【課外活動から授業に広げ、全国に挑戦しています】
10月22日大谷高校の授業見学に行かせていただきました。
以前からお世話になっている田村和司先生の紹介で実現しました。見学させていただいたのは、総合学習の一環で特筆すべき活動をしている「国際理解」の授業でした。担当教員は林陽樹先生と田中星朗先生です。
林先生は海外生まれでいまでも家族は海外住まいとのことですが、京都外国語大学で学生時代を過ごされたとのこと。所属したゼミが模擬国連の大会を目指していたとのことで、単なるディベートではなく、テーマに関して与えられた役割に向けてじっくりと調査をし、プレゼンし、話し合うというより能力を問われる内容とのこと。
当初ESSの活動でおこなっていたようですが、実績が評価され、昨年度からは正規の授業となったとのことです。
関西大会を二チームとも通過したようで気持ちが上がっています。現在は、全国大会に向けての準備中です。A,Bチームが、そえぞれインドとインドネシアを担当するので、その調査とプレゼン資料の制作をおこなっていました。当然ながら、交通費などを学校が負担します。
私が驚いたのは、授業開始が4時半からということです。通常だと既に授業が終わっている時間ですが、10数名の生徒(一年生が主体)が集まって熱心に取り組んでいました。5時半になってもまだ終わらないので、先生が生徒に何時まで残って準備するのかと問うと、「8時まで残りたい」とのこと。最終的には7時までとなりましたが、それでも彼らの意欲に敬服です。
生徒が参照している資料を見せてもらいましたが、専門的内容でしたし、生徒が活字に対するアレルギーがないようでした。
少人数での授業であっても、それを評価し、授業に格上げして、さらなる飛躍を目指すという担当教員だけでなく学校側の姿勢も評価されていいと思います。
この授業を開設することになって、これまで担当されていた林先生に加えて田中先生も関わってこられたことで生徒への対応がさらにきめ細かくなったようです。
先生方の思いと、生徒の努力とがうまく結実していくとさらに飛躍していくことでしょう。
ありがとうございました。