今週月曜日に、メディアフォーラムでカンボジアで日本紹介ラジオ番組を作っておられる門倉さんが話された。カンボジア語も話せないのに、興味を持ったら、現地に行ってしまい、そこでボランティア活動をした。
初めは、現地に役立つこととして、選挙監視活動や子供に対する支援をしていたが、それらの課題の大きさに行き詰まった。その時、現地の人が、日本のことを知りたいことがわかり、日本紹介番組を始めることになった。人材、資金、政府の許可など障害もあったが、なんとか継続して今日に至っているとのこと。
日本国内で日本や地域の話題をテーマにした番組を作っても、よほどのことがない限り、聞いてくれない。しかし、日本の情報が少なく、日本に対する興味のある国だと、聞いてくれる。こうしたことを発見したことが重要だ。
しかも、これを主催する門倉さんは、英語は達者だが、カンボジア語は不十分とのことで、その意味では現地の人に伝える言葉を持っていない。しかし、協力者を得て、現在は日本から毎週番組素材を現地に送って、放送を続けているとのこと。
門倉さんを呼んでくれたのは、難民ナウの宗田さんである。難民ナウは、難民問題ではそれなりに知名度があるが、海外から直接のコンタクトを得ることはしていない。今回のラジオ番組をきっかけに難民ナウがさらに新しい飛躍をすることと思う。それに対して、私も協力しようと思う。
若者は、国境をすいっと越えてしまう。そして、誰もができないことをいとも簡単にやってしまう。いい話だった。