【新型肺炎が蔓延する時期に、イベントを開催するためには、オンライン開催しかありません】

2月15日Facebookタイムラインに、リアル会場の主催イベントは中止か、オンライン開催に切り替える。主催でない企画の場合には、リアル開催からオンライン開催への移行を進める、と述べました。

企業や大学、学校、イベント主催者も、リアル開催はやめて、オンライン開催に切り替えるケースが続出し、私の方にもかなり問い合わせがあります。過去3年間、リアルのイベントや授業をオンライン中継してきたノウハウが少しでもお困りの方に役立てればと思います。


リアル会場でのイベントの良さは、ゲストや主催者、参加者とできるだけ近づいて話ができることです。しかし、新型肺炎の蔓延は、それを遮断することしかとめられません。


ここで、主催者、責任者が考えるのは、リアル会場での良さを残しつつ、オンラインも導入したいという方が割とおられます。
つまり、リアル会場開催を小規模にして、オンライン参加も導入するという方法です。
危機対策として特別予算を組むので、いくらでも経費を出すところならばそれでもいいですが、新型肺炎の蔓延の危険性は残ります。

一般に、
1)リアル会場での開催、
2)部分的にリアル会場での開催、
3)オンライン開催
の三つを考えると、
コスト的には、2)が一番かかります。リアル会場経費にオンライン経費の上乗せです。
次が、1)リアル会場経費です。

もっともコストがかからないのが、
3)オンライン開催
です。
理由は、交通費、宿泊費、物資輸送費などがかからないからです。
その代わり、テクニカルサポートの人件費がかかっても、交通費、宿泊費などがかかりません。

もちろん、事情はいろいろあって、こうならない場合もあります。
たとえば、学校での授業をやめて、生徒は自宅からオンラインで授業に入る場合、生徒に端末を準備しないといけないという学校もありますが、スマートフォンを使えばいいんです。
「いや、スマホの使用は禁止されている」と言われますが、これは、学校側がそういう規則を作っていることこそが間違っています。
「窓口や営業など出勤しないと仕事できない部門がある」と言われますが、オンラインに変えるビジネスにすれば、出勤不要です。

看護士さんや介護士さんなど対人援助職の方は難しい、という意見もありますが、その業務でもオンラインでできることを考えれば良いことです。

以前、大学改革で著名な方の会議に出た時に、私がオンラインを活用した高大連携プロジェクトを説明したら、

「かといっても、やはりオンラインよりはリアルの方がいいですね。リアルだと直接話した気がするから」と言われて、あきれたことがあります。

オンラインに比べてのリアルの特徴は身体性があることです。ですから、オンラインが身体性に欠けることを取り上げて否定するのはどうかしています。

それを言うならば、遠隔地の人との話しができないリアルは、「遠隔地の人と話しできないから、やはりオンラインだよね」というのと一緒です。

私は、オンライン中継に携わっていますが、むしろそれだからこそリアルでのコミュニケーションを大切にしています。

私が言いたいのは、リアルだけに固執するのではなく、なんらかオンライン開催の可能性を考慮しないと行けない時代です。

でも、新型肺炎の危険性もなく、コスト的にもはるかにやすい、オンライン開催は、これからの時代を切り開きます。

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1/29 京都工繊大の授業終了。学生は、自分で授業を創れます!

昨日、工繊大の授業が終わりました。最後だからというわけでもないと思いますが、見学者16名と過去最高の数で、11月にゲスト講師で来てくれた坂木茜音さんもZoomで参加してくれて、教室一杯の学生、見学者、ボランティアでした。

当日は、授業最終日ですが、学生グループの発表と全体の振り返りをおこないました。
学生グループの発表は、「公園を作ろうという」テーマで、40分間の授業でした。授業の詳細は、見学に来てくれた細見幸市さんがきれいにまとめてくださっています。それを引用させて頂きます。


