宮津高校で出張講義

最近、高校と縁が深い。市内の公立高校で実施している授業がうまく行っていることもあるが、高校とのつながりはできるだけ欠かさないようにしている。

今日、宮津高校での出張講義に行ってきた。宮津まで車で二時間半くらい。高速道路が整備されているので、日帰りで行ける。少し早めに着いて、市内で食事しようと思ったが、あまりいい店がないので、しかたなく天橋立まで行く。これからは鳥貝のシーズンに入るのだが、走りの季節なので予約が必要とのことであきらめる。天橋立の宮津側から、対岸に足を伸ばして、いろいろ店を物色するが、どうも気の利いた店がない。う〜ん、地元の人が行くおいしい店はどこにあるのだろうかと思っていたら、股のぞきで有名な山に行く大垣ケーブル付近に洋風の店があった。

国道が工事中だったので入りにくかったのだが、入ったらなかなかいい店だった。Webでは載ってないが、海側にテラスがあって、海を眺めながら食事ができる。1977年から夫婦で始めたそうで、地産地消の食材を使い、またコカコーラの看板に凝った造りだった。さらに、この店の(たぶん)子供さんが京都・北大路などにも店を構えているとのこと。

食事の話ばっかりだったが、高校の話もしよう。宮津高校は、かなりレベルの高い高校だ。進路部長が過去の進学実績を見せながら、学校の説明をされたが、生徒もきっちりとあいさつするし、いい伝統を継承していると思う。


授業では、高校生に身近に考えられるテーマであるテレビやメディアの話をした。私のプレゼンは、いつも通り、飛び道具も準備した(でも、あまり笑ってくれなかった)内容であった。1時間の授業終了後には、「学問内容研究」と題して、質疑応答がおこなわれた。最近は、私の方から当てるのではなく、相手が質問するまで待つことにしている。数分間沈黙があったら、一人の生徒が質問してくれた。「社会学という学問分野ではどういうことが学べるのか」と。

私は、学問体系の三分野を図示しながら、社会学の位置とそこで学べる内容について説明した。でも、強調したのは、どの学問分野で何が学べるかを考えることよりも、むしろどういうことに興味があるのかを相談することだということである。そして、最後に、大学のオープンキャンパスには是非出かけてほしいといって終わった。

帰路は、天橋立で智恵の餅を買った。

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