オープン・スペース・テクノロジー(OST)を体験してきました

今週は、有能な若者発発掘週間と勝手に私が自称している。

昨日は、「京都きずなサミット」に行ってきました。ファシリテーションの一つの方法であるOSTという方法論を使った9時間のワークショップがありました。テーマは、京都のまちづくりについて、参加者から議題を自由に募集して、自由に時間設定して、参加者はどの議題に集まって議論をしてもいい、という方式だ。これを初めて知ったのは、Web2.0の生みの親Tim O’reillyが毎年開催しているFOO CampでIT関係者を招いてこの方式で集会を進めているのを知ったからだ。

事前に知り合いはほとんどいなかったのだが、会場に着くと何名かが来ていた。つながりが少しずつずれながらも、数珠つなぎになっているのがとても心地いい。

本来は、三日間かけておこなう方式をあえて9時間に圧縮したために、時間的にタイトであったが、参加費2千円で昼食付き、豪華な町家「ちおん舎」や新風館などの分散施設を使って京都のまちなかを使って、新しい人との出会いができた。社会課題を扱うメンバーらしいネットワークの柔軟さだ。

もっとも、参加者の多くは、既に何か活動している人が多いので、価値観が近い人が多かったようだ。しかし、参加者の偶然の出会いと、アイデアの偶然の出会いが重なって、多人数の集合知を生み出すしくみは画期的だが、内容の質的向上をどのように図っていくのかは、なお改善の余地があるだろう。改善の余地が出てきたことが逆に次への期待をふくらませる。

いずれにせよ、企画と準備をしたメンバーの力量と連携の素晴らしさに敬服した。みなさんは、新しい時代の先駆者だと思う。

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