本日(20日)から明日まで関西学院大学でNPO学会がある。学会創設当時に7年前から三年前までは、学会創設準備や編集委員会、オンラインジャーナルなどの仕事があり毎回参加していたが、私学に移って学外業務がしにくくなってきたため、ここ数年ご無沙汰していた。
しかし、初日の最初の分科会で司会を仰せつかったので、久しぶりに参加した。自宅を7時過ぎに出て、9時前に到着。報告者の機材の設定と時間配分について確認して始めた。NPO教育と人材育成というセッションであった。産能短大でのサービスラーニングの実践、多摩大研究所の障害者リサイクルショップの再建策、聖徳大学でのボランティア実践などそれぞれ面白かった。実践と理論を結びつけて、少しでも新しい知見を出そうという意欲が感じられる。
午後からは、阪神大震災10周年とNPO活動についてのシンポジウム。司会の岡本さん(関学)は、市民社会論が専門でありつつ、震災ボランティアの先頭に立たれた方なので迫力がある。兵庫県職員の方と、NPO団体とが一同に会して、相互の主張をしつつも、特に、NPOが行政となれ合おうとしないが、協力する姿勢が神戸のNPOの発展のしるしだと思う。
震災10周年の記念大会と同じ日に、福岡での大震災が起きた。学会でも逐次連絡しながら議事が進行していた。
被災地のみなさんにお見舞い申し上げます。
明日は、私が提案した「市民メディア」セッションだ。関西地区の市民メディア実践家と松浦さと子さんの討論に、
私が司会という組み合わせ。当日の模様は、工房AKAME関係者が録画するとのこと。実のあるシンポジウムにするように頑張ります。