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カヴィの本名は、Kavi Chongkittavornといい、彼とは大学院時代に同窓でした。彼は、タイ生まれですが、高校時代から国籍を超えた人物で、大学は米国のUCLAで学んでから、神戸大学大学院にやってきました。その時には流ちょうな日本語をしゃべっていた。しかし、タイでジャーナリストになって以来、日本に来ることがほとんどなかったので、日本語がかなり危うい。話す方はまだ大丈夫だが、漢字はほとんど読めなくなっている。今回は、同志社大学メディア研究者の招待で一ヶ月滞在したのだが、帰国間際頃になってようやく日本語を思い出してきたようだ。
タイで新聞The Nation編集者をしているが、それにとどまる人物ではない。UNESCOの松浦事務局長のアドバイザーとして、世界のメディアの自由と権利のための組織主要メンバーとしてパリや海外にも頻繁に出かけるとのこと。海外のジャーナリストとも知り合いがたくさんおり、ロシアやイスラムで迫害されたジャーナリストとも協力しているとのこと。今回日本に滞在中にも、多くの人ともインタビューをしているそうで、朝日新聞主筆の船橋洋一さんとは、二十年前からの知り合いで、今回も話を聞いたとのこと。カヴィは、日本のマスメディアの動向にはかなり懸念しており、世界のメディアの動きとはかなり隔絶した動きをしているとのことで、船橋さんがどこまで努力するかを見守っているとのこと。
こうした世界のメディアの動向を聞くとともに、私は、日本の若者のケータイ文化の隆盛やオタク文化について説明した。若者がPCからケータイに移行して、ツールに囲い込まれた生活をしていることには大変驚いていた。こういうテーマについて、海外で話せば、聴衆は大変興味を持つだろうとのこと。
出町の喫茶店で、彼の話を聞いたので、以下にアップした。