集会が開催されるとのこと。そこからまた新たなうねりが始まるのだろう。

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