京都精華大学人文学部「グループワーク概論」(担当教員:筒井洋一)は、アクティブラーニング型授業で、学外の授業参加者と共に授業を創っています。授業見学して頂ける方を募集しています。
「グループワーク概論」
開講期間:4月10日(金)から7月17日(金)までの15週間
開講時間:午後2時40分〜4時10分
開講場所:教室は、開講初日にわかります。
京都精華大学までの交通経路
学外からの見学希望者の受け入れは4年前から行ってきましたが、3年前からは、学外ボランティアの授業協力者と共に授業を創っています。教員と学生という閉鎖的な学習空間を越えて、学外の授業参加者と共に授業を創っていきます。
毎学期、学外から多数の見学者の方にお越し頂いていますが、2013年には毎期のべ65〜95名、2014年度は70〜120名の方に来て頂きました。見学者といえば、普通は、授業を外から観察すると考えられていますが、この授業では、教員や学生と一緒になって、学生の学びの成長の同伴者となります。いわば、「参加する見学者」です。これまでの見学者は、他大学教員・職員、高校教員、企業研修講師、キャリアカウンセラー、ファシリテーター、他大学学生・院生など専門的な知見や経験をお持ちの方が多かったです。
2013年度の授業は、「グループワーク概論」ビデオをご参照下さい。
授業シラバスは、最後に掲載します。
既に教員と一緒に15週間授業を創る学外の授業協力者(ボランティア)5名が決まりました。社会人4名、他大学学生1名という陣容です。いずれの方も、これまで授業支援や授業設計に携わっていたり、ワークショップの主催したり、対人コミュニケーションの専門家としての経験が豊富な方ばかりです。かれらは、単なる学生でも、単なる社会人でもなく、それぞれの専門的な経験を授業の中に活かしたいと思っておられます。
これまで来て頂いた方はもちろん、新しく見学して頂ける方を募集しています。いつ来て頂いても構いませんが、授業準備上、事前に来て頂ける日程をお知らせ頂けるとありがたいです。
それでは、お待ちしております。
授業シラバス
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グループワーク概論シラバス
サブタイトル:現代社会で必要とされるチームでの問題解決能力を身に付ける
授業の概要 :
本講義では、対人コミュニケーションとチームビルディングの手法を学び、現代社会で必要とされるチームで問題解決に取り組める能力を養うことを目的としています。
15週の授業は、三つのパート(モジュール)に分かれています。モジュール1は「自分」について、モジュール2は「仲間」について、モジュール3は「社会」について取り上げていきます。
1モジュールは、4週で完結しますが、どのモジュールの最初には、必ず新しいチームのつながりを強めるための工夫がされています。新しいメンバーといかにしてつながりを深めていきながら、モジュールの目標を達成するようにチームが動いていきます。
この授業では、教員だけでなく、教員と一緒に授業を創っていく外部の授業協力者(Creative Team: CT)がいます。学生よりも少し年上であり、また、プロジェクトやワークショップに精通した方がみなさんのロールモデルとして活躍します。
また、みなさんの活躍を見たいという外部の見学者も授業にやってきます。最初は少し慣れないかもしれません。しかし、いずれの見学者もコミュニケーションの専門家ですから、学生の学びを促進する支援をしてくれます。
教員、学生、授業協力者、見学者の四者でこの授業は創っていきます。皆さんよりも年上の方の力を借りながら、みなさんの能力を育成していってください。
* 本講義は、「概論」の位置づけから、グループワークの基礎的な知識や手法を学びます。
到達目標 :
1. 対人コミュニケーションの基礎的要素(話す、聞く)を説明できる
2. グループワークの基本的手法を説明できる
3. グループワークの基本的手法を実践できる
授業計画 :
第 1回(4/10) ガイダンス。概要説明と授業のルール
【モジュール1:自分】
第 2回(4/17) チームビルディング、対人コミュニケーションの手法を学ぶ
「チームを創って話す、聴く、書く」
第 3回(4/24) 聴く、話す
第 4回(5/1) CTと学生とがさらに密接になる
第 5回(5/8) モジュール1の振り返り(Midterm Student Feedback)
第 6回(5/15) 振り返りの分析
【モジュール2:仲間】
チームビルディング、チームビルディングの手法を学ぶ
第 7回(5/22) チームでテーマとワークを設計する
第 8回(5/29) 成果発表
第 9回(6/5) モジュール2の振り返り
【モジュール3:社会】
第10回(6/12) チームビルディング、グループワークの手法を学ぶ
第11回(6/19) チームでテーマ設定する
第12回(6/26) チームでワークを設計する
第13回(7/3) 発表準備
第14回(7/10) 成果発表
第15回(7/17) 授業全体の振り返り
授業外学習の指示(予習、復習、課題等)
1. 時間外に毎週指定のビデオ学習をおこなうことが求められる
2. 時間外に、モジュールのテーマを深めるためにグループで作業する場合には参加してください。
3. 授業外に課題やリサーチに取り組むことがありますので、参加してください。
4. 授業終了後に、見学者や授業担当者などと一緒に授業についての感想を話し合う機会を設けます。
評価方法・評価基準
1.平常点 30%(2点X15回)
2.課題 40%(3点X14回)
3.授業外学習30%(2点X15回)
履修条件・留意点および受講生に対する要望
1. チーム活動を前提とするので、すべての授業に出席すること。
2. グループワークに積極的に参加すること。
3. 見学者や授業協力者(Creative Team:略称CT)が参加する可能性がある。
4. 授業終了後に、授業の感想を話す会があります。希望者はぜひお越しを。
5. 今後の受講生の参考とするためや、学外での紹介のために、授業風景を撮影する。
こんにちは。突然のメール失礼いたします。
京都精華大学マンガ学部キャラクターデザインコース3回生の矢野綾と申します。
同コース教授のすがや先生から紹介していただき、連絡させていただきました。
私は将来、組織を動かしたりアートやサブカルチャーを通じて社会に貢献できる事業を興したいと考えています。しかしミーティングや会議の場で意見を持っていても発言することが苦手という問題を抱えており、先生の授業でなにか解決策を見いだせたらと思っています。
もう授業が始まってしまっていますが、もし余裕があれば見学させていただけませんか?よろしくお願いいたします。
矢野さん、
菅谷さんとも話しました。
是非ご連絡ください。
PCメールに連絡していますので、返事よろしく。