【アクティブ・ラーニングの現場:高校編】 【滋賀学園高校】【複数の教員がコラボで取り組むディベート授業】

【授業見学可能】

昨日、滋賀県の私立高校・滋賀学園高校に伺いました。
Nagatoshi Yasui校長のご活躍は以前から拝見していたので是非お伺いしたいと思いました。同じ時に教育コンサル会社の為田裕行さんも見学に来られていました。生徒の学びに徹したいという強い思いをお持ちなのでまさにタイミングが良かったです。

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最初に述べますが、授業見学や生徒の写真撮影はすべて可能です。校長の決断で、ポジティブな連鎖を生み出そうとされています。学校までの交通経路は工夫が必要ですが、それ以上の価値があります。

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授業は、高校一年生の「国際理解」の授業でした。50分授業を2コマ連続で実施し、それを三名の教員が担当するという意欲的な体制を敷いています。
テーマ自体は、今後の海外研修先を追加するとすれば、どの国がいいだろうかということでした。18名の生徒がニューヨーク、ムンバイ、韓国、ミュンヘン、シンガポールをそれぞれ推薦するチームに分かれて、互いに他のチームとディベートでロジカルに競い合う授業です。昨日は、ディベートの進め方の説明と、チーム毎の論拠の調査をおこなっていました。

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一学期の授業でHPの方やゲストが毎回来られていたので、昨日お伺いする時には既に見学者への違和感がほとんどない状態でした。高校一年生で違和感が少ないことはこの授業の成果だと思います。視線が合うとにこっとしてくれる生徒がどれだけいるのかは、どの学校に行ってもやはり気になります。「生徒も見学者がいると不安かも知れないですが、見学者も同じなので!」

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授業は三名の教員が連携しています。生徒に向けたデモを打ち合わせなしで前でおこなったり(しかも、かなり真剣なデモ)、HP社から無償提供されたタブレットの管理をしたり、教員一人ではできない、いや、一人でないからこそ可能な授業を志向されています。
授業負担と授業外業務負担が厳しい中で、どのように工夫するのかで互いの教員の視野が広がります。コラボをすればすぐによくなるというわけではないですが、教員間の連携、教科間の連携、外部との連携がつながることで、特徴付けることができます。

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為田さんからの指摘としては、この授業が何をゴールにするのかで今後が大きく変わってくるということがあります。プレゼンなのか、ディベートなのか、それとも他のことなのかが教員の中でどのようなゴールを求めるのかと連動しています。

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来年度に向けての先行的な試みとして、生徒が何を身につけるのかが楽しみです。実は海外に目を向けながらも、最終的には生徒自身の(ほんのささいなことであっても)ニーズに向けられるかどうかがマイ・プログラムの基本です。
また、お伺いしたいと思います。

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