2002年9月と2003年4月の二度の火災によって、有名な飲食店や飲み屋がほぼ被災した。それが次第に復興してきてかつての賑わいを取り戻していた。もっともかつてのちょっと雑然とした風情がうすれたが、そこにある店は相変わらずの賑わいを見せている。
横丁には有名なみずかけ不動さんが立っている。信心が厚いので多くの商売人や観光客が四六時中水をかけているので、体全面が苔だらけになっている。始めて見るとぞっとするが、理由がわかればなるほどと思う。横丁の店は普通の飲み屋や飲食店だが、不動さんを出たそこは一面賑やかしい歓楽街が続く。この落差が大阪らしい。そういえば、大阪・寺町は、名の通りお寺が密集しているが、そこも歓楽街である。
コリアタウンも歩いたが、中華街と比べて、店のバリエーションが少ないのは残念だ。キムチ、肉屋、食糧屋さんでほとんど終わってしまう。ちょっと食べたい総菜や軽食がないのであまりお金を落とすこともない。
いろいろとした顔を持つ大阪の街を歩くことが最近の楽しみの一つになってきた。もちろん、歩くだけで終わらせてくれる街ではないのはご承知のところ。