新型肺炎拡散に伴うイベント中止を「今後の教訓」に生かすためにー場所にとらわれないと、可能性はある!ー

ここ一週間で、新型肺炎拡散への対応として、2〜3月のイベントが続々中止になっています。この時期に、多数の参加者が集まるイベントを実施することを考えれば、中止にすることはまだましだと思います。

でも、この時期が過ぎた後に、再度同じような災害などが起こった時にも、「やむえなく中止する」とすればそれが一番残念です。一度中止したんですから、これからは中止しないでもやれることはないかと考えることが「教訓を生かす」ことです。

今回のようなウイルス拡散に限らず、台風や地震、豪雨などの災害でも変わりません。要は、通常の教育やビジネスができない事態すべてのケースで教訓を生かすことです。

私から、三年前からZoomを使った大学の授業を実践しつつ、他の企画者の講演会、セミナー、研修などのZoom中継するお手伝いをしてきました。

そこで痛感したのは、確かに教育現場や業務分野にZoomを導入して、距離の離れた場所からオンラインで参加してくれることは確かにありがたいです。しかし、それだと自分のいる場所に外から入ることを認めていることになります。つまりは、授業や仕事しているスペースに、それ以外を呼び込むことになります。われわれがやろうとしていることは、特定の場所から離れないままで外とつながるということです。

でも、そこから更に発展させるとすれば、特定の場所にこだわないできることがあるのだろうかと考えることです。

教育やビジネスは、駅近とか繁華街とかの立地が重要です。大学に来て、特定に教室に行けば、そこで魅力的な授業やゼミに出会える。企業でも、店に来れば、消費者が臨むサービスや物が得られます。

しかし、その立地が意味をなさなくなったら、つまり、特定のスペースから離れた教育やビジネスが行われると考えれば、オンラインの世界とつながる必要があります。オンラインの世界には、そもそも場所という縛りはないので、リアルの世界でどれだけ離れていようとも、オンラインの世界では対等です。

そこで、今回の中止から教訓を得て、以後同じような事態になっても、中止せず実施するためには、特定の場所という制限から自由になり、どこからでも参加できる体制を敷くことです。

主催者が考えておくべきなのは、リアルの世界での開催を想定しているときには、常にオンラインの世界を考えておくことです。ライブで見せたいならばZoom中継がいいでしょうし、リアル店舗であっても、オンラインでの対応も考えておくことです。参加者や関係者が特定の場所に集まるリアルイベントを開催しながら、特定の場所に集まらないでも実施可能なオンラインへの対応を考えておけばいいんです。

災害勃発 → やむなく中止 → 再度、災害勃発 → さらにやむなく中止

という負の連鎖ではなく、

災害勃発 → オンライン開催 → 再度、災害勃発 → オンライン開催

と考えることで、間違いなく新しい未来に向かっていきます。

中止後の世界は、少しの災害にもひるまないという教訓を得ることを願っています。

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  1. ピンバック: オンライン開催は一方向で伝えるのではなく、相互交流の場ですー双方向のコミュニケーションを大切にー | つつい・めでぃあ

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