グループワークを伴う大規模授業をZoomで可能にするために(2)

今、大学教員の中では、コロナウイルス騒ぎの中で、 4月からの授業がどうなるかが最大の関心事です。

論点は、
1.四月からの開講時期
2.リアル授業ではなく、オンライン授業化
です。

この間、多くの大学の教員から問い合わせを受けています。 一部の大学では完全オンライン授業化に乗り出していますが、 多くの大学はその手前で悩んでいます。
今の段階で、完全オンライン授業化できる大学は ここで一気に知名度を上げることになるでしょう。 でも、大半の大学は、他大学の様子を見ながら、 これまでと同じか、少しずつオンライン化に乗り出すことになります。 東京がロックダウンしそうになっても、こういう状態です。

でも、今は無理と思われていたことも、事態が悪化すると、 それまで無理といっていたことが嘘のように簡単に方針を変えます。 ですから、変更することを想定して動く方が賢明です。


ところで、こんなに混乱した時期以前の3月初めに、 私は、4月からの授業のオンライン授業化が来ると思いましたので、 非常勤講師をしている大学に、 「4月の授業では、いつでもオンライン授業に変えることができますので、 言って下さい」 とお願いしました。 でも、残念ながら、色よい返事は得られませんでした。
確かに、今年までリアル授業が当たり前と思っていたのですから、 すぐにオンライン授業に変えると言っても、多くの方は抵抗します。 そこで、私に限っては、私だけの判断でできる授業は、オンライン化の 準備もしたいと思います。

もちろん、オンライン授業と言っても、どういう条件が必要なのかは、 大学設置基準などで規定されています。大学設置基準 第25条 第1項及び第2項には、60単位まで可能で、以下が規定されています。
① 同時かつ双方向に行われるものであって、かつ、授業を行う教室等以外の教室、研究室又はこれらに準ずる場所(略)において履修させるもの

② 毎回の授業の実施に当たって、指導補助者が教室等以外の場所において学生等に対面することにより、又は当該授業を行う教員若しくは指導補助者が当該授業の終了後すみやかにインターネットその他の適切な方法を利用することにより、設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導を併せ行うものであって、かつ、当該授業に関する学生等の意見の交換の機会が確保されているもの

実際にどういう授業が認められているかどうかは、Q&Aがありますので、参照下さい。「メディアを利用して行う授業」

ここに規定されているのは教員と学生が互いにやりとりしながら学ぶという常識的な内容だと思います。 こういう規定に基づいてやる限りは、オンライン授業は単位として認められます。

ただ、少し気になるのは、 リアルの授業では、大人数であれ小人数であれ、極めて双方向的な授業をされるのですが、Zoomのオンライン 授業になると、とたんに双方向性が少なくなることです。

もちろん、リアル授業をオンライン授業にすることに精一杯ということもわかるのですが、是非も一歩 改善してほしいと思います。

誤解をされているのは、 「リアルの授業は双方向が可能だが、オンラインの授業は双方向ができない」 と思い込んでおられる方がわりとおられます。

リアルとまったく同じことをオンライン授業でしたいと考えるのではなく、 むしろオンラインの特徴を生かす方が大切です。 あのあたりについて、今後述べていきます。

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