手際のいい打合せ

会議は少ない方がいい、というのは誰もが考える。でも、複数のメンバーと情報を共有し、一緒に仕事しないといけない時には会議や打合せは不可欠である。

上町台地からまちを考える会の打合せは実に気持ちが良い。メンバーがいいのはもちろんであるが、冗談を交えながらも、その時に結論を出すべき事柄については必ず結論を出し、次回までの検討事項は必ず次回に原案が提出されて、結論が出されるからだ。

コミュニティー・ビジネスに関する住民意識調査であるが、年度末までに仕上げないといけないので、スケジュールがはっきりしている。ただ、メンバーは、いろいろ別件があって入れ替わるのだが、その間の引き継ぎがきっちりできているので、議事がスムーズに行く。

同じ会議でも学生諸君と打ち合わせする場合にはかなり異なる。つまり、メンバーの何名かは、開始時間に遅れてくるわ、議論が散漫だわ、結論は出ないわで、つい私が口を出してしまう。口を出すと一応まとまりと、時間までの検討事項が決まるのだが、次回に検討事項の原案が出させることは少ない。

いったいこの違いはどこから来るのかを考えるのだが、メンバーそれぞれが会議や打合せにおいて自分の積極的な関わりを求めようとしないで、ただ乗り(フリーライダー)に荷担しようとする意思があるかないかの相違だと思う。

どうせ打合せをするならば、面白い方がいいとか、工夫してやろうと考えればいくらでも面白くなる。自分の関与によって面白くしてやると思えば、きっといいものができるはずだ。

e-learningに興味があると、対面型の対話がよけいに貴重に思えてくる。「会って話せばすべてがわかる」とは言わないけど、飛躍的にわかるようになることは確かである。

会議革命

会議革命

  • 作者: 齋藤孝
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください