本日から、筆記試験の入試が始まった。
最近は入試といってもいろいろあるのでわかりにくくなっているが、以前だとこの入試が
本来の入試だった。
受験生はもちろんだが、大学側の緊張感も相当なものです。恐らく以前ならば、試験監督者の心得などについても事細かに指示してある。もちろん、指示内容は、特別なルールもあるが大半は当たり前のことである。
試験会場で監督者が口頭で説明する内容もすべて決まっていて、それ以外の事は言ってはいけない。それは受験生の公正性を期するためだ。その他にも多々規定がある。
つまり、入試業務とは、減点法で物を考える。一つでもいいことをしたとしてもそれはマイナスになりかねない。また、一つでも手続きで間違いをするとそれは重大な責任が発生する。
受験生が問題を解くプレッシャーと、大学側が間違いをしないようにという緊張感が相互に混じり合って相乗的に緊張感が高まっている。こういう時は、ふっとして時に緊張感が途切れる時があるが、その時が怖い。緊張しすぎはいけないが、緊張が途切れるのもまずい。
なんとも難しい仕事だ。でも、それをやり遂げることで、大学の信頼が高まると考えれば、やはりおろそかにはできない。
まだまだ試験は続く。