ホワイトバンドや百万ドルのキャンドルナイトを始めたマエキタミヤコさんが精華大にやってきます。二年前に来てもらえるはずが、延び延びになっていたのがようやく実現した。
ecocolo (エココロ) 2007年 10月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: エスプレ
- 発売日: 2007/08/20
- メディア: 雑誌
精華大とつながるきっかけは、以前、精華大生がマエキタさんが代表を務めるサステナという貧困、環境などの社会的課題を広告の視点と結びつけるNGO団体にインターン生として働いていたことからだ。それ以後、学内関係者が関わりながら、私にお鉢が回ってきたのだった。
広告業界では、企業や政府批判に結びつきやすい社会的課題は回避する傾向にあったが、彼女たちはむしろそれに正面から取り組むことで、われわれを取り巻く社会、企業、政府、世界などとの新しい関係を創り出そうとしている。
彼女は、エコロジーを豊かな社会のキーとするための雑誌「ecocolo」にも関わっている。バックナンバーを見ていただければわかるように、マドンナ、オノヨーコ、米倉涼子、宮沢りえ、アル・ゴア元副大統領、桃井かおりなどのそうそうたる顔ぶれが表紙を飾っている。小出版社がこうした表紙を掲げられるのは、彼女の人脈の広さだろう。その意味で新しい潮流である。
学生や教職員にさっそく雑誌のバックナンバーを見せて、講演会に向けた啓発をしている。学外の方もお越しください。詳細は以下です。
社会メディア学科講演会
テーマ:「環境と貧困とマスメディアと国民運動」
市民NGO主導の草の根キャンペーンから見えてきた、
日本という国のボトルネック。
補完するためのコミュニケーション、メディアは、
どのような形になるのか。
講師 : マエキタミヤコさん(サステナ代表)
日時 :10月4日(木) 5限
場所 : L-201
本学までのアクセスは、
連絡先:人文学部教務課(細谷) tel 075-702-5339
講師プロフィール:
1963年東京生まれ。大学卒業後、コピーライター、クリエイティブディレクターとして広告代理店に勤務。97年よりNGOの広告に取り組み、2002年に広告メディアクリエイティブチーム「サステナ」を設立。現在は雑誌『ecocolo(エココロ)』を通じて、エコ意識の拡大に努めるほか、「100万人のキャンドルナイト」「ほっとけない世界のまずしさ〜ホワイトバ ンド」「フードマイレージ」「リスペクト・スリーアール」などのプロジェクトも進行中。