大阪のまちづくり

いつもと同じ仕事をするのは面白いことは面白いが、ちょっと別のことにも取り組みたくなるのは誰でもある。

なんか仕事頂戴よ! と知りあいに叫んでいたら、さっそくやって来た。

大阪中心部のまちづくり調査である。

大阪赤十字病院跡地の活用計画を考えていたグループが、計画自体は実現しなかったが、その後は付近のまちづくり活動へと継続している運動である。「上町台地からまちを考える会」http://www.geocities.jp/uemachidaichi/である。

大阪城の南、難波宮跡、天王寺七坂、コリアタウン、空堀などを範囲として、大阪市中心部の再生を目指している。会の事務所は、元倉庫を改装して、一階はカフェ、貸し自転車や、おにぎり屋さんがあり、その上が事務所である。畳敷きだが清潔な事務所で、じっくりと話し合い、そのまま付近のお店へと流れていく。

大阪が「坂の町」であり、大阪にも寺町があるとはついぞ知らなかった。はなはだ情けない状態だが、そこはそこは新しいテーマには燃えるタイプなので楽しんで取り組んでいきたい。

京都の町家ブームは、大阪にも波及しているようだ。

ついでに言うと、京都の冬の風物詩に「蒸し寿司」があるが、大阪では既にほとんど廃れてしまったとのこと。

冬に暖かい寿司を食べることは、季節柄理にかなっている。かつての大阪の蒸し寿司はどういうものだったか。それが、現代に読みがあるのにはどのような工夫が必要か。考えれば考えるほど面白い。

では、また面白い人生が進んでいく。

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