私がずっと参加させてもらっていたチームの授業の発表
(奈津子ちゃん、かなこちゃん、三ツ村くん、深瀬くん、関口君 と明星高校1年 木下 湧斗 (上善湧斗)くん、細見 の 7名)
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● 公園をつろう (40分)
~自然からみる遊具のあり方~
① 現在 の 遊具:(基本)用途が一つに決められている
② 世界 の 遊具: 用途を考えて自由に遊べる
③ 空間デザインの 遊具 : 用途が限られていない
キーポイントは『自然・曲線・有機的』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▶お題 : もしも今、タイムふろしきで 子供になったら どんな公園で遊びたい?
『用途の決まっていない「遊具」をつくり、フィールド( 土(砂場ほか)・木(林や森)・水(池や湖)のエリア )に配置』
● ルール(条件)
① 紙粘土でつくる
② 与えられた 要素カード に添ってつくる
③ 要素カードは 他のチームと交渉して、交換をお願いするのも可能
④ 1分間で 各グループのデザインのポイントをプレゼンする
⑤ 制限時間25分
グループで、大きいものを一つでも、小さいものを複数つくって配置しても良し
最後に、各チームで票を入れ合い、優勝チームには『個々に 本わらび餅』を!
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で、5チームが以下のテーマ(要素カード)に添って作業を。
● 苔(こけ)+ すべる
● 珊瑚(さんご)+ かくれる
● 岩(いわ)のぼる + おりる
● 川(かわ)わたる + ぶらさがる
● 氷(こおり)ふむ + ころがる
各チームには、オブザーバー(見学者)が参加し、 学生さんたちと一緒 に「あーでもない、こーでもない」と 話し合いながら 作品を作り上げる。本当に皆さん、笑顔で『かみ粘土』で楽しそうに作品を作っていました。

見学者には、小さな子供さんもいたり、社会人の方もおられたのですが、紙粘土を使ったワークは誰でも楽しく取り組める点で素晴らしかったです。実は、学生グループのテーマは聞いていましたが、実際にどんな授業をするのかはまったく知らなかったので、新鮮でした。

中には、学生に授業時間を委ねるにしても、学生が何をするのかを教師が知らないのをいぶかる方もおられるでしょう。でも、もし教師が学生のやることを事前に知っていたら、教師はどうしますか? 教師は、学生のやることに意見してしまわないですか? 私の授業では、教師にはあえて学生の発表内容を知らせず、本番で初めて知ることにしています。実は、かなりヒヤヒヤなんですが、でも、学生はきっとやってくれる、と強く思っていると、必ずやってくれます。学生や授業ボランティアへの信頼感というか、事前に知らないことによって、学生自身の主体性が確保できます。

それにしても、今回の学生の授業は素晴らしかったです。この内容はとても私にはできないですし、誰もが楽しめる点で、何十年も教師をやってる私にとっても衝撃でした。この学生から来年度前期リーダーシップ基礎1のSA(Student Assistant)が何名か生まれてくるのが楽しみです。

そもそもは、「大学の授業を一緒に創りませんか?」という呼びかけに応えてくれた二名の授業ボランティア(西森寛さんと安田圭佑さん)は、互いにかなり違ったパーソナリティーながらも、その違いから生まれてきた役割分担がうまく機能していました。アイデア出しに優れた安田さんがきっかけを提案してくれて、西森さんがそれを授業で実施できるように落とし込んでくれたことは、新しい連携の仕方だと思いました。いずれも実力のある方なので、その良さを体現してくれましたことに感謝したいです。その結果ですが、学生の変容がすごく大きかったと思います。

この授業に関わった授業ボランティアと私は、3月18日に京都大学で開催される「大学教育研究フォーラム」でポスター発表します。どうぞご覧下さい。

教師と授業ボランティアの関係について、見学者の方が質問が出ていましたので、私の意見を書きます。

授業担当者としての最終責任は教師にあります。これは、大学設置基準に「授業担当者は教授(非常勤含む)とする」という規定があるので、それに則っています。ただ、この法律には、教授以外の人が関わってはいけないという規定はありませんので、受講生などが授業進行してもおかしくありません。授業ボランティアを募集はそれにしたがっています。教員と授業ボランティアとは、最初は一緒に取り組んでいきますが、徐々に後者だけで進行できるようにしていきます。授業ボランティアが教員の補佐から、学生の学びの同伴者になる過程は、年ごとに違います。

授業時間90分間で教員が登壇できるのは授業当初と最後の10分間以内と決めているので、80分間はボランティアが中心になって運営しています。ボランティアの進行中には、教員から学生に直接伝えることはありません。必ずボランティアに意見を伝えますが、それを学生に伝えるかどうかはボランティアの判断を尊重します。教師がボランティアをどこまで尊重するのかは、ここが岐路だと思います。

