先週末の授業で、Google社の高広 伯彦さんがゲストで来られました。
そこで、わずか1時間で、100名程度の受講生が、この授業広告CM(30秒)を携帯電話の動画撮影機能を使って撮影し、YouTubeにアップすることができるというワークショップを実践してくれました。
要領は簡単です。
「広告表現技法」の30秒CMを作るというプロジェクトで、
- 個人でも、グループでもいいので、企画を考える(30分間)。
- 携帯電話の動画機能だけを使って撮影する。教室外に出て撮影も可能(30分間)。
- 完成したら、携帯メールにこの動画を添付して、送る。
- サーバやファイルの容量によって違ってくるが、早くて10分後にはサイトにアップされている。
サイトは、以下にあります。そこには、実際の作品が掲載されています。
その中から講師は、携帯CM大賞を選びました。その作品は、以下です。シンプルながら、ストレートな表現が評価されました。
講師の石川さんをはじめ、ゲストの朴さんや私は、この授業に大感激しました。つまり、完成された作品が広告制作者側から提示されるのではなく、エンドユーザが短時間で制作した作品が短時間にアップロードされ、サイトにユーザと講師との場の共有が作り上げられたことです。今や、「場のデザイン」「場の力」が最も大切だと思っているからです。
こうした試みをただ傍観しているのではなく、むしろ私も「場」を創り出す側になろうと思って、三日後の火曜日の二つの授業でサイトを作り上げました。
一つは、「国際社会の構造」という多人数の講義科目です。ここでは、「世界に伝えたい自分のメッセージ」がテーマです。
サイトはここです。
もう一つの授業は、基礎演習3です。ただいま今年後期から所属する専門演習選択のために、ゼミのお試し授業をやっています。
その中で、授業中には、「自分の夢を語る」というテーマで、動画をアップし、今週日曜日までに「筒井ゼミを広告する」というテーマで現在動画がアップロードされています。サイトはここです。
二つのサイトには、学生のアイデアに溢れた作品がそろって面白いです。
携帯電話から動画ファイルをアップロードする場合には、うまくアップされる場合とされない場合があります。そこで、私は学生には、送信アドレスをYouTube宛とGmailの私宛アドレスの双方に送るように指示しました。前者にアップされていないファイルだけを私がパソコンからアップすることでうまくいきました。この点はYoutube側の今後の課題でしょう。
短時間で場を創り出すツールは、オンラインにせよ、オフラインにせよ、必要度が大変高いです。皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。