昨年まで、キャリアデザインの授業を一緒に創っていた千葉順さんが
以前授業でワークスタイルトランプゲームをやってみたので、私一人で試してみました。
受講生が20名くらい(人文学部、マンガ学部、芸術学部の3年生が中心)だったので、チームを三つに分けて、最初は、チーム内での働き方についての共通する価値観を見いだすワークをしました。2コマ続きの授業だったので、1コマ目は、チームの価値観を選び出し、2コマ目は、個人の価値観を選びました。
【チームの価値観】
最初は、ペアでトランプから自分の働き方として必要なカードを10枚選んでもらいました。一人が読み上げ、もう一人が自分のカードを10枚選ぶということを交代でしました。自分で選んだカードをポストイットに書き出しておいてから、メンバーが自分のポストイットを出して、そこから共通するカードを選び出してから、徐々にメンバーが優先するカードを選んでいき、10枚に絞っていきました。
ポストイットを使うのは、マニュアルではないのですが、6名全員にカードを渡すと、6セットいるのに対して、ポストイットを使うと、2〜3セットで十分でした。
チームで10枚を選ぶ場合、自分の価値観とメンバー全員の価値観とをどう折り合わせるのかが大切なのですが、根拠のある理由をどう納得してもらうのかでかなり話し合っていました。
10枚程度が決まった段階で、今度は、チーム名と10枚を象徴する「ワンフレーズ」を決めました。チームの10枚をポストイットで、ホワイトボードに縦に並べて、一人が10枚に決めた理由と、ワンフレーズにした理由を説明して、他チームからそれについての質疑応答をおこなって終了しました。ゲーム時間は、約1時間でした。
【個人の価値観】
休憩後、今度は個人ワークに移りました。
自分の選んだ10枚のポストイットをカードの数字と種類に当てはめて、種類毎の枚数と数字を見ました。以後は、マニュアル通りの、大企業—ベンチャー軸と、生活重視—仕事重視軸の中で、自分の価値観がどこに位置するのかを調べました。
その後、カードで選ばれた価値観と、それ以前に自分が考えている価値観との異動について個人で考えた後、それをチームで披露しました。
チームビルディングと、個人の価値観の双方にも使える大変簡便なツールです。
別の授業でも、使ってみようと思います。