可能性は果てしない

来年度から、専門演習が二回生前期から始まる。

昨年は後期からだったので、今年の一年生はさぞかしびっくりしただろう。だって、夏休みが終わって、後期に入ったら、それまでは二年生後期から専門演習は始まっていたのが半年前倒しになったのだから。でも、要はその変化を自分のものにする工夫をしましょう。

ということで、教員も半年早まって事であたふたとしている。昨年は、専門演習のデモ講義みたいなことが実施できたのでよかった面もあったと思ったけど、今から思うとあまり変わらないような気がする。選考自体は重要だけど、あくまでもそれは入り口論であって、問題は中身の話しだと思うからだ。

教員との個別面談に慣れていないのかもしれないけど、初めから志望理由とか、自分の興味関心をきっちりと言える学生は少ないねえ。そういう場合には、まず私の方が、研究上の専門とか、ゼミの方針とか、ルールとかを説明してから、学生に話してもらうことにしている。でも、本当はそれは違うように思うけど。

私自身は、大学時代に取り組めることの中で、できるだけ卒業後にもつながることをゼミで実施したいと思っている。その際に迷うのは、学生が現在関心があることを卒業後にその職に就きたいという場合にそれをそのまま勧めても良いのかどうかだ。だって、自分の好きなことを仕事にするのではなく、あくまでも趣味の範囲にとどめておいた方が楽しい、というでしょう。

まあ、こういう場合は、基本的には学生の意思を尊重するが、多くの場合には、そのうち変わっていくので、あえて挑まないことにしている。ただ、困るのは、自分が就きたい職に向けて努力するのではなく、努力自体をしないまま無力感が襲ってきて転換する場合だ。こういうケースが多いので困りものだ。

いすれにしても、皆さんの能力と可能性は計り知れないのであって、努力すれば考えられないほどのことができることを実践してもらいたい。もちろん、私もそれに負けないように努力しますので。

さあ、三月の研究会報告の概要を書かないと。今日が締めきりだ!

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