実は、多くの教員は、責任が自分にあるならば、すべて自分でやらなければならないという固定観念がありますが、私はボランティア中心にしても、自分の責任は十分にまっとうできています。要は、教員の個人の自制心でおこなうのではなく、制度として10分間という制限を決めておけば、それまでに終わらざるを得なくなるということです。

専任教員だった2013年から、ボランティア中心の授業をおこなっていますが、専任教員か非常勤講師かの違いはあっても、あまり変わらないです。それよりも、どんなボランティアが来るのかによって、ある時はメンバーの連携がうまく行く時も、そうでない時もあります。しかし、たとえうまくいかなかった時であっても、教師がそれに介入することはありません。ここのメンバーの善し悪しを決めるのは教師の仕事ではないので、ボランティア同士の関係は、ボランティア内で対応してもらっています。誰に対してもフラットな対応がこの仕組みの支えとなっています。

最後に、今年の見学者は実に多様でした。見学者の募集は、三年前から、教師ではなく、ボランティアの方にお願いしているので、ボランティアにとって見学者がいる方がいいと思った時には数が増えてきます。

以前からタイミングが合えば来ていただいている方がおられることが強みですが、今年の特徴は、あまり強いつながりがなくても頻繁に来て頂いたこともあったことです。また、たままた教師に連れられて大阪からやって来た高校生が学生チームと混ざって授業計画を練っていたことには驚きましたし、親とは葛藤を抱えつつも、授業に来てくれた中学生がゲスト講師の話に魅せられたことはいい経験でした。

最終日の1月29日には、16名というかつてない数の見学者に来て頂き、学生チームのワークに一緒に参加してくれたことです。

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【1/8から大学の授業をZoom中継します! 大谷大学・京都工繊大】

今週から授業再開です。

残りは、
1月8日、15日、22日、29日(工繊大だけ)
です。

学生の発表は、
15日だけ(大谷大学)、
15,22日(京都工繊大)
です。

Zoom中継しますので、遠方の方もオンライン参加可能です。
参加される方に、個別に、Zoom URLお知らせします。
ただし、大谷大学の授業は、前の時間との交替時間が10分間しかないので、中継も最小限の設定になります。

もちろん、授業見学者も大歓迎ですので、事前にコメント頂けるとありがたいです。

1月8,15,22、29日 水曜日 
1)大谷大学「大学の学びを知る」
講師   筒井洋一
ボランティア 田井中麻美、大松有香、西村奈美さん
午前10時40分〜12時10分
大谷大学慶聞館(きょうもんかん)K402
 地下鉄「北大路」駅下車すぐ

2)京都工芸繊維大学「リーダーシップ基礎2」
日時  午後5時50分〜7時20分
場 所 京都工芸繊維大学 東3号館(旧ノートルダム館)2階 K201号教室
講 師    筒井 洋一
ボランティア 西森 寛・安田 圭佑さん
まとめの授業
<アクセス>
交通アクセス
https://www.kit.ac.jp/uni_index/access/
キャンパスマップ
https://www.kit.ac.jp/uni_index/campus-map/

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【いよいよ明日、雑誌PROTOTYPE発売!】10月から3ヶ月で雑誌を創るプロジェクトに関わっていました。その雑誌が明日発売です。

天狼院書店が企画するゼミの卒業生から、選りすぐったメンバーが集まり、毎週、YOUTUBE LIVEで編集会議をして、ようやく完成です。大人の働き方を考える企画で、9月の「ティール・ジャーニー・キャンパス」で大活躍した、ティールエバンジェリストの大森 雄貴 (Yuki Omori)SANNへのインタビュー記事を書きました。

表紙の写真を見てわかるようにレイアウトがめちゃくちゃかっこいいし、執筆者の記事もえーととこ着いていますよ。
雑誌告知を兼ねた記事を書きましたよ。以下がそれです。
『ひとり編集者からみんな編集者の時代へ —先読み好きなおじさま、おねえ様達は、見た— 』

編集者と著者が別れる時代ではないし、新しい編集の試みが結果的に作品のクオリティーを上げる、という私の信念を気楽に書いています。
以下の記事を読んで興味が沸いたら、是非一番下にある雑誌購入ページにお進みください。
執筆者同士で、どの執筆者の記事から雑誌が売れるかという競争をしています(インセンティブなし)。売り切れても重版なしなので、お早めに購入下さい。
競争から共創が生まれるチャンスです。

