授業が二回おわりましたが、初回に比べて大幅に改善していました。
8月まではまったく知らない授業ボランティアがチームを組んで準備してきましたが、初回の授業は本当に忙しいです。
この授業は、教室にいる学生や教室の授業ボランティア・教員と、アフリカや群馬から来るオンラインボランティア二名が一緒になって取り組んでいます。
ボランティア個々の能力は非常に高いのですが、1ヶ月前まで見ず知らずの人とチームと、しかも、オンラインだけで準備してきました。もちろん、準備はしましたが、やはり本番になるといろいろ不足がわかります。
ここまではどんなチームもそうなんですが、今回の授業ボランティアが優れているのは、授業後にボランティア会議をして、欠点を洗い出して、次回までに改善することをやりとおしました。
具体的ない改善点は以下です。
1.アフリカ・モーリシャスからのボランティアとのネット環境を大幅に改善して、遅れをなくした。直前にはちょっと心配がありましたが、なんとかうまく行きました。
2.教室にいる教師とボランティア一名の業務分担を明確にして、教師がZoom、ワイヤレスマイク、カメラ(6アングル)操作の簡便化をし、ボランティアは名札、プリント、学生からの問い合わせに対応した。
3.授業の録画をオンライン側にすべて任せ、ローカル録画とクラウド録画をおこなった。
4.オンライン参加者向けにデータをチャットで共有した
などです。
今回、ZoomURLが間違っていたことに途中で気づき、教室の学生全員がZoomに入れるように対応したことは突発事件でしたが、見事なものでした。事故が起こることよりも、それをうまく越えて行く能力の高さに感動しました。これで来週から、学生はスムーズに入れます。
上記の話しは、技術的な話しが多いのですが、これなしにオンライン授業は成り立ちません。
コロナ前には誰も対面授業ができなくなるとは思ってなかったですが、私は、2017年から気候変動の時代に入ったことから、対面+オンライン授業を実践していたので、コロナになって困ることはなかったです。
コロナ以後になってようやくオンライン参加が当たり前になりましたが、私は五年前から授業でやっていたので、いろいろ実験をしています。
さらに、普通は教師一人で授業をしますが、私は授業せず、授業のプラットフォームを創っています。代わりに授業ボランティアが授業しています。
私も授業には自信がありますが、権限を手放すのは難しいです。これは、専門家のディレンマです。教師が楽をすると思ってもらってもいいですが、権限を手放すことはなかなか話しません。
こういうことを考えながら、今回の授業は多くの改善点があったと思います。
来週はもっとバージョンアップしていきます。
本日もJackさんによるグラレコを描いてくれました。ありがたいです。
来週(10/5の授業見学募集は、以下からです。