『福祉×エンターテイメント』をめざしてやってきた講師の豆夛さんですが、説明の中で、
「就職してから1ヵ月、3か月、半年、1年、3年の間で何かトラブルが起こる」
という部分がです。これについて、彼から以下の説明をもらいました。
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この言葉は、私が就労支援担当になった時に一番最初に教わった言葉です。
実際に就労担当として就職者のアフターフォローをしますと、この言葉の意味が痛い程に実感しました。
まず、喜び勇んで就職して1ヵ月が経つ頃には、環境に慣れて気が緩み始めます。でも、これは良い意味でもあります。ずっと緊張が高い状態も本人さんにとってストレスになります。ただ、ここから本来の姿、本来の性格が出てくると思っています。
担当さんや上司がいるとしてもずっと見守ってくれるわけではなく、基本的には独りで作業する事になりますので、ここからが本番です。
3ヶ月後には作業にも慣れて余裕が出てきます。最初のスケジュールよりも作業が早く終わるようになったり、慣れからのミスが発生しやすくなります。自分なりのアレンジも出てきます。
半年後になってくると、本人の環境だけでなく担当者さんの変更、周りで働く人が変わるなど、環境の変化が生じるケースが多くなり、本人さんの作業は変わらないけど取り巻く環境が変わることで微妙な変化から影響を受ける事もすくなくありません。
そして1年後、3年後。契約更新や部署変更。後輩が入ってくることもあれば、企業の業績によっては様々な変化があります。それ以外にも家庭での変化も見逃せません。安定した収入見込みからグループホームに入ったり、恋人が出来たり、友好関係が広がることで生活面での大きな変化が仕事を多大な影響を及ぼします。
この様な変化が起こりやすい時期が、上記の言葉になります。良い影響だけなら問題ないのですが、場合によっては勤怠に繋がり、就労継続できない事態になります。
この様な時期は本人さんの働く意欲、モチベーションが低いとすぐに退職という結論にいたります。
だからこそ、少しでもモチベーションを下げない、維持するために仕事以外の楽しみや喜びが必要だと思います。
その取り組みについては、当日にお話したいと思いますので、ご参加をお待ちしております。
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4/27越境セミナー第6回
「もっと楽しい福祉がいい!ーー福祉Xエンタメの挑戦」
日程:
4月27日(土)午後2〜5時
場所:
604-0063京都市中京区二条通油小路東入る西大黒町318 (Dialogue318)
講師:豆夛 英志(まめた えいじ)さん
参加者定員:15名
セミナー参加費:1,500円
夕食 参加費:1,500円
プロフィール
大阪堺市出身。
株式会社ReWel代表取締役 福祉を本気で変えるべく、行政や福祉サービスでは出来ない、企業のサービスにもない隙間を埋める役割を果たしたいと思い、活動中です。
申し込みは以下からお願いします。