ここにお越し下さい。

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LLL1月例会《ブックカフェ&コミュニティ・スペース》を創るという生活 —移住者の新しい生き方—

SNSやネットメディアが日常生活に深く関わるようになってから、格段にテキストに触れ、読む機会が増えたのは事実ですが、紙に印刷された本に愛着を抱き、本を身近に感じている方もたくさんいます。
もちろん、どちらがいいのか正解か、ではなく、どちらも上手に生かしながら、どのように暮らしていけるのか?

東京で35年間、出版の仕事をしていた60歳が京都に移り住んで新しい生活をはじめています。もちろん、東京でやっていた仕事も、オンラインを使って、京都にいながら支障なく継続しています。

その一方で、京都の住まい(兼会社のオフィス)の一部を開放して、かつてはどこにでもあった多彩多様(いろん)な人達が気軽に集う場をつくりたい。そこをブックカフェ&コミュニティ・スペースにしたいという思いが強くありました。

こうした思いを一つの形にしている話を聞きながら、参加者のみなさんがどういう行き方を生み出すのかを考えましょう。

佐久間さんのインタビュー記事
https://lifeshiftjapan.jp/interview/2098/?fbclid=IwAR3TBvylW-05_Mf9f9G0hAlfXwbTMXQYMOshui7FQrIq_bamuCBwXKSrWJE

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参加の場合には、以下から必要事項を記入することで完了です。
http://num.to/1500-0649-9002
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▼ この例会は、こんな方に向いています
今ある生き方から次の生き方(ライフシフト)を考えている
コミュニティづくりに興味がある
現在住んでいるところからの移住を考えている
文化のパーセプションギャップに関心がある
個人そのもの(人じたい)がコンテンツだと考えている
世代間を通したコミュニケーションに関心がある
変化が好きで想定外なことに心躍る

▼ 講師プロフィール: 佐久間憲一さん
株式会社牧野出版 代表取締役
東京都出身、京都市在住、62歳。大学卒業後、1982年4月に新潮社に入社し、写真週刊誌「FOCUS」編集部から始まり書籍編集に従事。2001年6月退社。バジリコ株式会社の常務取締役。2002年9月に退社し、10月からポプラ社でポプラビーチ編集室を立ち上げ室長となる。2004年牧野出版株式会社を買収し、代表取締役に就任する。2017年、60歳のときに妻と共に京都へ移住。同時に、役員1名と経理担当だけを東京に配置し、事業拠点を京都に移して企画編集から庶務、雑務一般までを一人でこなす。京町家を改修した建物の2階を住居・1階をオフィスにした「職住隣接」生活を送る。

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参加の場合には、以下から必要事項を記入することで完了です。
http://num.to/1500-0649-9002
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▼日時
 1月18日(土)(12:30 受付開始) 13:00~17:00
▼会場
西川ローズ 寝装館 北山店
  京都市左京区下鴨南野々神町1-13
https://goo.gl/maps/XhoDfWLRc3L2
 地下鉄烏丸線「北山駅」(1番出口)下車数分
▼参加費
 一般   2,500円
 学生    2,000円
参加費は当日会場でお支払い下さい。

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関西でも自宅からイベントに参加できる機会が増えてきました。Zoom中継は、「いまここ」を広げます!

9月東京でおこなわれた「Teal Journey Conference」でZoom中継を担当しましたが、「500名規模の大会でオンライン参加が可能になるとはつくづく時代が変わったと思いました。

だって、会場に行かなくては話が聞けない人がオンラインから聞けてしまうんですよ!

昨年ビジネス書第一位になった『ティール組織』著者が来日講演し、国内のティール最先端の経営者や専門家が一同に集まるのですから、贅沢な集まりです。それが遠隔地から聞けてしまうのですから、革命的な出来事でした。

その後も、サイボウズや自然(自然)経営研究会などが主催イベントにオンライン参加できるようにZoom中継をし始めて、何回かサポートして来ました。この種の仕組みは、圧倒的に東京のニーズがあるので、関西からもオンラインサポートしてきました。

ただ、関西でも広がっていくかというと、まだ時差がありました。昨年9月に国際ファシリテーター連盟アジア大会が大阪で開催され、かなり大規模にZoom中継の大部分を私が担当しましたが、そこに参加していたファシリテーターは中継へのねぎらいはあっても自分のイベントへの導入まではいきませんでした。

今年に入って、関西でも少しずつ広がってきた感じはします。7月の植松努さんが同志社大学で講演会をされたのは、まさにZoom中継だからこそ可能になりました。

でも、Zoom中継というと技術面の話になりかねませんが、違うんです。

テクニカルサポートの私は技術面を完璧に整えますが、むしろ主催者や講師は技術面ではなく、伝えたい相手のことを考えて欲しいのです。

この技術によって何が可能になったかというと、会場の参加者だけでなく、オンライン参加者も加わったということです。会場の参加者とは、目前で見える参加者です。普通の講師はここにしか興味がありません。

ですが、Zoom中継担当者は、オンライン参加者のことを絶えず考えています。オンライン参加者は目前にはいないし、見えない参加者です。Zoom中継によって、見えない参加者もが見えるようになりました。

「見えない人が見えるようになった!」

これがZoom中継の核心です。確かに会場参加者は大切ですが、見えない参加者であるオンライン参加者にまで視野を広げることができれば、「いまここにある」ことが一気に広がります。まさにリアルとオンラインとが、「いまここ」で融合することができます。

「いまここ」をZoom中継によって、関西で広げるお手伝いができれば光栄です。

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小学二年生にめちゃくちゃ大歓迎される!12/6守口市立小学校同士とのオンライン学校交流

11月25日守口市立の小学校ともう一つの小学校とのオンライン学校交流を側面サポートしました。この時も生徒達は興味津々で、ハイタッチしたり、抱きついてきたり、初めてとは思えないくらいの歓迎だったが、昨日はもっとすごかった。

担任の先生がまだいない教室に入ったら、先日、Zoomで私の顔を見たらしく、どんどん近づいてくれる。Zoomの立ち上げをしようとパソコンを開いて、アプリを立ち上げるのだが、その周辺には、生徒達が群がって、まったく操作ができない。

それでも、少し離れたところにいる生徒に、三脚とカメラの設置を頼むときっちりやってくれた。しかも、丁寧に挨拶をして来る。カメラに顔が写ると、再度、画面に群がってきて、操作しようにも私は何も見えない。

そうこうしているうちに、担任の先生がやって来られて、ようやく少し収まった。

確かに始業時間も近づいているので、そろそろ準備完了しないと行けないのだが、こんなに歓迎されることは大学の授業ではまったくない。

さすがに授業が始まると、前を向き、真剣に授業に向かっているのは担任の進め方のうまさだが、個人的にはずっと黒山の人だかりの中で授業ができれば、極楽だった。

小学校という未知の世界だが、そこには学びたいという生徒達の意欲が現れていたのだった。

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【揺さぶり(大谷大学)とカオス(京都工繊大)の授業から、ポイが始まります】

毎週の事ながら、授業の翌朝は快適です。飲み過ぎにもかかわらず、心地がいい。

午前中の大谷大学の授業は、ボランティアの田井中麻美さんの義理の妹の南志保さんが来られて、シアターゲームをしました。彼女は、子供の時から演劇にあこがれて、役者を養成することを仕事にしました。吉本と契約していて、子役の養成所講師や芸人の役作りにも携わっておられるとのこと。

その日も、小学校ではなく、大学に通学してくれる小学生も参加してくれました。パチパチ! 

人間はほんの少しの揺さぶりでどんどん変わっていくことを体験しました。

両隣が教室なので、大きな声が出ないワークだけを取り組んでもらいましたが、非常に単純なワークを徐々にレベルを上げていくと、学生はどんどんその実現に尽力します。やらされるのではなく、自分でやり切りたいという気持が生まれてきます。見事なもんです。

一人だけではできても、チームでやると他の人の反応も考えながらやらなくてはいけない。そこが難しい。これが不得意な人もいますが、楽しさの中でそれを少しずつ経験することが大切だと思いました。

94歳母は本日欠席でしたが、代わりに小学生が来てくれてそれ以外には、ワークアカデミーの方が来られました。NPOで取り組んでおられる探究活動を学生に知ってもらいたいとのことでしたが、結果的にワークにも入ってもらいました。こういうことがすぐにできるのがさすがに教育関係者らしいです。

この日は、ボランティアの方を昼食に招待する日でした。近くのけやきカフェに行きましたが、ワークアカデミーの方や志保さんなども来てくれました。そこで知ったのですが、ワークアカデミーさんから勧められた、「SDGs探究AWARDS2019」に授業のチーム毎に応募するとのこと。ボランティア三名がこれを決めたとのことで、あまりの早さに感激です。これで、チーム発表を授業でする後に、このコンテストに応募することにするそうです。

夕方は、工繊大で授業です。ボランティア二名は本当にいつも攻めまくります。

見学には、細見さんと橋本さんが来られました。いずれも授業で何をするのかわからないまま来られたのですが、授業を後ろから見るのではなく、学生チームに入ってもらって、一緒に悩んでもらうことがお好きな方ばかりなので助かりました。

12月18日からは、学生がチームに分かれて、ボランティアが準備することはほぼなくなります。その直前の一番大切な時期です。あえてそこに問いかけました。

チームの意見をまとめることと、チームの意識を一つにすること、いずれが大切かを話し合いました。でも、こういう選択肢は、考えたことのない学生には実感がないので、意見を決めかねていました。結局前者になり、そこでの違和感や今考えられることを出し合って終わりました。

日頃、教師から枠組みとゴールを示された思考になれている学生にとっては強烈な違和感を抱いたと思います。でも、終了後話したのですが、それは学生が悪いのではなく、ボランティアも学生も互いにカオスの世界に飛び込むにあたっての信頼感を求めているのだと思いました。心理的安全性です。

終了後には、細貝さんお手製のわらび餅と橋本さんが持参して頂いたお菓子に学生が飛びつきました。

この授業の特徴ですが、7時20分に授業が終わっても、学生はなかなか帰らず、ボランティアや見学者の方とかなり密な議論をしています。授業で解消・解決できなかったことを述べながら、次の一歩をどうすればいいのかを考える場となります。

まさに「授業は終わった時から始まる」です。

来週は、いよいよこれまでの授業の振り返りの時間です。毎週学生が書いてきた振り返りの文章を見たり、実際にどうだったのか、学生はどこまで変化したのかについて、90分間振り返ります。

終了後には、近くの食堂で続きをみっちりやります。

見学および夕食をご一緒にできる方是非お越し下さい。

追記 ポイとはなんですか? という質問がでますが、ポイとは、これ以後は、教師もボランティアの枠組みもなくなったので、学生自身が枠組み創って頑張ってね、という意味です。

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【はじめての哲学カフェ】


イベント告知ではなく、私が哲学カフェに参加したのが2007~8年頃でした。本日、主催者と出会った当時を思い出しました。


「哲学カフェ」流行の最近とは違って、私を含めて、「それはなに?」という感じでした
主催者がなぜ開催したのかを尋ねたところ、知り合いから頼まれたので、5年間やったとのこと。


話し合いのルールを説明後、問題提起者として私が出たのだが何を話したのかはまったく覚えてなかった。ほとんどの参加者は、6,70歳代なので、私がゲストで話すときに資料を渡すとそちらに注意が移りそうだった。そこで、準備資料は、終了後渡すことにした、参加者に聞いて頂き、その後、質疑応答をおこなった。


その後、3名グループに分かれて話し合ってもらう問をゲストの私から出したのだが、たぶん、「自分の宝物は何か?」だったと思う。
でも、このカフェで重要なのは私の話でもなく、問いでもなく、グループに分かれた時の参加者の話しにあった。


ゲストの私も入って三名グループを作ったのだが、私以外は60歳代後半の女性と、70歳代の男性だった。彼らの話がとんでもなく面白かった。


60歳代後半の女性の宝物は、東京の大学生時代の本だった。学生時代に、いろいろの大学の学生が集まって、読書会をしていたとのこと。じっくり話し合って、次回は、ボーボワールの『第二の性』にすることを決めた後、自分が通っていた日仏会館にたまたま寄ってみたところ、黒山の人垣ができていた。そこをかき分けて、建物に近寄ると、なんとボーボワール本人がそこにいた。あまりの感激に、自分が持っていたボーボワールの著書に、習っていたフランス語でサインをお願いして書いたもらった。その本が彼女にとっての宝物とのことだった。たまたま持っていたボーボワールの本に、たまたま寄った日仏会館でサインをもらえたことが今でも残っているという歴史を感じさせた。

70歳代の男性はいかにも職人出の木訥(ぼくとつ)な方だった。彼は戦争中の学徒動員の話をしてくれた。

確か小学校か中学校の頃、空襲に被害を押さえるために、1944年7月から、京都市内では住居の強制疎開が行われた。男性が住んでいた堀川通り沿いの店&住居も強制立ち退きとなった。なんとか近くの知り合い宅に間借りできたそうで、その後、学徒動員で愛知県知多半島の零戦の工場で働いていたとのこと。

12月7日に、愛知・静岡・三重県を襲った東南海地震に遭遇したとのこと。当時の報道管制で地震の被害も知らされず、現地への救援も行われなかった。この男性も工場で被災し、がれきの下になって動けない状態だった。しかも、誰も助けに来ないので、なんとかしてはいだして、何里も離れた寮まで自力で戻ったとのこと。

男性の話を聞いて、以前聞いていた戦争中の地震の被災者で、生き残りが面前にいることに大きな衝撃を受けた。この男性はまさに歴史の生き証人だった。

これらの女性も男性も、自分にとっては重要な記憶であっても、私が問わなければ、わざわざ他人に話す必要もないと思っていた。本人にとってはそこまで重要と思わなくても、他の人から見ると実に重要な話しだった。

正直言うと、哲学カフェは大したことないと思っていたが、年輩の方々がてらいもなく重要な話しを話された様子を見て、自分を恥じた。20年そこそこの人生を生きた若者とは異なる、実に深い人生を聞けた体験だった。

こういった場を創ることによって初めて出てくる偶発性は侮れないと思う。哲学カフェは昨今流行だが、私がこんなに早く体験していたことに驚いた。同時に、今の時代だからこそ哲学カフェは重要になってきたのである。

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昔の授業ボランティアが見学に来てくれました(大谷大)、あえてカオスを創り出す(工繊大)

授業翌朝はやはり気持ちいい。ドキドキする気持がまだ続いています。

大谷大学の授業には、なんと2013年授業ボランティアの滋野正道さんと2016年の岡和寛さんが見学に来てくれました。こうしてかつてのボランティア経験者が未だに見に来てくれることがとてもありがたい。

前例を踏襲してもらいたくないから、今のボランティアのみなさんには、過去の事例をお話ししません。。しかし、経験者と話すのはとても意味がありますので、自由に話してもらっています。

もちろん、「以前はもっと大変だった」という正直な感想をお伝え頂けるのはさらに光栄なことだ。その意味で、初めて授業ボランティアを募集し、常時授業をオープンにした2013年の体験は強烈だった。

当時、これまで一度もやったことのない授業ボランティアと一緒に授業を創るという理想の一方で、それに対する恐怖感を感じて、結果的にはボランティアの方に自分の意見を押しつけることになってしまったことは心から申し訳ないと思っています。

2016年の岡さんも当時の苦しさの一方で、今回リラックスして参加されたことで少し安堵しました。

授業自体は、西村奈美さんが担当し、まず、学長にインタビューしてきたことを話されました。「無知は罪か」という大学の広報メッセージについて話し合ったことを伝えられました。大学にいると学長にインタビューを実現するのはかなり難しいものですが、彼らの熱意が動かしました。

母は、本を読んでいました。

夕方の、工繊大の授業は、さらに攻めています! あえて、カオスを創りだしています。

ボランティアの方が、あえて、学生同士の「ぶつかりあい」を体験するワークをやりました。これまで学生は、自分自身を語り、仲間とつながるワークで順調し変化してきたところに、あえて違和感が起こり、場合によれば、学生同士のいさかいになりかねない状況をあえて作り出しました。

今後、一緒に授業を創るメンバーを選び取ることを、専門や以前からの友達ではなく、本当に必要な人材を獲得するというワークです。見ていてヒヤヒヤしました。

結局は、すっきりしないまま終わったのですが、それだからこそ「どういう目的のために、どういうことをしてほしい仲間と一緒に取り組むということを考えることになりました。

この切り込み方は、攻めてる。確かに攻めています。

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