先日、他大学で一緒に報告した大島弥生さんから献本してもらった。
彼女の講義実践報告を聞いているだけで、彼女が他の担当者と一緒に密接な議論をして、ピアレスポンスという方法論に裏付けられた講義をされていることがよくわかった。そのテキストを読んで改めてその意を強くした。
構成は以下である。
- 講義のねらい
- レポートの形式
- アイデアのまとめかた
- 構想のまとめ方
- テーマの絞り込み
- 文章の組み立て
- パラグラフ作成
- 本文作成
- 引用の方法
- 発表の方法
- 学んだことの振り返り
最後の課題シートまで添付されていて、至れり尽くせりの内容である。
私はこれを来年度の講義で使おうと思っていたので、これで安心だ。
私の『言語表現ことはじめ』は、FDや講義開設にあたっての必読書で、大島さんの本は講義担当者にとっての必読書である。二冊まとめて揃えると、これで鬼に金棒である。