ひつじ書房が三年連続で新村出賞受賞

今年私が本を出させてもらった「ひつじ書房」が新村出賞を受賞した。同賞は、国語学・言語学分野で顕著な成果を出した書籍に贈られる賞である。これで三年連続の受賞者を出した。出版社代表の松本功さんを朝日新聞が取り上げているので、詳しくは以下を参照下さい。

http://www.hituzi.co.jp/isao/press_hituzi20051224.pdf

ただ、松本さんの素晴らしいところは、こうした堅実な出版活動に止まらないことである。同時に、90年代初めからインターネットに対応するという目先が利いており、図書館運動やNPO活動への関与など積極的な社会活動を実践されている。実は私が本を出させて頂いたのも、NPO学会やネットでの活躍を知っていたころから、日本語表現に関する本を出さないかというお誘いを受けたからである。

たしかに言語学の専門出版社という知名度は既に得ているが、それだけでは経営的にも不安定である。そこで、松本さんの社会に対する関心も出版活動と結びつけようとしているし、このことは必要な動きであると思う。松本さんの意思を生かすためにも、私なりにも出版活動に協力することで貢献ができればと思っている。

まずはおめでとうと言いたい。

今後とも新たな意欲を喚起して、フロンティアとして取り組んでもらいたいものだ。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください